４人のはずが… in 尾瀬戸倉(2014.02.24)

「もしもし。ペーヨンです」
「よう！どうしたい？運転ならするよ」
「はい、お願いしようと」
「そんなんでわざわざ電話くれたの？」
「実は、右目が腫れあがちゃって、開かないんですよ」
「なんだよ、モノモライかい？」
「いいえ、良くわからないんです。とにかく目が開かなくって」
「来なくていいよ。危ないから」
「会社までは片目でなんとか行ったんですよ」
「それは明るい時間だろ。うちに来るときは暗いから絶対ダメ。明るくなったら、医者に行って来い」
「え！それじゃあ足がないじゃないですか。車検で車が戻って来てないでしょ」
「大丈夫。頼れる同級生の新井君がいるから」
「あ、そうでした。ＶＯＬＶＯでしたっけ？冬タイヤなんですか？」
「この、たわけ。彼は釣り人であり、スノーボーダーでもあるんだよ。当然４駆でスタッドレスだよ」
「それは失礼いたしました。自分のは２駆なんでかえって危ないですね」
「まあこっちのことは心配しないでよ。自分の方を心配した方がいいよ」
「ありがとうございます。また次回お願いします」
「待ってるよ。いつでも」

「あちゃ～寝坊した」
「やっぱり？テレビガンガンついてるのに、来ないなって思ったんだよ」
「ごめん。急いで行くから」
「まあギリギリ間に合うだろ。お～来た来た」
「おはよう」
「悪いね。付き合せちゃって」
「全然、望んできたから。実は昨日も行ったんだよ」
「連荘かい？じゃあオレが運転しようか？」
「帰り頼むよ」
「任せなよ。体力余ってるから」
「おはようございます。娘です」
「あ、どうも。幼馴染の新井です」
「はい、父から聞いてます。今日はお願いします」
「こちらこそ。あれ！？ぺーは？」
「目玉が腫れてお休み」
「え！？ただでさえ、腫れぼったい目がさらに腫れちゃったの？」
「オレも同じこと言ったよ。気のせいだろって」
「あはははははは。モノモライ？」
「たぶんね。よって３人。じゃあ行ってみる？」
「あいよ」

本日の登場人物

娘。「ますます楽しくなってきた」「そりゃ結構。ケガだけはしないでね」

新井君。「昨日の今日だからさ、結構来てるよ。足に」「大丈夫。最近は温いから」

私。「でかいキッカーができたらしいよ」「あ～１７ｍね。行っとくか？」

「ガラガラだね」
「いいじゃない。好き勝手できるよ」
「パフパフはないの？」
「残念でした。やられ尽くされて、ガチガチになってると思うよ」
「そっか～楽しみはくららカフェか」
「よっしゃ、温～く行ってみようか」

「いや～参ったね。ガリガリだよ」
「気温がマイナス６度だから、そのせいじゃない？」
「だよな。こりゃあ足にくるね」
「オレなんか連荘だからさ、まだ３回しか滑ってないのにプルプルしてきたよ」
「おう！それを聞いて安心。休憩しよ」
「あ～いいね。ときにどっか痛くないの？」
「痛えよ。あの１２ｍキッカーでやられたヤツ」
「届かなかったよね。回ってたけど」
「そうなんだよ。先週までは９ｍだったんだよ」
「え！いきなり回ったの？確認しないで」
「いやいや。１回目はまっすぐ行ってみたら、ちょっと長いかな位で、結構飛んじゃったんだよね」
「あ～それで次は回転？」
「２回目が２７０でぎりぎり。３回目は３６０でフラット落ち、しかも仰向け」
「あははははは。まだ行くの？」
「当然です。宿題がいっぱい残っているからね。１７ｍあるし」
「お嬢、父は凄いね」
「どうもそうらしいです。あたしゃ、その姿しか見てないので、凄いのかどうかわからない」
「そのうち新井君が抜くよ」
「いや～」
「じゃあ行ってみっか？」

「１７ｍキッカー登場です」

「メシも食ったし、お茶も飲んだし、出すもん出したし、行ってみる？」
「そうね。雪もだいぶゆるくなったし、ちょうどいいね」

「コンディションとしては抜群だね。エッヂが効いて。上手くなった気がする」
「いまさら？社長」
「そう。フリーランが出来てのパークだから」
「そうだね。お嬢も上手いね。早いし。何回目？」
「今季７回目です」
「毎週来ると違うんだね」
「そうだよ。継続は力だから」
「そろそろ行くの？」
「行くよ。１７ｍ」
「じゃ撮るから」

編集後記
「もう上がりでいい？新井君」
「上がろ。お嬢は？」
「終わり」
「足にきちゃったよね、３人とも。足つりそう。暑いし」
「朝はマイナス６度だったけど、今は５度だよ。プラス５度」
「どおりで。途中でフリース脱いだんだよね」
「なくていいよね、これじゃあ」
「全く。足がつるなんて、久々だよ」」
「結構攻めちゃったしね」
「う～ん、なかなか結果が出ないね。また来週か」
「来週は２人？お嬢と」
「あ、車がない。休みか…」
「え～！？ノッテきたのに」
「それはオレもだよ。何とか車検を適当に終わらして貰おう」
「あははははは。先輩だからね」
「そういう点は完璧な先輩」
「え！じゃあどうなるの？」
「来週をお楽しみに～」
「誰か一緒に行きませんか？女性の方。もちろん男性でも可です」