はまったね!! in ワドナ(2015.12.21)

「到着いたしました、王子さま」
「だれが王子なんです?社長」
「だれ?って!お一人しか、おられませんで、ございますよ」
「言葉使い、変になってますよ、社長」
「そりゃもう、失礼の無いようにしないと、王子さま」
「そんな『イメクラ』みたいな。そのミチ好きのソレガシに任せますよ、興味無いんで」
「いまだにヤッてルの?ソレガシは」
「イヤ、しばらく会ってないんで。でもヤッてますよ、成りきってますよ」
「あっはっはっはっ。言ってたよねぇ、題して『家出娘と…』」
「ええ。完璧に演じてましたよ」
「さっすが西の方!芸達者。オモシロかったね、あの話は。山田サンもどうよ?」
「いえいえ、自分は極々自然に、成り行きまかせで」
「で、ウシロのほうに…ですか〜?!」
「答える必要が無いですね、社長。そんなことより、好い感じじゃないですかぁ。チョイ、小ぶりな池ですけど」
「イヤイヤ、山田サン。この後ビックリしますよ!また来たくなりますから」
「ウォッホッホッホ、楽しみです」

本日の登場人物

山田クン。「久々にベイトロッドですね、きょうは」「イイの〜?シングルハンドルで?泣くよ〜」

川島さん。「スチールヘッドなんて?初めてです」「それは、たいていの人がそうだよ、オレもね」

私。「針も糸も太くしてきたし、完璧なはず」「ええ、楽しみですヨ!」

「さて、まいりますか?」
「おっ、社長、川島さんも到着です」
「おはようございます」
「よう、お久さし〜」
「川島さん、ごぶさたです。背、伸びました?」
「…変わってないと、思うんですけど」
「ほら〜、川島さんは生真面目なんだから、そんな山田的なのは貫通しないの」
「あっ、ギャグだったんですね?須田さん」
「ええ、まぁ」
「あはははは、すみません、真に受けちゃって」
「じゃ、行くかい、まとまったところで」
「ええ、そうしましょ。どっち側にしたらイイですか?社長」
「川側の方は、魚が見えてドキドキもんだよ。山側は、サッパリ見えないんだけど、そこがまた、ドキドキ」
「結局はどっちでも!ってことですね、社長」
「まぁねぇ。どちらかというと、川側だね、山田クン」
「じゃ、川島さんに川側を。我々は山側で、自分は一回りしてみます」
「いや〜、王子っぽくて、イイね山田ックン」
「…王子?八王子?」
「社長、余計なこと言うから、川島さん固まっちゃいましたよ」


「静かですね、風もなく」
「おっ!『静かの海』アームストロング船長」
「社長、わかんないですよ、アポロ11号」
「わかってんジャン、流石は山田クン」
「おおっ!!」
「すげぇ、山田クン!いきなりヒット!!」



「うおぉぉぉぉぉ!!」
「騒ぎ過ぎじゃない、山田さぁん?」
「社長、見てくださいよ、このデカさ」
「はい、50cmくらいだね、スチールヘッド、おめでとう」
「これが!?うんウンうんウン」
「舞い上がってますね、山田さん。自前のその網じゃ、まったく役立たずだから、オレのを貸しておくよ」
「すみません、まさかこんなんだとは」
「それは、まぁまぁサイズ。スンゴイのがいるから、がんばってね〜」

「さて、山田クンみならって、セミ投げてみたけど、サッパリ。
う〜ン、前回調子良かったヤマメカラーにしてみるか。
これこれ、モペット・ハイパーストリーム。エイッ!!」
「…うっ?うん?アタリか?」
ジイー!!!
「なんだこりゃ!スゴイ引き!ゲッ網がない!!」
「つかれた〜 って、魚はもっとつかれたよなぁ、60チョイのドナルドソン。写真撮る余裕無し、ありがとう!」
「またしても、なんだこりゃ〜!!針こんなんなちゃって」

「社長ぅ、ドウです?あの巨大魚の後は?」
「渋くなっちゃったね。山田クンはいかが?」
「こっちもですよ、川島さんもみたいですし…」
「あれっ?疲れちゃったんだ?眠くなっちゃたんだ?」
「ええ、まぁ、そんな気も」
「休憩すっか、コールマンでコーヒーいれて、パン焼いて」
「ウォッホッホッホ、最高ですね」

「川島さん、アンパンにコーヒーどうぞ!」
「あっ、ありがとうございます。冷えてきていたので、とても嬉しいです」
「どうかね?初ワドナは」
「はい、良い所ですね。雰囲気、魚、まだ釣れてはいませんけど、スゴイ反応してくるのが、デカくて」
「あっはっはっは。まだ始まったばっかり、これからだよ」
「須田さんは、どうされました?」
「初スチールヘッド!パンくって、コーヒー飲んで、満足満足で、暴睡中!」
「あははははは、らしくて良いですね」
「はい、王子様ですから」


本日の活躍ルアー達 「モペット・ハイパーストリーム」
「田辺さんのクランキンピューパが2色」
「クラピーディープ」
「パニクラDR」
「太軸針に変えたルアー達は、糸を切られ。変えていないルアー達は、
針伸ばされたり、折れたりで、いやはやスゴイの一言」

あとがき
「社っ長、もう充分満足なんで、仕舞いますよ、自分は」
「よっ!王子様的!自己満!」
「違いますよ、あの魚で、シングルハンドルですから」
「あっ!なるほどヘロヘロ!ってわけね」
「ええ、それですよ。社長、川島さんの様子を…」
「えっ、ってことは?」
「ですよ」
「マジかね。飯も食べずにヤッてたんでしょ?」
「いえ、社長が暴睡中にログハウスで、食べましたよ。ここの方と、熱く語り合っておりました」
「で、山田サンは自慢こいちゃったわけ?」
「そんなことはしませんよ。自分も暴睡しましたよ、川島さんの車で」
「スマン。オレが占領してたからねぇ、もう、寝ないんかな。と、思ってた」
「ええ、そのつもりでしたが」
「語りが、極まっちゃてて、睡魔が…て、わけねぇ」
「アタリですよ」
「ど〜れ、じゃ行ってくる」

「よう、どう?その後?」
「はい、相変わらず反応はあるんですが」
「ノってくれない?」
「はいぃ。あっちの水が出ている所に行ってみます」
「そう、じゃオレがここで。えい!」
ガツン!! ブチィッ!!
「いきなり切られた。もう一丁、とぅ!」
モゾモゾ
「うん?あたりか?アタリっだ!」
ジィー!!ブツッ!!
「また切られた。ドラグ調整はしたはずなのに。もう一回、ウリャッ!」
ゴン!ジッジッジィー!!
「釣れるよなぁ、なじぇ?川島さんには」
『どうですか?きょうは』
「どうも、今までに無く厳しかったです」
『釣果は?0ってことは?』
「あはは、それは大丈夫です。オレが10匹の彼もそのくらい」
『あ、それは重畳。かなり魚がスレてきていて、厳しくなってきました、水温も低下中ですし』
「あがりますか?」
「イイの?川島さん」
「はい、出直してきます」
『26日に放流するので、その後みえたら良いですよ』
「いえ!フレッシュなそれでは、リベンジにならないので」
『おお、すばらしい。是非』
「お世話になりました、本日も。オレは1月11日に、またお邪魔しますんで。よいお年を」
『ありがとうございます。みなさんも、良いクリスマスと新年をお迎えください』
「と、いう事だね、王子様」
「ウォホッホッホッ、八王子は穴場ですか?ちょっとリサーチを」
「発揮ですね、風俗評論家ップリ!?」
「違いますよ、社長。そんなじゃなく、川島さん、また来ましょう」
「はい!絶対!!」
「以上、ナンの王子かわからない山田クンと、正反対の爽やか川島さんに、
 妄想癖(モウソウヘキ)人一倍のオレ?さらに、もはや『一人大吉ルアー?』
 大下さんの4人で、年明けに再釣行です。おたのしみに〜」
「自分はもとより、みなさんもよいお年をお迎えください」
「あれ?山田サン。その前にクリスマスってのも、ありますが。那須方面に…ですか?」
「答える必要がありませんね、社長!」
「あぁ、やっぱりねぇ。みなさ〜ん、よいお年を〜!!」


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