火曜日なんでぺー君と in 鬼牧川(2015.10.20)
「地震だ〜」
ユッサユッサユッサユッサ
「社長、もう起きてますよ。いいですよ」
「あれ!?目覚めちゃった?」
「目覚めますよ。あれだけ揺すられれば」
「だよね。じゃあ早速行くか」
「はい、行きましょう」
本日の登場人物
ぺー。「ここんとこ調子いいんですよ」「あやかりたいね」 |
私。「1匹釣れればいいんだけど。できれば40アップ」「そうですね」 |
「ねえ、社長。誰もいないでしょ」
「ほんとだね。こりゃあいいや。攻めまくり」
「ヤメテヤメテ〜」
「おめ、何か勘違いしてねえか?山田君じゃないんだから」
「は〜い、てっきり回し蹴りとかくるかと思った」
「じゃあ、やってみる?後ろ回し蹴り」
「ヤメテヤメテ〜」
「おし、じゃあ行くか」
「はい、お願いします」
「だいぶ様子が変わってるね。今年は雨が多いからな」
「はい」
「えい!」
「お!出た。釣れてる。1投目からだよ。小えなこれ」
「もうですか?」
「バレタ。早々にバレタ」
「出足イイですね」
「トップ引きにならなきゃいいけどな」
「やっとノッタね。そこそこアタリはあるのに全然のらない」
「頼りになるね。GiantDOG-Xチャート、オレ塗り」
「社長、31cmです」
「微妙だね、これは。すぐ抜かれそうだな」
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「ぺー君、君うまくなってるね」
「ほんとですか?ずっと1人で修行してたんで」
「キャスティングといい、アクションの付け方といい、凄い丁寧だし」
「ありがとうございます。結構考えながらやってました」
「だろうな。びっくりだよ。でも、相変わらずびっくりアワセだね。だから釣れねえんだよ」
「はい、そればっかりは…なかなか」
「だよな。これは経験だから。あ、出た。あれ!?何で持ってかないの?」
「社長、どうしてそんなに冷静に見てられるんですか?」
「あ〜ん。亀の甲より歳の功。つまり年寄りってことだよ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。しばらくかかりますね」
「あれ!?引っかかっちゃったよ」
「社長、どうします?船は入れないですよ」
「しょうがねえ、飛ぶか。テトラを」
「行けますか?大丈夫ですか?」
「行きは大丈夫だよ。問題は帰り」
「やっと回収。さて、どうやって帰るかな」
「こりゃあ、無理だろ。飛んだら最後、そこで落ちるよ。あ、前から行くか」
「え!?そのまま倒れちゃうんですか?あ〜!?」
「よっ!と。腕立て伏せの要領だね」
「そっから、どうするんですか?」
「う〜ん、前進は無理。戻る」
「社長、凄ぇ。ジャッキーチェンみたい」
「下流だったら、もっと近いから。そこまで来てくれよ」
「わかりました」
「何だよ。渡れるじゃん、ここ」
ジャバジャバジャバジャバ
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「ぺー君、相変わらず、ややビックリだね」
「はい。なかなか…」
(あれ!?コイツ今出たのに全然見てない)
「あ!釣れた。社長、網アミ網」
「あいよ。はい、すくいますよ」
「ぺー君、オレは全部見ちゃったよ。出て、ルアーを持っていくところまで」
「社長と話してたんで、全然見てませんでしたよ。それが良かったみたいです」
「それって、釣ったって言えるのかな?」
「はい。完璧です。33cm。抜いちゃいました」
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「社長、また釣れちゃいました」
「見てたよ。さっきと全く一緒」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。完璧です。37cm。サイズアップ」
「釣ったって言えないだろ、おめえ」
「いえ。完璧です。加藤自作のカトポイです」
「あ〜加藤作、ポッパーの鯉のぼりでカトポイね。よかったね」
「社長も釣ってくださいよ」
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「散々譲ったら、逆転されちゃったから、もう譲んねえ。ガンガン攻めるから」
「えい!」
「おりゃ」
「とう!」
「お、出た」
「ヤベ、ちょっと足んねえ」
「社長、惜しいですね。35cmです。ルアーは川島さんのですね」
「はい。チャートのペンシル。これは調子いいんだよ。いつも助けられてる」
「社長、まだ時間ありますよ」
「よっしゃ!全部撃つ」
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あとがき
「加藤君、撤収しよう」
「え!?いいんですか?いつもみたいに帰りながら撃てばいいじゃないですか」
「いや。充分楽しんだから。アタリは10発以上あったし、2匹釣って、2匹バラシたし」
「オレは大満足ですよ。ほんとうにいいんですか?」
「実はさ、手が痛いんだよ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。社長がですか?珍しいですね」
「船乗ったの久々だったじゃん。先週と今週」
「あ〜1月半位空いちゃいましたよね」
「そうなんだよ。オカッパリは行ってたけど、こんなに投げないしね」
「左もダメですか?」
「ダメ。両手が」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。じゃあ、あがりますか」
「はい、お疲れ様でした。じゃあ、また来週〜」
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