合宿!!行けるのか!? in 尾瀬戸倉(2014.02.17-18)

「父、AKNちゃん、もう羽生の温泉入っているよ」
「あそう。良く来られたね。電車動いていたんだ」
「東武線をなめちゃあいけない」
「へ〜。実は残念なお知らせがあります」
「え!?もしかしてスキー場が…」
「やってはいるよ。でも、行く手段がないわけではないけど、所要時間が読めない」
「え〜3日並み?」
「ホテルから電話があったんだよ」
「何て?」
「泊り客は3組で、うち1組は初めてなんで、きっぱり断った。で、オレらともう1組は毎度のお客さんなので、じっくり話し合いの上で決めましょうと言われた」
「それってさ〜半ば来ないで、キャンセルして、って、ことじゃないの?」
「オレもそう思った。フロントの人も今回は状況が状況なので、キャンセル料はありませんって」
「え〜!?じゃあ、どうなっちゃうの?」
「AKNちゃんと一緒に羽生のホテルに泊まってくれよ」
「マジで」
「2人で温泉を堪能してくれよ。17日の朝に迎えに行くから」
「う〜ん、仕方ないね。じゃあさ〜夕飯は台湾料理はどう?」
「う〜ん、確かにサブはやってないし、それも手だな。やってるのかい?」
「絶対やってる。華僑の方は熱心ですから」
「そうか。世界中にいるからね」
「じゃあ迎えに来てくれる?宿代も払わなきゃならないからね」
「あれ!?また貢物?」
「そりゃあそうだよ。想定外だから」
「そうだね」

「どう?おいしかったでしょ」
「うまかった。タンタン麺もチャーハンも」
「でしょ。注文の仕方を間違えるとエライ量が出てくるから。3人で来るとちょうどいいんだよ」
「確かに。隣の大盛りチャーハン凄かったよ。ありゃあ拷問だね」
「ところで明日はどうなっちゃうの?」
「無理。スキー場は諦める。よって、2人はイオンで友達のプレゼントを物色してくれ」
「え〜朝から?」
「いやいや。9時半に迎えに行くから、家で準備していてくれよ」
「父はどうするの?」
「大仕事が残ってるじゃん。雪かきの残りと雨漏りの点検」
「大変だったね。夜中の2時頃までやってたもんね」
「諦めたよ。2時で。結局50cm近く降ったからね」
「良くジャンプ台作んなかったね」
「前回とは違う。そんな余裕は全くなし。雪かいて、天井裏あがってバケツ置いて…」
「先週に引き続きヘロヘロだね」
「ヘロヘロ。でも土曜日はSK8の野口さんが応援に来てくれて助かったよ」
「だよね。ありがたい。母は死んでたもんね。雪かきで」
「あ〜基本インドア派だから」
「あははははは。うまい」

「おはよう。AKNちゃん」
「ごぶさたしてます。おはようございます」
「残念だね」
「ええ。でも1泊して温泉も入って、しかも周りは雪だらけなんで、スキー場に来たみたいです」
「やる?利根川の土手で」
「いえ、それは明日、ほんとのスキー場で」
「取り敢えず、家にいくから。くつろいでて」
「手伝わなくていいの?雪かき」
「お気持ちだけで充分でございます」
「悪いね」

「お〜い。きりがいいのでメシ行くか?13時だし」
「サブちゃん?」
「今日は入れるだろう。って、着いてみたら意外に車が多い」
「ほんとだ。ちょっと心配」
「げっ!満席だってよ」
『いらっしゃいませ。ちょっとお待ちになってください』
「いや。また来る」
『え〜!?』
「どこにするの?」
「斜め前の洋食屋さん。お薦めはオムライスです」
「え〜川場の思い出しちゃうな」
「いやいや。ここのレストラン街はレベルが高いから、川場と一緒にしちゃあ可哀想だ」
「そうなんだ。じゃああたしゃとAKNちゃんはお薦めオムライスのCランチで」
「じゃあオレはいつも通り、オムパスタセット」
「何それ?」
「オムライスとパスタとサラダにドリンク付き」
「へ〜凄い」
「ドリンクは2人とも付くけど、ウーロン茶にした方がいいよ」
「あ、あっちのコーヒー屋さんに行くわけね」
「です。ほら来たよ」
「お、美味い」
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
「女性2人と来ると、賑やかでいいね。たいていはイカツイのばっかりだから」
「あははははは」
「このまま買い物しててくれよ」
「父は雪かきの続きかい?」
「左様。明日のスキー場も考えねばならないし。全ては高速次第」

「買い物終わりました〜」
「素晴らしい。こっちもちょうど雪かき終わったよ」
「明日は決まったの?」
「喜べ。東北道が開通したので、マウントジーンズという那須のスキー場に行く」
「あ〜くららカフェが…」
「一応スキーリゾートと名乗っているから、いろいろなお店があるよ」
「え〜川場もそうだったよ」
「まあそうおっしゃらず、他に行き場がないので」
「そっか。じゃあそこで」
「夕飯はまたしても台湾料理に行って、そのあとは温泉に行ってきなよ」
「ラジャーです」

「おはよう、AKNちゃん。寝られた?」
「ええ。何とか」
「旦那さん、大変」
「何だよ、奥方。朝っぱらから」
「喜んだ方がいいよ。関越道開通だって」
「やったじゃん。NEXCO東日本の皆さん、頑張ってくれました」
「え!?戸倉行けるの?」
「行ける。ただ、北関東道は閉鎖されたままだから、花園ICまでは下道で行く。これが心配」

「既に疲れちゃったね」
「うん。エコノミー症候群になりそう」
「花園ICまで行くのに2時間。いつもの4倍近い」
「そんなになの?この先はどうなんだろ」
「たぶん。快適なはず。まだかかるから、寝ててくれよ」
「悪いね」

本日の登場人物

AKNちゃん。「今季初です。ごぶさたしてます」「大変だね、一発目は」「大丈夫です。山ガールですから」

娘。「るんるん♪とくま♪くらら♪」「そっちかよ」

私。「パフパフはあるのか?」

「お待たせ。やっと着いたよ。ここまで4時間だよ」
「すまん。寝てから、もう着いたのって感じなんだけど」
「昔はオレもそうだったよ」
「そうなんだ」
「さっさと着替えて行くべ。レンタルもしなくちゃいけないから」
「は〜い」

何してるんだろ!?30分経ってもまだ来ない。



「雪いっぱいです。人全然いません。パフパフだ」

「ゴメンね。遅くなって」
「女2人だからしょうがねえだろ。レンタル行くぞ」
『いらっしゃいませ。ようこそいらっしゃいました』
「辿り着いたって感じですよ。いつもの倍」
『ですよね。自分も帰ろうと思ったんですけど、帰れませんでした』
「ですよね。高速動いてないし、一般道も凄いことになってました」
『いろんなルートを試したんですけど、戻って来ました』
「じゃあこの娘にブーツとボードを選んであげてください」
『かしこまりました』
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
『いってらっしゃいませ。今日はいいですよ』
「行ってきま〜す」
「やっと行けるね?」
「ノンノン。体操してお茶飲んで、だからまだだよ」
「じゃあ2本滑ったら、ご飯かな?」
「オレもそう思うよ。腹減ってきたし」
「おにぎり食べなかったの?」
「1個しか食べられなかった。昨晩の台湾料理が効いてて」
「あははははは。確かに。あの量だから」
「体操して、トイレで出すもんだしたから、余計にだよ」
「じゃあ、ぬる〜く行ってみましょう。AKNちゃん」
「はい」

「AKNちゃん、1年ぶりにしてはいけるじゃん」
「ありがとうございます。楽しいです」
「じゃあメシ行くか?」
「え〜」
「まあまあ、午後の部もありますから。食事のあとはガッツリと」
『いらっしゃい。良く来れたね、こんな日に』
「こんちわ。いつもの倍かかりました」
『だよね。こんな日のお客さんは、大盛りご飯にしてあげるから』
「あざ〜す」
「くららカフェが臨時休業だから、あたしゃもガッツリ食べちゃう」

「よし、午後の部行くか」
「父はパフパフ行ってくれば?あたしゃAKNちゃんを指導してるから」
「お〜頼むよ。今まで覚えたことを伝授しておいてくれ」
「ご安心くだされ。逆ひねりにはならないから」

編集後記
「お名残はつきねども、AKNちゃん明日早番なんでしょ?」
「あ〜そうなんですよ。滑りたいな。もっと」
「まあ、4月まで出来るから。まだまだこれからだよ」
「何かさ〜2泊しちゃったから、日帰りスキーって気がしないでしょ、AKNちゃん?」
「そうなのよ。温泉も入ったし。2回も」
「あはははははは。羽生2泊、戸倉スキー日帰りツアー。素晴らしい」
「ありえないよ、そんなの」
「2月の月はいろんなことが起きすぎ。毎週ヘロヘロ」
「来週はどうかね?」
「普通でいいよ」
「来週をお楽しみに〜」


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