決戦の日 in 丸沼高原(2006.02.27)

延びに延びた、いやいや、延びてはいない、初めから今日だった。
「調子はどうかね?コマシ郎氏」
「任せてくださいよ。そういう社長は元気ないですけど」
「そうなんだよ。実はさ、痛いんだよ。あそこが」
「え、あばらですか?」
「何で分かるの?」
「分かりますよ。もう想定外ですね。矢野君、勝負だから」
「おいっす。負けないっす。着地無視っす。思いっ切り飛ぶっす」
「いや、俺も飛ぶから、入れてくれよ」

着いたら、びっくり。一面スケートリンク。
パークは完全閉鎖状態。
「仕方ない、ゴンドラで軽く流すか」
で、早々に昼食。
毎度、お馴染みの五目ラーメンとミニチャーハン。結構いける。

早くもお疲れの西郷。
実はあの西郷隆盛氏の子孫らしい。
「じゃあ、おいどんでごわす」って言ってよ。

ようやく開いたパーク。
篠さんのメランコリー掴めず?
まる公のインディボーンは掴めず。
山ちゃんのB1「こうやってやるんだよ、西牧さん」

台形ボックス。
コマシ郎氏いいねいいね、自爆パワーボム。
哲のBSノーズプレス。
闇練を積んだ金井君の小技タップ。
私のBSノーズプレス。今週は修正してきました。
哲のFSテールプレス。

ちっこいボックスで
超オーリーインの矢野君。FSノーズスライド。
金井君の同僚で小林君、FSボードスライド。
ゆかり姉さんのちびレインボー高速シフティ。
金井君のヒップスライド。

ゆかり姉さんの7mキッカーでの完成間近のB1。
篠さんの踏み切り抜群のF1。
コマシ郎氏のレイトシフティらしい。
福ちゃんのストーレート。
「飛ぶのが楽しくて、社長のおかげです」
「だろう。誰かの心のこもってない指導とは違うよ」
小林君の早抜けF1。「篠さんの踏み切り見て、修正!」

あろうことか、いつもタフな矢野君が、右鎖骨脱臼。
救急室のパトロール隊の方が診察してくれました。
「早めに病院に行ってください。我々は医者ではありませんので」

編集後記
結局、勝負はお預けでした。パークのほとんどが閉鎖したままでした。
「まあしょうがないだろうな」
「ええ、また次回ということで。それまで体調をととのえてくださいよ。
今日もレールで胸強打してましたけど。」
「そうなんだよ。基本的な滑走能力の差だね。あんだけ段差があると入るの大変。
そこへいくと、君と哲っちゃんは大したもんだよ、感心感心。
でもね、少しずつ修正しているから、見てろよ」

「びっくりしたね、矢野君には。何もないところでこけて、怪我だもんね」
「アイスバーンでエッジがひっかかったらしい」
俺がレールでしでかしたもんだから、終始ご満悦のコマシ郎氏。
「救急室はどこ?」と聞けば、「あそこ」とコマシ郎氏。
「全くな、一人で行かせやがって。見に行ってびっくりしたよ。
一人で淋しいそうだった」
「誰もいないんですよ」
で、上に行ったり下に行ったりして、ようやく見て貰え、話を聞いているうちに、
「それって、俺も全く同じ症状なんだけど」
「じゃあ、あなたもですね」とパトロール隊の人。
「そういやあ、痛かったよな。でも、その直後のぎっくり腰の方が、
想像を絶する痛さだったので、すっかり忘れてた」

流石に、心配になったのか、皆で見にきて、「病院行った方がいいですよ」
と言ったコマシ郎氏に病院の場所を聞き、夕飯も取らずに直行。
「だけどさ、病院の名前間違えてないかい?ナビに出ないんだけど」
勘を頼りに、何とか到着。
看護士のお姉さん「私もスノーボードやるの。どこで怪我したの?」だって。
「哲っちゃん、矢野君がしばらく行けないんだから、あの娘誘って来てよ」
「え!自分すっか…」
診察の結果、何と鎖骨を支えている2本の靭帯が完全断裂とか。
「どうすりゃあいいんですか?」
「う〜ん、たいていの人はそのままだね」
「え〜そんなんでいいの?」
「そう、手術するととっても大変だから。最低3回は切らないとね」
「じゃあ、このままで」
「さ〜て、ほっとしたところで、コマシ郎氏達のいるところへ、飯を食いに行こう」
今回も大したことしてないのに、長文になりました。次回はもっと簡単に。
では、また来週。

追伸
何と山ちゃんのボードのテールが折れました。
「こんなの初めてみたね」と一同。
「一回も使っていない板があるからあげるよ。152だけど、いいかい?」


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