遂に開幕 in 丸沼高原(2011.12.26)

「こんにちわ。須田です」
「嘘で〜。山田君じゃん」
「困りますね。そういうことでは。最近はあっちの方でも山田君って言われることがあるんですよ」
「凄え、山田君全国区」
「ええ。嘘ですけどね」
「なんだよ。嘘かい。何しに来たの?暇つぶし?」
「失敬な。お客さんを捕まえて。暇ですけどね」
「そうね。ここまで年の瀬が迫ると、就職活動というのも、どうなの?」
「ええ。全くその通りですよ」
「どう?一緒に雪山でも」
「レディースもいます?」
「もちろん」
「マジですか!?いくつです?」
「若いんだよ。これがまた。18歳」
「え〜!?社長の娘さんより、若いじゃないですか」
「そうね」
「どういう関係ですか?」
「金井君とこのアルバイトのお姉ちゃん」
「ほう、ほう」
「おっ!ノッテ来たね」
「いえ。それほどでもないですよ。それにそういうとこには行かないんで」
「いっぱい募集してるよ。求人」
「ええ。いいですよ」
「もったいないね。食い放題だと思うよ」
「ほう、ほうほう
「来たね。山田君」
「いえ。だまされませんよ。そういうのには」
「じゃあ、オレか」
「それも無理ですね。他は誰が行くんです?」
「オレと部長」
「部長ですか?良く休めましたね」
「全く。どんなワザ使ったんだか」
「危険じゃないんですか?」
「それは大丈夫。若過ぎるから」
「うぉっほっほっほっほっほ」
「自分もダメですね」
「平気なのは旦那くらいだよ」
「うぉっほっほっほっほっほ。守備範囲が広いですから」
「そっか。山田君行かないのか」
「ええ。プールでも行きましょうよ」
「あ〜そういや久しく行ってないし。じっくり決めますか」

「…という訳なんだよ、金井君」
「はい!?全く意味がわかんないですけど」
「そうね。とにかくスタバに6時で」

本日の登場人物

金井君。「これ買いました」「お!DC?寒いよ」

ユイちゃん。「はじめまして」「あら、素敵。やりそうだね」「皆さんのことは良く聞いてます」

部長。「ミミてめえ、余計なこと言ってないだろうな」「…」

私。「いや、全部バレバレだと思うよ」「やっぱり」「今日はいいね、ねえ、部長!」

「寒いね」
「ええ。さっき温度計見たら、−9.7度でしたよ」
「マジで部長。どおりで寒いわけだよ。今年のウェアは綿入りだから、いいかと思ったけど、全然だよ。ねえ、金井君」
「最悪です。自分のは綿も入ってません」
「う〜ん、だろう。それがDCだから。部長はどうなのよ?懐かしいね、そのウェア」
「はい、6年前です」
「そんなになるかね。じゃあ、まずはゴンドラ行ってみる?ユイちゃんは大丈夫かな」
「はい。大丈夫です。楽しみです」
「おっと、その前に準備運動しないとね。みんなもやって」







「無理です。そんなの」

「社長、チケット買ってきますよ」
「金井君、それがだね。ダメなんだよ。本人がいかないと」
「あ、シニア券ですか?」
「正解。今から行って来る」

「おはようございます」
「あ、おはようございます。今年からシニア券なんですが。はい、これ」
「あ、免許証ですね、拝見します。月曜日はお得ですよ」
「おいくらなんですか?」
「セット券が2700円です」
「え!?バカ安ですね」
「はい、月曜日はお得ですので、毎週いらしてください」
「はい。毎週来ま〜す」
「…ということがあったんだよ、金井君」
「毎週月曜日って、いつも来てましたよね」
「そんなんだよ。7シーズンも」
「あ〜社長はチケット買いに行かないから、お姉さんたち知らないんですよ」
「あ〜そうだわ。行ったことないもんね」
「来週から有名になっちゃいますよ。とんふぁん並に」

う〜あ〜う〜
「社長、危ないおじさんになってますよ」
う〜寒い。寒過ぎる」
「確かに寒いですね。飯にしますか」
う〜それがいい」




「ユイちゃん、滑りが早いね。スピード狂?」
「???」
「あ〜今のを通訳すると、『ユイちゃん、滑りが早いね。スピード狂?』
って部長は聞いたわけさ」
「あ、そうだったんですか」
「そう。なんだよ。部長は何語しゃべったんだよ」
「すみません。ぽっとしてました。でも、スピード狂じゃないです。
遅れないようにって頑張りました」
う〜かわいい」
「社長、そういう趣味だったんですか?」
「たわけ!普通だろう。あんな風に言われたら、可愛いと思うだろう」
「まあ、そうですね」
「18歳と言っても、かなりアダルトな感じだね」
「あ〜働いてるからじゃないですか。学校が定時制なんですよ」
「お〜どおりで。大人びてる。素敵だね」
「え〜!?」
「あ、どうも。今年もよろしく。武井さん」
「こちらこそ。今年も相変わらずですね」
「ちょっと地味めなんだよね」
「…。お先に」
「社長、知り合いがあっちこっちにいるんですね」
「そんなことないよ、ユイちゃん。2人だけじゃん。
とんふぁんのお姉さんとラーメン屋さんの武井さん」
「凄い」
「じゃあ、こっちも行ってみる?寒い中」
「はい」

う〜あ〜う〜
「またですか、社長」
「寒過ぎる…」
「自分はいつでも上がれます」
「え、何、部長?筋肉痛?足ぼろぼろ?」
「はい。ちょっと頑張っちゃいました」
「金井君、見てみなよ。クルクル回りながら下りてきたよ」
「ほんとうですね」
「よう!金井君。まだ滑りたいでしょ?」
「いえ。もう無理です。寒過ぎて」
「まだ2時30分だけど、上がる?」
「はい。上がりましょう」
「部長は?」
「即」
「ユイちゃんは?」
「はい。お任せします。楽しかったです」
「じゃあ、もう一本行くか。嘘です。撤収!」

編集後記
「お疲れ〜。極寒だったね」
「はい。こんな寒い丸沼は過去にないですよ」
「確かにね。でもね、金井君の場合はウェアのせいだよ。極薄のDC」
「はい。次からは下に何か着てきます」
「今日もワザ切れてたね。グラウンド3」
「いえいえ。初回はこんなもんで」
「そこいくと、オレなんかてんでだよ。パウダーランはうまくなった気がするけど」
「社長、みんな見てましたよ。B90パワーボムとフェイスクラッシャー、いわゆる顔着」
「あれ!?見てたの。雪がいいから、はしゃいじゃったんだよね」
「『鼻が折れた』って、騒いでましたけど」
「そうなんだよ。てっきり折れたと思った。もの凄いスピードで顔着したから。手も出なかったよ」
「良かったじゃないですか。ユイちゃんにも慰めてもらったし『社長、大丈夫ですか』って」
「全くですよ。18歳の女の子に言われて、デレデレしてましたよ」
「そんなことはない!きっぱりと『大丈夫』って言ってた」
「え〜それにしちゃあ、妙にご機嫌でしたよね」
「あの〜」
「何かな?ユイちゃん」
「今日はとっても楽しかったです。また参加していいですか?」
「モチロンだよ、金井君が迎えに行くから。なんなら俺が行くから」
「山ん中ですよ」
「え〜金井さんちだってそうじゃない」
「大丈夫。オレのナビはツインナビだから」
「たぶん、ナビに出ませんよ」
「じゃあ、金井君で」
「来週はどんな感じですか?」
「ノルンのナイターだよ。スキーヤーと」
「マジですか。自分はふみさんと湯沢です」
「旦那も行くの?」
「無理じゃないですか」
「まあ。興味もないだろうしな。で、次の週9日と10日が合宿だよ」
「え!?合宿ですか?」
「どう、ユイちゃん、一緒に」
「泊まりだと、学校が…」
「じゃあ、金井君と日帰りで」
「はい。調整してみます」
「頼むよ、金井君」
「社長じゃないんですか?」
「いやいやオレは泊まりだから」
「ちなみに誰が泊まるんです?」
「オレ、新井、部長」
「え!?平均年齢50超えですか?」
「頼もしいだろ」
「はい。微妙です」
「じゃあ、また来週〜」


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