残るは2回 in 丸沼高原(2009.04.06)
「お待たせ、哲っちゃん」
「あれ!?一人ですか?」
「ああ、電話に出ないんだよ。だから置いてきた」
「あ、はい〜。次は部長の家ですか?」
「そうなんだよ。電話しながら行ってみるけど」
「おはよう」
「おはようございます。あれ、矢嶋君は?」
「来ないんだよ。電話してみるか」
「誠に申し訳ありません。今起きました」
「おいおい、頼むよ。行くだろ。迎えにいくから」
「いいんですか?申し訳ありません」
「大丈夫だよ。どうせ西郷も遅刻だよ〜」
予想通り、西郷どんは期待を裏切りませんでした。
到着時間は5分と変わらず。
「すいません、社長〜」
「俺らも今、来たから。のんびり行くべ」 |
「暑いね、今日も。いよいよ終わりだね。来週で引退か…」
「…」
「おい、何か言ってくれよ。止めてくれよ」
「…」
「お〜いっ!誰かぁ〜」 |
本日の若い力達。
「え〜っと、シンゴ君の大学スノーボードサークル御一党。
誰だっけ〜?左からシンゴ君、副代表、代表のトン君、トミー君、高田君だよね?
間違えてたらすまん」
「今日はありがとうございました」
「なんのなんのなんの南野陽子、って言ってもわかんないよね〜。聞き流して。
みんな上手いよね。1年に何回位行くの?」
「15、16回です」
「なんだよ、俺らよりも少ないじゃねえかよ。で、その滑りかよ〜。歳のせいかね?」
「たぶん、そういうのあると思いますよ」
「あそう。はっきり言われたね。西郷どん」
「あ。いえいえ、皆さんも凄いですよ」
「良かったじゃねえかよ、褒められたで」
「ええまあ。いいんじゃないですか」 |
編集後記
「部長!自分のウォール撮ってくれました?」
「ゴメン」
「え〜っ!?撮ってないんですか…」
「ゴメン。映ってた」
「もう!見せてくださいよ」
「何やってんだい?部長」
「これを哲っちゃんが見たいって」
「どれどれ。なるほどなぁ〜。いよいよ旦那の影も形も消え去り、哲ちゃんとミミの時代だな」
「そうですね」
「カメラ見っぱなしもまるで旦那だね」
「はい、そう思います」
「いいんじゃないの。上手いんだから。ときに他の人はどうなんだい?」
「ミミは相変わらずソツなしで、西郷は復活の兆しあり。あゆみちゃんはいけそうです。福べいは壁高し。矢嶋くんのは撮れませんでした」
「矢嶋君は俺が見てたし、撮ったよ」
「どうなんすか?」
「踏み切りは完璧。あとは旦那ばりの反復練習あるのみ」
「うらやましい」
「そうだね。若い子は伸び盛りで。そこいくと俺なんか縮む一方だよ」
「シャッチョさん、そんなことないよ。キッカーの360ヨカッタよ」
「そう、あゆみちゃん。自分でもちょっと踏み切れた気はしてたけど」
「凄く自然で、力が抜けててヨカッタよ」
「本当?惚れるなよ〜」
「もうダメ。手遅れ」
「ヤベ。何か欲しいんだ」
「ばれたか」
「ときに社長、お昼はとんふぁんですか?」
「う〜ん、行きにくいね、西郷どん」
「はい、決定〜」
「社長、お姉さんいますよ」
「あれ、本当だね。哲ちゃん」
「こんにちワ。先週で終わりって聞いてました」
「いや〜。みんながさ、どうしても来いって言うんで」
「あたしも今日で最後なんで良かったです。チャーハンご馳走します」
「また来週も来ます。それで本当に最後です」
「じゃあまた来年ですね。お待ちしております」
「はい。お達者で」
「『お達者で』って何それ?社長」
「いいじゃねえかよ、福ちゃん。福ちゃんにも言ってやろうか『お達者で〜』」
「いいです。それはそうとあたしもコーヒー奢って貰いました」
「良かったね。俺もコーヒーはタダだったよ。たぶんレジのお兄さん、福ちゃんと俺を勘違いしたんだよ」
「やめて。それはあたしじゃない!」
「それはア〜タシよ」
「あゆみちゃんさ〜そろそろそれやめた方がいいよ」
「ドシテ、西郷どん?」
「抜けなくなるよ。また職質されるよ」
「あはははは」
「さて、皆の衆。残るはあと1回」
「早いですね」
「全くだね、ミミ先輩」
「来週はどんな感じですか?」
「ん〜っと。俺、ミミ先輩、福ちゃん、あゆみちゃん、矢嶋君、真ちゃんにカトちゃんの7人だよ」
「3年ぶりですね。最後が7人なんて」
「全くだよ。そういうミミ先輩、最後は来ないじゃない」
「今年は参加しますよ。最後と言えばまる公さんは来ませんかね?」
「呼ぶか。『どうでも来い』って」
「いいですね。でも来ないと思いますけど」
「だな。来週の最終回をお楽しみに〜」
|
Copyright (c) 2009 WATANABE COMPANY. All rights reserved.