目玉が治ったよ in 尾瀬戸倉(2014.03.03)

「ご苦労様です。加藤ペーヨンです」
「あら〜片目がふさがってしまったペー君、どうしたい?」
「はい、おかげさまで治りました」
「じゃ、何かい?、いつも通りの腫れぼったさになったわけだ」
「はい、皆さんからも、そう言われました」
「原因は何だい?モノモライじゃあなかったの?」
「いえ、違います。鉄粉が入ってました」
「あ〜仕事柄ね」
「なので、恐ろしい注射もせず。良かったです」
「何だ、残念だね〜。いい経験ができるはずだったのに」
「社長、その話は30年以上前の話でしょ?」
「そうだね。35年位前だね。目頭に麻酔の注射を打たれる。恐ろしいよ。針が目に迫ってきても、目をつぶっちゃいけないんだから」
「今はたぶんそんなことしないですよ。薬をちょちょいで終わりですよ」
「だから、敢えてやってもらう。いいネタになるだろ」
「たぶんオレは気絶しちゃいますね」
「情けねえヤツだな」
「そんなことより、3日オレも行きます。戸倉」
「お〜嬉しいね。車出してくれよ。運転はするから」
「あ、あ、あ、まだ車検戻ってきてないんですね」
「そうなんだよ。しょうがないから、軽で行こうと思ってたんだよ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。軽で戸倉ですか」
「いや。流石に大変なんで、ノルン水上にしようかと思ってたとこだよ。嬉しいだろ。17m飛べて」
「絶対しませんから、大丈夫です」
「残念だね。いい出来なのに」
「じゃあ6時に行きますから」
「お願いいたす」

本日の登場人物

ペーヨン。「久々ですよ、ボード来るの」「そうなの?」「ええ、いろいろと」

娘。「ウキウキウキ。くらら、くらら」「またそれかよ」

私。「パフパフはあるのか?」「絶対無理」

「何事もなく着いたよ」
「早かったですね」
「二人とも寝てるからだよ」
「あ、そうでした」
「いいんだよ。運転は任せてください。あれ!?」
「あ、17m閉まってますね。残念だな」
「行ったな。たぶん昼頃開くで」
「社長の気持ちを代弁しただけですよ」
「あそう。1人じゃあ淋しいから一緒に行こうよ」
「一緒に行きますよ。撮影で」
「そう来たか。それもお願いするよ」

「社長、お嬢うまくなりましたね」
「だってよ」
「あざーす。ブーツ替えたんで、それが大きいです」
「じゃあ、いよいよボックスですか」
「やりたいとは言ってたよ」
「マ〜ジですか。流石は社長の娘さん」
「いや。オレはボックスできないから」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。じゃあレールですね」
「休憩すっか?」
「ええ。いいですね。3回滑ったし。久々なんで結構きてます。ねえ、お嬢」
「足は全然平気なんだけど、お腹空いた」
「クレープはまだ行かねえだろ。取り敢えずはアイスでも」

「あ〜腹減った」
「社長、メシ行きましょう。オレも腹空きました」
「あたしゃ、後悔してるよ。クレープ食べなかったこと。お腹空いた」
「休憩のあと2回しか滑ってないけど、メシ行くか」

「やっぱガラガラだったね」
「そりゃあそうですよ。まだ11時ちょい過ぎですから」
「何にする?」
「う〜ん、悩む。ラーメン」
「なるほど。そのあとクレープってわけだ。ぺーは?」
「お嬢がそう来たんじゃあ、オレは蕎麦のみ」
「で、クレープかい?」
「はい。楽しみです」




「どう?」
「うまい。ねえ、お嬢?」
「う〜ん、今日のは、皮が硬いかな。でも、おいしい」

「メシも食ったし、滑ったし、休憩もしたし、あと2本で上がりか」
「そうですね。かなりきてますよ」
「あたしゃ、もう無理。2人で行ってきて。ここで見てるから」
「社長、17m行きますか?開いてますよ」
「お〜。じゃあ最後の1本で行ってくるか」
「気をつけてくださいよ。最後の一本はヤバイですから」
「任せなよ。西郷のようになりたくないから」
「じゃあ、オレはあの辺で撮影しますよ」
「OK牧場」


「ふん!あれ!?足んねえ?ギリギリ」
バタバタバタ
「社長、かなりピヨってましたね」
「そうなんだよ。格好悪いからもう一回行く」


「うりゃ!よっしゃ、完璧…げっ!こんなに飛んじゃったの?」
バタバタバタバタ
「社長、さらにピヨってましたね」
「そう、凄い飛んじゃって、着地したら勢い余って、
隣のキッカーを横切り、さらに向こうのボックスまで
行ちゃったんだよ」
「アヒャヒャヒャヒャ。隣のポコジャンでぶつからなくて良かったですね」
「すいませ〜んって叫びながら、横切ったから、みんな唖然としてたよ」
「じゃあ、もう1回ですか?」
「当然」


「むん!完璧。インディグラブ…レレ!」
「社長、3回目にして決まりましたね。グラブまでしちゃって」
「あ、やっぱそう見えた?実はね、手が届かなかったんだよ。スカって感じ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。じゃあもう1回ですか?」
「もういいよ。お疲れ」

「終わったの?」
「あ〜すまんすまん。うまく行かないから、3回飛んじゃったよ」
「見てたよ。初めウッドデッキにいたんだけど、寒くてレストランの方に来たら、まだやってるし」
「そうだったんだ。ウッドデッキに行ったらいないし。朝一緒に着替えてた連中がいて、ずっとオレのこと見てたよ」
「そりゃあそうでしょ。このオジサンが…って感じじゃないですか」
「そんな顔してた」
「へ〜」
「お嬢は分かってないな。普通はしないから。ああいうでっかいのは。まして還暦前の人は」
「あははははは。そうかも」

編集後記
「お疲れ様でした。全員無事で良かったね」
「社長、その言葉、そのままお返ししますよ」
「ありがとう。だいぶ体力落ちたね」
「そうなんすよ。今年は極めて回数が少ないんで」
「はっは〜、ねえ」
「ええ。いろいろと」
「お盛んだね」
「休みはまだあるんで、なるべく来ますよ」
「頼むよ。ほんとに頼むよ」
「今日いつものお姉さん達、レストランにいなかったけど、もしいたら息子さん?って言われたかもね」
「アヒャヒャヒャヒャ。大いにありうりますね」
「だよな。オヤジさん、オレの1つ先輩だろ?一緒にやらないって言っておいてくれよ」
「絶対無理ですね」
「スキーでもいいんだけど」
「無理です」
「じゃあ、妹さん」
「それも無理です。休みが合いませんから」
「結局、そこだよね。月曜日というのは難しい」
「17、18はもしかしたらって感じなんで、もう少し待ってください」
「期待してるから」
「あたしからもお願いします」
「はい、吉報を待っててください」
「というわけで、滑走部のみなさん、17、18は最後の合宿です。ふるってご参加ください」
「ちなみに、2月の合宿は大雪で家から出られませんでした」
「そうでした。えらい目にあったよな。なので、その分、大いにみなさんと一緒に楽しみましょう。ねえ、加藤ちゃん?」
「あれ!?こんなときだけ加藤ちゃんですか?」
「じゃあ、ぺー」
「はい、みなさ〜ん、来週をお楽しみに」


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