人妻と in 丸沼高原(2011.04.04)

「よう」
「あら、いらっしゃい。タバコ?」
「そう。カートンで買えるの?」
「ナイショで売ってあげるから。でも、袋に入れると見えちゃうから、Tシャツの下に隠していってね」
「え!?万引きみたいじゃん」
「あははははは。平気よ、レシート貼ってあげるから」
「それはすまないね〜。で、行かねえの?スノーボード」
「行きたい」
「4、5、11だよ」
「う〜ん。都合が…」
「何?都合悪いの?」
「う〜ん。そんな感じ」
「サミシイね。じゃあ都合が付いたら、言ってくれよ。また来るから」
「わかった。じゃね〜」

本日の登場人物

福ちゃん。「残念ながら、2人です」「あら。もう1人の人妻は来ないの?」「はい。都合が付かず」

私。「遂に2人だね」「社長、明日もでしょ?」「そう。遂に1人」

「来たのは2人きりだけど、結構知り合いがいるね」
「ほんと。ラーメン屋さん軍団に、柿ちゃん達。他にもちらほら」
「だね。1人なったら、あっちのグループに入れてもらおう」
「社長、皆さんレベルが高いから、大変ですよ」
「大丈夫。技術不足は精神力で補うから」
「そうね。丈夫ですから」
「福ちゃんほどじゃないよ」
「何ですか?」
「いえ。特に」

編集後記
「社長、あと1本で上がりましょう」
「いいの?もう」
「はい。あたし今日で最後なんで、いいイメージのまま終わりたいんです」
「なるほどな〜。俺なんか最悪だで。このままじゃあ終われないよ」
「痛くないんですか?」
「痛いのも痛いけど、格好悪かった」
「そうですね。あのときに限って、人がいっぱいいて、ラーメン屋さんも『衝撃映像が撮れた』って笑ってました」
「先週から、サイドインのダウンレールがやけに高くなって、ヤバイ感じがしてたんだよ」
「でも、先週は全部成功でしょ?」
「全部じゃないけど、一度もひっかかりはしなかった」
「じゃあ、今日は何で?」
「甘く見ちゃったんじゃない。それと、リップがかなり削れてたんで、入りずらかったのもある」
「凄っごい腫れて、血がいっぱい出てますけど」
「な〜。前の2箇所がやっと治ったと思ったら、まただよ。今季3回目」
「今年も凄いですね、社長は」
「全くだよ。スネが3回。パワーボムが2回、パワースラムが1回」
「普通なら、やめるし、怪我してるし」
「十分な怪我じゃん。血出てるし」
「いえ。社長では、その位は怪我のうちに入りません」
「折角、早上がりしたから、スノーボード屋さんに行くか?」
「あ、そうですね。ソックスもタイツも穴開いちゃったんでしょ」
「その通り。このままでは奥方に何を言われるかわからない。取り敢えずトイレで洗ってくるよ。明日もあるし」
「それがいいですよ。車で干しておけば、乾いちゃいますから」
「よし。では、行ってみるか」

「福ちゃん、買い物はいいの?俺はTシャツ買ったけど」
「はい、じゃあ帰りましょう」
「いまいちだったね、時期もこんなだったから。それにしても、感じ悪いよね」
「はい。最悪です」
「あれじゃあね〜。いらっしゃい位言わないとね。俺だって言うよ」
「全くです」
「もうないね、あそこは」
「ええ。もう行くことはないと思います」
「じゃあ、福ちゃんとはまた来季か」
「はい。お世話になりました。おかげでだいぶ良くなりました」
「そりゃあ良かった。じゃあまた明日」


戻る

Copyright (c) 2011 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system