秘密兵器あらわる in 丸沼高原(2012.01.23)

「こんちわ。ご無沙汰してます」
「いらっしゃい。白井さん。おとといも来たよ」
「あれ!?そうでしたっけ?忙しくって、コロッと忘れてましたよ」
「それって、23日を軽く拒否?」
「いえいえ。そんなことないです。楽しみです。ウエアもあるし」
「パンツだけでしょ。ジャケットもあげようか?」
「上は持ってるんですよ。ミッションシックスのヤツ」
「凄いの持ってるじゃないですか。オレも欲しかったんだ。で、何色?」
「紺ですね。なかなか社長のパンツに合わせるのが難しいですよ」
「うんにゃ。完璧じゃないですか。ネイビーにライトブルー。これ以上ない組み合わせ」
「ほんとですか。じゃあ、張り切っちゃいますか」
「いいよ〜。弾けちゃって。なんなら毎週どう?」
「あははははは。無理です」
「ゆいちゃんが行けなくなったんで、オレが白井さんちに迎えにいくから」
「何時ですかね?」
「家を5時に出るから、それを見計らって、前の川で釣りしてて」
「いいですね。って、朝5時ですよ。それに水ないんですけど」
「じゃあ、柔軟体操でもしながら待ってて」
「あはははははは。わかりました。くっにゃくっにゃしておきますよ」
「頼むよ」

「もしも〜し、金井君。…というわけなんで、6時にスタバで待ってて」
「わかりました。楽しみです」
「だろ。いじちゃって」

本日の登場人物

白井さん。「いよいよだね、白井さん」「ええ、魅せますよ」「いたね、昔そんなヤツが」

まる公。「久しぶりじゃない?スノーボードは」「ええ、2年ぶりです」「そのウェアも懐かしいね」「ええ、今日初めて着るんですが、8年前のです」

金井君。「雪降りましたかね」「先週よりは20cm増えているみたいだけど」

私。「今日は黒い秘密兵器ならぬ白い秘密兵器がいるから」「何ですか、それは?」「あれ!?そっか。オレが小学校5年生のときに全巻買った漫画だよ」

「白井さん、ゴンドラ行く?4kmあるけど」
「はい、いいじゃないですか、滑り甲斐がありますよ。1本滑ったら、休んでますから」
「休むなんて言わず、弾けちゃってくださいよ」
「弾けちゃいますか」
「そうそう。弾けちゃって。秘密兵器なんだから」
「秘密兵器って、白井さんのことだったんですか?」
「そうだよ、まる公さん。この中で一番若いし」
「え!?そうなんですか」
「そうだよ。おめえよりも金井君よりも若いよ」
「当然、社長よりもですよね。で、おいくつなんですか?」
「自分っすか?32ですよ」
「たわけ!まる公。聞いた?全然若いじゃん」
「ええ。でも、ブランクがあるんでしょ?」
「はい。5年ぶりですかね」
「大丈夫だよ、体が覚えてるから。じゃあ行ってみるか」

「社長!」
「あれ、篠さん。久しぶり」
「下りてきたら、社長が2人いるって思ったんだけど、何か違う」
「あ〜オレがパンツあげたからね。この人ね、今期の秘密兵器、白井さんです」
「あどうも。篠原です」
「あ、秘密兵器です。へろへろです。もう帰りたいです」
「あはははははは。あそこの壁で回ってたから、社長かな?いや、と思ってたら、やっと追いついた」
「自分、5年ぶりに来たんですよ。楽しんですけど、もうダメ〜」
「あはははははは。いや、弾けてましたよ。うまいし、速いし、ねえ、社長」
「篠さんもそう思うでしょ。ほら〜白井さん。ガンガン行っちゃおうよ」
「いえ、社長。さっき、これで、飯だって言われたんですけど」
「あそうだ。続きは飯食ってからだね。篠さん、どうします?」
「オレまで1本目なんで、後から行きますよ」

「こんにちわ。いらっしゃいませ」
「あ、どうも。この人、うちの秘密兵器なんです」
「わかりました。特盛ですね」
「いやっいやっ、普通で」
「ときに白井さん、何にしたの?」
「3人ともザンギ定食です」
「それって、唐揚げだったよね?」
「そうです。北海道の方だと、そういう風に言うんですよ。あれ!?オレのネギがのってない」
「あ〜おねえさん、かなりテンパッテましたから、忘れちゃったんですね」
「それって、サウスポーのお姉さん?金井君」
「いえ。全然見たことない人です。いつものおねえさんもいなかったですよ」
『すみませ〜ん。白髪ネギのってなかったでしょ?これお詫びなんで、皆さんで食べて』
「え!?いいのに、こいつなんか」
「オレも何か変だなって思ったんですよ。みんなのと違うなって」
「良かったじゃないかね。気がついてもらえて。流石だね、あのおねえさんは」
「折角だから、頂きましょう」
「うまいね、これ」
「社長は相変わらずですか?」
「そうだね。田舎ラーメンに半チャーハン」
「いやいや、半分には見えないですよ。それに社長が他のものを食べてるの見たことないです」
「そうだね、金井君と来るようになってから、メニューを変えたことないね」
「っていうか、社長が並ぶと、自然に出てくる」
「あはははははは。そうなんですか、社長。あちこちに知り合いがいますね」
「そんなことはないよ、秘密兵器の白井さん。でも、さっきいつものおねえさんに会ったんだよ」
「はい」
(『あら!?会えなかったですね』
「早飯にしちゃったから」
『ほんと。いつもの食べて頂けました?』
「もちろん。いつものヤツ」)ってことがあったんだな」
「あ、いたんですか。あの人」
「いた。お昼だったんだって、まる公」
「あ、そうですか」

「社長、もう無理っす」
「秘密兵器が何言ってるの?」
「張り切りすぎちゃったし、ボックスでぶつけて腕が痛いんですよ」
「どこですか?白井さん」
「ここですよ、金井さん」
「全然、大丈夫。なんともなってないから」
「あははははは、金井さん。社長と言ってることが同じですよ」
「大丈夫、来週も来てください」
「無理です。オレ休んでますから、みんな行ってきてください」
「まあ、無理もないよね、5年ぶりで今期初でゴンドラコース5回。普通でも5回は滑らない」
「はい、頑張りました。秘密兵器の大任は果たしていると思います」
「じゃあ、午後の部に備えて、車で寝てて。オレもフリース脱ぎに行くから」
「ええ!?午後も…」




「休憩すっか」
「はい。そうしましょう。白井さんほどではないですけど、
かなり足にきてます」
「あれ!?まる公さんも。SK8やってて、これですから。
白井さんは相当だと思いますよ」
「だろうな。今頃、車で爆睡していると思うよ」
「いつもこんなに、お客さん少ないんですか?」
「いやあ、今日は特別じゃない。給料日前だし。ねえ、金井君」
「はい。もうちょっといますよね」
「オレも足にきてるよ。もう2、3本であがるか?」
「ですね」
「社長〜復活しました〜」
「お〜秘密兵器の再登場」

編集後記
「お疲れ〜」
「はい。へろへろです。もう無理です。許してください」
「白井さん、凄い。頑張っちゃったね」
「はい、頑張りました」
「うまいですよね、白井さん」
「マジっすか、まる公さん」
「ええ。そう思いますよ。みんなについて来るし。っていうか、社長は抜かれちゃうし」
「あははははは。直線だと自分の方が重いですから、速いですよ」
「じゃあ、来週も来てくださいよ」
「いやいやいやいや、金井さん。来週は、無理です」
「じゃあ、その次で」
「いや。それは。もうちょっと考えてから」
「何で?パークであんなに張り切っていたのに」
「あ〜あれはちょっと悔しいですね」
「じゃあ、来なくっちゃ」
「ええ。体が忘れないうちに来たいんですけど、なかなか腕もちょっと」
「それ、勘違いだから」
「あははははは。金井さん、痛いんですけど」
「今シーズンも何回か来るでしょ?」
「4月ですかね」
「4月…それじゃあ、金井君が来ないよ」
「え、そうなんですか、金井さん?」
「そう、釣り。スノーボードは3月で終わりだから」
「そうなんですか、残念ですね」
「だからそれまで毎週」
「社長、助けてくださいよ。金井さんの絡み」
「毎週来れば、大丈夫だよ」
「あははははは。じゃあ2月で」
「お〜っ!みんな聞いた?」
「聞きましたよ。オレもあと2回は来ますから」
「お〜いいね、まる公さん。奥さんにはオレから電話しておくから。もっと参加するように」
「電話番号知らないでしょ?」
「あ〜けど、秘策がある」
「え!?どんなですか?」
「来週、福ちゃんが来るから、その電話を借りる」
「あははははは。まいったな」
「来週をお楽しみに〜」


戻る

Copyright (c) 2012 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system