謹賀新年 in ノルン水上(2014.01.01)

「ごぶさたしております」
「誰かと思えば、カネやん。半年ぶりだね」
「いろいろありまして」
「そう。それは大変だったね。で、何かな?」
「『何かな?』って、買い物しに来ました。管釣りに行こうかと」
「それはそれはありがとうございます」
「実は、恒例の」
「来たね…やっと。ノルン…かい?」
「それです。行くんでしょ?」
「行くよ。一人でも」
「今年も付き合いますよ。誰かお連れ探してくださいよ」
「了解」
「それじゃあ良いお年を」
「お〜カネやんもな」

本日の登場人物

カネやん。「ウェア変えたんですよ」「オレもだよ」

根がかりの。「待ってましたよ、お誘いを」「悪いね、急で」

ポテチ。「あれから修行してきました」「お〜じゃあ楽しみだね」

片山ジュニア。「2年ぶりです」「オヤジ通りセンス抜群だから、大丈夫だよ」

私。「カネやん、君を除けば…」「ええ、わかってますよ。娘さんの同級生2人と社長の同級生の息子でしょ?」「厳しいね」

「何だよ、3人ともうまくなってるじゃん」
「社長、若さですよ」
「そうだな、カネやん。君も見習え」
「いやいやいやいやいや、僕は自分のペースで。社長みたいなことしませんから」
「そうなの?ちょっとは無理した方がいいよ」
「あの〜」
「何だよ、根がかりの、疲れちゃったの?」
「はい。休憩しませんか?」
「今日の目標は、リフトに10回に乗る、なんだけど、やれんのか?いけるのか?」
「まあ、そのへんは何となく」
「聞いたな?カネやん。今時のセリフだな」
「まあいいじゃないですか。それより休憩ですよ」

「冷えちゃったね?腹減ちゃったし」
「社長、あそこのクレープ屋さんで何か食べた方がいいですよ」
「甘いだろ?」
「甘くないのも絶対ありますから、大丈夫ですよ」
「そう?じゃあ行ってくるよ」

「どうでした?」
「美味かったよ。ツナ野菜クレープ」
「でしょ?じゃあこれからガンガンですか?」
「お、言ったな?オレと競争するか?」
「じゃあこっちの斜面でやりますか?」
「若手3人組みはどうする?」
「隣のコースでオーリーの練習をしながら、温〜くいきます」
「温くないけどね」

「負けました。まさかスイッチじゃないですよね?」
「スイッチだよ。最初の50m位は」
「マジですか!」
「危ないんで、レギュラーに戻したわけさ。そしたら、失速して、そっから頑張ったわけさ」
「やったなって思ったら、ピュって抜かれたんでびっくりしましたよ。『あれ!』って思っちやいましたよ」
「だろ!かなり頑張ったから」
「頑張り過ぎですよ。若手3人組みが全然来ませんから」
「じゃあ、もう1回行くか?」
「次は負けませんよ」
「おう、来た来た」
「どんだけ飛ばしたんですか?」
「気持ちな」
「次はオレ達もそっちコース行きますよ」

「あの〜」
「何だよ、根がかりの。休憩か?」
「したくないですか?」
「わかったよ。濃厚なカフェでも飲むか」
「社長、あと2回ですよ」
「今年は行けんだろ。雪がいいから。珍しいけど。なあ、若者達」
「は〜なんとか…」

編集後記
「お疲れ〜。行けたじゃん、10回」
「ぎりぎりです」
「ポテチも片山君も?」
「はい、ぎりぎりです」
「そんなこと言ってるオレもギリギリなんだけどさ」
「いやいやいやいやいや。とてもそうは見えませんが」
「いや、無理。あとのお楽しみはメシだけ。腹減ったよ」
「バーミヤンですか?」
「いいの?片山君、バーミヤンで」
「はい。自分は大丈夫です」
「あれ?もしかして、片山君って働いてた?」
「はい、ちょっと前まで」
「もう、面子かわってますから大丈夫ですよ」
「よし。じゃあ行ってみるか。みんな上手くなったことだし、正月だし、オレがメシおごるよ」
「あざーす」
「こんなときだけ、でかい声。何だよ」
「ついでにガソリン代もお願いします」
「いや、それは根がかりのが」
「え!何でオレなんですか?」
「いいじゃねえかよ。みんなで割れば。じゃあまた来週〜」


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