コンコン
「お〜い。行かねえのか?」
「は〜。いかん!目覚ましが…」
「寝坊か?」
「ゴメン。目覚ましとテレビが、ナゼかつかなかった」
「大丈夫だよ。2人きりだし。のんびり準備してくれ」
「いや。ガンガン滑りたいから急ぐ」
「はい、じゃあお願いしますよ」
本日の登場人物
娘。「楽しくなってきた」「そりゃあそうだろう。是非友だちも」 |
私。「う〜ん、誰か来ないかね」「再来週来るよ。友達」「いいね」 |
「お〜やっと着いたよ。意外と混んでるね」
「ほんとだ。先週とは車の量が違う」
「あ〜これだ。スキーの大会やってるよ。神奈川県のなんとか」
「え〜レストランは入れるかな?」
「ちょっと心配だけどね。まずは体操してぬる〜く行ってみますか」
「そうだね。10時位からスタート」
「そんな感じだね」
「腹空かね?」
「何時?」
「11時20分」
「実はあたしもお腹空いてたんだけど、楽しかったんで忘れてた」
「よし。スキーの連中が来る前にメシ食っちゃおう」
「じゃあ、あたしは軽く食べて、クララカフェでクレープ」
「そう来たか。じゃあ行ってみっか」
「げっ!既に満席」
「マジですか…」
「まいったね。う〜ん」
「他にあるの?」
「そうだ。上にカレー屋さんがある」
「カレーか。喉が痛いんだよな〜。でも、しょうがない。行く」
「じゃあ、リフト乗るぞ」
「げっ!当然そうだよな」
「だよね。下がいっぱいだから、ここもいっぱいだよね」
「よし。かくなるうえは、ホテルの方に行く」
「なんかあるの?」
「ある。下行くよ」
「ここ」
「瀬膳?お〜いいね。韓国風のメニューもあるし」
「オレは高菜チャーハン」
「あたしはビビンバ」
「うまかったね〜?」
「うん。おいしかった。軽くはなかったけど。これではクレープは無理」
「大丈夫だよ。これからガンガン滑って、それから食べればいい」
「そうなんだけど。そうすると、サブちゃんでの飯が入らなくなる。それに…」
「それに?何?」
「スネが痛くて」
「え!?もしかしてブーツがあたるの?」
「そのよう」
「マジか。まだ3回しか履いてないのに」
「そうなんだよ。もったいないよ」
「う〜ん。しかし、足が痛くては滑れない。削るか?新しいのを買うか?」
「え!?削っちゃうの、どこを?」
「インナーだよ。オレはやったことがある」
「それも怖いね」
「まあね。じゃあサブでメシ食ったあとに3階に見に行こう?」
「あ、ムラスポ屋さん?」
「そう。そこでいいのがあったら買う。なければ削る」
「わかりました。お願いします」
編集後記
「もう無理か?」
「体力的には全然平気。スネが…スネが」
「15時だし、上がるか?クレープ食うの?」
「いや、アイスで我慢する」
「お、いいね。オレも食おう」
「うまい」
「確かに。じゃあサブへGo」
「あ、いらっしゃいませ。先日はありがとうございました。使ってみました?バッグ?」
「あ、どうも。はいで、今帰りなんですよ」
「今日は?」
「実は、娘にブーツを可能であれば、DEELUXEで」
「ありがとうございます。サイズがあれば、いいんですけど」
「だってよ」
「ありました」
「お〜良かったじゃん」
「ただ、担当の者が今日は不在なんですよ」
「大丈夫です。時間も時間なんで、木曜日に出直して来ますから。取り置きしておいてください。内金入れておきます」
「わかりました」
「とういわけで、木曜日休みなんだろ?」
「うん。休み」
「じゃあ出直しだ」
「は〜い」
「じゃあ、お姉さん、木曜日に」
「はい、お待ちしてます」
「行くぞ!ムラスポ屋さん」
「いいの?こんな時簡に」
「お願いしてくるから、岩崎君に」
「ごめんね、お兄ちゃん」
「ごゆっくり」
「お待ちしてました」
「こんにちわ。お願いします」
「今、係りの者を呼んで来ます」
「いらっしゃいませ。あ!どうも。こちらは…?」
「娘なんですよ」
「良かった。若い奥様かと思いましたよ」
「あははははは。なわけないよ。うちのは鬼だから」
「え〜と、DEELUXEですよね」
「そうなんですよ。シーズン入る前にサロモンをここで買ったんですよ」
「あ〜。シングルボアだと、そういうことがたまに起こりうるんですよ」
「よう。あとはこのお兄さんと良く相談して決めてくれ。オレはブラブラしてくるから」
「ほわーい」
「父、決まったんだけど、この位かかるんだけど」
「ま〜しょうがねえだろ。一緒に行ってもらうために、この位は献上しよう」
「いいの?悪いから2000円出すよ」
「2000円?いいよ」
「すまん」
「よし、これで完璧。上下Gore−TEXで、DEELUXEのブーツ、板はYONEX」
「凄いの、これって?」
「まあオレの何倍か」
「へ〜ヘルメットが重いんだけど」
「10数年前だからね。当時は最先端。GIRO製」
「へ〜。でも良かった。来週が楽しみ」
「じゃあ、また来週〜。はぁ〜」
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