最終回はロートルコンビ in 丸沼高原(2011.04.11)

「もしもし、新井です」
「やあ、竹馬の友」
「実はさ、11日行きたいんだけど、スノーボード」
「待ってたよ。俺一人かと思ってた」
「えっ!2人だけ!?」
「そうなんだよ。ここ何年かは最終回になると2、3人ってのが多いよ」
「あ、そう。みんな、何してんだろうね」
「う〜ん。なんだろう。仕事じゃないの?月曜日だし」
「あ〜、でも前は違ったよね?」
「確かに。守りに入ってる」
「あはははは。かもね」
「じゃ、うちに5時半に来てね」
「え!?5時半でいいの?」
「そう。北関東道開通という強い味方があるわけよ」
「わかった。じゃあお願いします」

本日の登場人物

新井さん。「人いないね」「全く」

私。「広いから、コワザ特訓でもする?」「ぜひ」

「あれ、部長は?」
「お気の毒に、お子様の発熱のため、キャンセルでございます」
「あっちゃ。気の毒だね、最終回なのに」
「いやいや、俺たちは最終回だけど、行きたい人は勝手に行くよ」
「みんな、行くかな?」
「西郷とかは行くんじゃねえ?」
「西郷さんか〜」
「そう、西郷さん。一緒にMIXIやってくれば?」
「何それ。面倒くさそうだから、いいよ」
「だよね。最後だし、怪我なくいってみよう」

編集後記
「あのさ、足に来ちゃったんだけど…」
「あ〜終わりにする?まだ、2時だけど」
「たぶん無理」
「あ〜無理は禁物だよ」
「そう言う、社長は平気なの?」
「見てたの?」
「見てたよ。相変わらずだよね」
「下のダウンレール、あれは手強い。一段と」
「でも、5回やって転んだのは1回だけでしょ?」
「そうなんだよ。その1回が効いちゃったんだよ」
「あ〜左ヒザ捻挫」
「正解。去年は右で、今年は左だよ。グキって音がした。右肩もだよ」
「『今年はレールの入りが良くなった』って言ってたじゃん」
「それも事実。されど、アイテムが厳しくなると、力むのもこれまた事実」
「最後の最後でね〜もったいない」
「全くな〜。今年はさらなる進化だと思ったのに」
「進化はしたでしょ」
「した、した。なまじしたもんだから、欲が出た」
「は〜。それで力む?」
「大正解」
「まるで子供だね」
「はい、完全な」
「良かったよ。これで来年も続くじゃん」
「あったり前田のクラッカーだよ、野望があるからね、俺にはね」
「今日は、俺で良かったね。クラッカーの話はわかるから。てなもんや三度傘、良く見てたよ」
「ちなみに三度傘の意味知ってる?」
「昔の渡世人がかぶってたヤツでしょ?」
「半分正解。本当は、江戸大阪京都間を走る三度飛脚が使い始めた深いすげかさが始まりなんだな」
「渡世人があと?」
「そのようでございます」
「へ〜」
「さて、新井君、お互い来年からはシニア券だよ」
「あ〜安くなるんだ」
「そう、安くなる。でも、俺は使わない」
「何で?」
「リフト乗り場の機械が『シニア券です』って言うじゃん。格好悪いだろ、あれ」
「大丈夫だよ。凄えって思う人の方が多いと思うけど」
「いやいや。やめとく。大体、リフト乗り場のお姉さんがいやだよ」
「何で?」
「照れくさいだろ。『この人若ぶってるぅ』って顔されるじゃん」
「そんなわけない。シニア券の人いっぱいいるし」
「新井君が来たら、一緒に行こう」
「いいよ」
「新井君もさ、いよいよ本領発揮じゃねえ。180良かったよ」
「ほんと?でも、ブラインドは怖いね」
「慣れるとブラインドの方が楽なんだけどね。勝手に回っちゃうから」
「いや、参ったよ。そう言われると、心残りだよ。また来ちゃおうかな」
「だよな、雪はこんなにあるし、地震の影響でどこも早仕舞いしちゃったし」
「そうだね。スキー場関係者が一番心残りだよね」
「全く。取り敢えず出来ることは、義援金だ」
「じゃあ、早速帰りにコンビニで入れていくか」
「ああ、そうしよう。さて、みなさん、今年も半端で終わった雪板記。来年はビシッと終わりにしたいものです」
「ほんとだね」
「おいおい。君もだよ。それにこう人が減ちゃっちゃあ、いよいよ俺一人かもしんない」
「一人でも行くの?」
「あ〜来年は一人でも行くよ。野望があるからね」
「野望って何?」
「いや〜まだ言えねえな」
「あ〜70でなんとかってヤツ?」
「言うなよ。まだ全然見えてねえんだから。540はおろか360までおかしくなっちゃったよ」
「変な軸で回ろうと欲が出たんじゃない?」
「流石、竹馬の友。お見通し?ロデオっぽいのがいいかな、な〜んて思ってさ」
「大変だね」
「大変だよ。今年はアプローチが短くて、俺の体重では厳しかったよ」
「同じ位の体格で、飛んでた人もいたけど?」
「痛いとこ突くね。そこが、力みというか、壁というか、成長痛的なもんだよ」
「成長痛かよ、今頃。ロートルは成長も遅いってわけ」
「そんな感じだよ。来年はのんびり行こう」
「俺もジムに行って鍛えてくるよ」
「よせよ。追い付かれるじゃねえかよ。みなさ〜ん、この新井君は小中高と運動神経バツグンでスーパースターでした。そんなヤツが体力付けたら困る。ほどほどで」
「じゃあ、密かに」
「じゃあ、8ヶ月後をお楽しみに。再見!」


戻る

Copyright (c) 2011 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system