キャスティング、どうでしょう。2014年度チャンピオンシップその2 (2015.07.12)

「飯塚君、こんにちわ」
「こんちわ」
「あれ!?ちょっとバクバク?」
「はい、ギャラリーが多過ぎです」
「いいじゃない。仮にだよ、飯塚君が1投目で入れて、王者は飯塚君ですってオレが言っても、飯塚君一人で『わ〜い』じゃあ盛り上がらないだろ」
「そうですね。そう考えると、なんかメラメラしてきましたよ」
「理想としては、3投目に頼むよ」
「え!?何でですか?」
「暫定2人が3投目に入れてるから。その前に入れちゃうと、飯塚君は凄ぇ盛り上がると思うけど、栄ちゃんと山崎さんは『オレタチ何!?』ってなっちゃうから」
「また〜。またまたプレッシャーじゃないですか」
「じゃあ、いってみよう。初代キャスティングどうでしょう年間王者決定戦」



「おっと飯塚君、5月王おめでとうございます。
これ、月間王者の証」



「これは誰の手に!」

今回の登場人物

5月王、飯塚番長「最多人数21人を制した男」

9月王、山崎さん「1投目で入れた男」

12月王と3月王、栄ちゃん「練習量No.1」

「さあ、飯塚君。緊張の3投。どうぞ〜」


「飯塚君、公約通り盛り上げたね」
「はい、頑張りました」
「このまま勢いで行っちゃう?」
「はい、頂きます」
「では、飯塚君、山崎さん、栄ちゃんの順番でどうぞ〜」


あとがき
「いぇ〜い。やりました山崎さん、2投目で入れちゃいました。どうかな栄ちゃん。最後の1投」
「残念〜。ルアー浮いちゃいました〜」
「ショックです」
「だよね〜ここまで来て。最後の最後で負けちゃって」
「はい、でも1回死んでますから。そこから復活したわけで」
「そうだね。まあシーズン2も始まってますから」
「はい、次、頑張ります」
「その栄ちゃんを蹴落とした山崎さん、ご感想をどうぞ」
「いや〜嬉しいっす。何か申し訳ないっす」
「いいんじゃないすか〜。条件は対等ですから。足の怪我をおして、参加した甲斐がありましたね」
「はい、サッカーの試合だったんですよ。捻挫しちゃいました」
「ほう。結果は?」
「勝ちました。ゴールはできなかったんですけど〜」
「今日はノリが違うってことですね」
「そうです。オレなんかノーバイですから。今日」
「何?今日も釣りいったの?こんな中」
「全然釣りになりませんでしたよ。練習はできましたけど」
「ってことは、負けるべくして負けたってわけ?栄ちゃん」
「はい、次勝ちます」
「一年の長きにわたって続いたこのゲーム、初代王者は一般参加の山崎さんです」
ヤンヤヤンヤ。パチパチパチパチ〜
「みなさ〜ん、是〜非是非、参加くださ〜い」


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