親戚のおじさんと? in 尾瀬戸倉(2014.03.10)

「父、10日は2人きり?」
「いやいや。部長が行くよ」
「あ〜部ッ長さんね」
「なんだよ?」
「いや〜レストランで何か言われちゃうんじゃないかな…」
「あ〜言われるよ『親戚のおじさん?』」
「あはははははは。間違いない」
「時間はいつも通りだから」
「ラジャー」

本日の登場人物

部長。「無理やり休みました」「あ〜申し訳ない」

娘。「ますます楽しくなってきた」「結構だね」

私。「今日こそパフパフ」「頼む」

「よう、部長。おはよう」
「おはようございます。意外に車が込んでました」
「10日だからね」
「あ〜そうですね。5、10日ですか」
「じゃあ行ってみる?早めに。まだ雪が残っているかもしれないから」

「あ〜やっぱり時間かかりましたね」
「それは想定内だから。しかも、これから入念なる準備運動やるから」
「あはははははは。おまえらプロかよって感じだよね。準備運動だけは」
「全く。で、コーヒーブレイク」
「あははははは。なかなか始まらない」
「今日はパフパフだで。楽しみだね」
「あたしゃ、パフパフデビューだよ」
「なかなかないから、やっといた方がいいよ」
「今日のクレープは美味いぞ」



「念入りにね」

「パークはいいんですか?」
「良く見えないし、パーク行ってる場合じゃないよね、この雪は」
「確かに。どんどん行きましょう」
「果たして、右足がもつのか?」



「よう、親子には見えないだろ?」
「そうね。親が派手だから」
「ジャケット買えば?」
「う〜ん、もっと派手にしようかな」

「う〜。右足がつる」
「父、さっきパウダーガイドで来てたお兄さんいたでしょ?」
「いたいた。いっぱいいたよ」
「そのうちの一人がこのリフトのところに来たら、大の字に倒れて『右足、超痛え〜』ってでっかい声で言ってたよ。あたしゃ大笑いしちゃったよ。良くわかる」
「全くだね。オレもう、無理だよ」
「あたしゃもだよ。部長さんは?」
「あがりますか?」
「未練があるなら、まだまだ行ってもいいよ」
「じゃあもう一回」
「よし、最後の一本で終わりにすっか。足つるかもしんねえ」


編集後記
「お疲れ〜楽しかった〜」
「はい、とっても楽しかったです」
「あたしもだよ。足、超痛かったけど」
「大したもんだよ。あの急斜面を下りてきて。まだ8回目だろ」
「9回目かな?」
「いやいや、9回目ではオレはあの急斜面行けなかったよ。凄え」
「はい、大したもんです」
「ほんと?実はさ、楽しくてしょうがないんだけど」
「いいじゃね〜その調子で友達も連れてきなよ」
「あ、先輩がいる」
「お!ミキちゃん!」
「そう。楽しい先輩。でも、北千住だよ、家は」
「いや。行く。行くよ、どこでも」
「あははははは。じゃあ休み調整してもらうよ」
「お、なるべく早くね。シーズン終わっちゃうから」
「来週は合宿だよね?」
「そう。同級生の新井君」
「あれ!?また親戚のおじさんですか?」
「いやいや、部長。ヤツは若つくりだから、お兄さん位になっちゃうかもよ」
「あははははは。確かに。新井さん、若々しいから」
「おいおい、それじゃあ部長がそこらのおっさんみたいじゃん」
「あはははははは。そんなつもりはありません」
「じゃあまた来週〜」


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