恒例、八郎潟遠征2日目(2015.06.16)

「朝だ、朝だよ〜♪」
「あれ!?みんな起きてるの?」
「社長、おはようございます」
「あ、山田君、おはようございます。早いね」
「ええ、社長みたいに夜更かししませんから。さっさと寝ますから」
「先輩はわかるんだよ。ジジイだから早起き」
「ええ、コメントは避けますよ」
「おはようございます。一人を除いてはみんな早起きですよ」
「あ、兄ぃ、おはようございます。アイツですか?」
「はい、チャンプです」
あ〜あ〜
「このグズ!」
あ〜何でみんなそんな元気なんですか…
「逆だよ。一番若いお前が元気なさ過ぎるんだよ。先輩、こいつのオヤジさんは先輩と同級生ですよ」
「あ〜!?もう。やんなんちゃうな」
「オレなんかそんなの日常茶飯事ですよ」
「社長はいいんだよ。元気だから」
「先輩も元気じゃないですか?」
「船下りればな」
アヒャアヒャアヒャ
「何だよ、笑いにも元気がないな。社長、気合入れていいですか?」
「いいとも青年隊、刑務所に入ってま〜す」
アヒャアヒャアヒャ。誰ですか?それ
「よし、本日のご予定は?皆の衆」
「自分らは昔行った川に行って、対岸も行ってみようかと、王者が言っております」
「なるほど。こっちは、朝から昨日のところに1日かけて、じっくりと」
「夕方、コンビニ合流ですか?」 「はい、それでお願いしやす」

本日の登場人物

ペー。

矢島兄ぃ。

山田君。

中村先輩。

私。


「何か復活してる感じがあるよね」
「あ〜兄ぃは、昔から来てるから。どうなんですか?山田さん」
ドスッ
「う〜。ナゼ?」
「山田じゃあない」
「え〜」
ドスッ
「う〜う〜」
「確かにちょっと葦が戻ってきた感じがありますよね」
「キタァ!」



「ウキウキ。ウキウキ。43、43、43」
「やるじゃん、かとんぼ」
「山田さんの分も作りましょうか?」
ドスッ
「う〜。これ差し上げます」

「お!出ました」
「お〜兄ぃも」



「同寸ですね。43cm。
川島さんの八郎スペシャル。
第何弾だったかな?」


ボフッ
「あ!」
「何であわせるの。雷魚だろ」
「あ〜思わず。でも嬉しい」
「ずっと釣ってろよ、それ」

「おっかしいですね、先輩。全くアタリがないんですけど。メインストリートに」
「だよな。どうすんだい?」
「河口は水温が低いんで、昨日良かった上に行ってみましょう」
ボフッ
「あれ!?社長、何であわせないの?」
「はい。雷魚ですから。冷静に見送ります。それでも、たまにのっちゃいますけどね」
「オレだったら、全部あわせちゃうけどな。何でもいいよ」
「まあまあ、これからですから。ゆるく残しておいてください」

「やばいな。対岸来たのにノーバイだった。ねえ、山田さん」
「黙れ!」
「あ、すいません。まだ釣ってなかったですね、山田さん」
「ダマレ!」
「でも、いいサイズ結構ばらしてますよね」
ダ・マ・レ!
「こっから先は全部投げていいですよ」
「兄ぃ、操船お願いしていいですか。コイツ沈めますから」
「あはははははは」

「こっからですよ、先輩」
「おい、あんまり言うなよ」
「まあどうぞ」
ヒョロ〜ン。ガサガサ
「そこ?そこですか」
「あ〜。全くよ〜っ!」
「先輩、冷静に。そのまま流しちゃいましょう」
ガバッ!
「やった」
「フンフンフン」
「だ・か・ら、追い合わせしちゃダメ」
「あれ!?ばれちゃった」
「…。先輩、まだまだありますから。次行きましょう」
「どうぞ」
ヒュ〜ン。チャポ
「お、珍し。でも、その誘いが雑だな〜。止めて」
ザバッ
「キタ!ヨッシャ〜」
「う〜ん。引く」
「先輩、冷静に」
「う〜ん、う〜ん」
「42、43ありそうですね。はい、すくいました〜」
「あ〜良かった」
「あれ!?先輩、しくじりました。すくったのはルアーで魚がいません」
「え〜!何だよ」
「申し訳ございません。私のミスでございます。釣ったのは確認しましたので、最下位になることはまずないでしょう」
「あそう。良かった。でもな、持ちたかったよな」
「いやあ、申し訳ないです」


「山田君、本日の勝者は43cmが2人なんですけど」
「社長、いつも言ってるじゃないですか。物事は年功序列が日本式」
「確かに言ってた。仕事に関しては良くないよね。しか〜し、この場合はありだね」
「年号、年号開幕式???」
「このゆるキャラ!年功序列だよ。年の順ってこと」
「あ、じゃあ若い者が優先的に」
「山田さん、出番です」
「あ〜やめて、やめて、やめて〜」
「年の順、上からに決まってるだろ。
が、それも気の毒なので、2人王者。君にはトロフィー、兄ぃはメダルで」
「やった!今日もトロフィ〜」
「お食事はどうしますか?108円のトロフィー持ってる人」
「え!これ100均ですか?」
「そうよ。何でも売ってるダイソー屋さんのトロフィー。見えないだろ。で、どうする?」
「兄ぃ、オレ選んでいいですか?年号開幕なんで」
「はい!?いいよ、何でも」
「じゃあフレンチで」
「社長よ、そのフレンチってのはどこにあるの?」
「サンルーラルの最上階ですよ」
「うまいの?昨日とこはさ〜…」
「ご安心ください。何と言っても、料理の鉄人に出たシェフの流れを汲んでますから」
「凄ぇ。料理の鉄人か」
「はい。ですが、現在は勇退されていません」
「おいおい。話が違うぞ」
「いえいえ、流れを汲んでいると。お味の方はご心配なく。何でしたらおかわりも」
「お、食べ放題か?」
「はい、食べ放題です。そのつど、料金を払えば」
「なんだよ」
「いえいえ普通ですから。フレンチですから」
「じゃさ〜」
「ちっちっちっちっ。あ〜先輩、お話はここまでです。
選択権がありませんから。もしかしたら同寸、やや小さい微妙なところです」
「じゃあ明日だな」
「いいですね、そうしてください」

あとがき
「お、いいね。うまいね。明日もここか」
「あ、先輩。ではお一人で。我々は帰りますんで。国見で食べますから」
「…だよ、残念だな」
「ですから、お泊りになって、電車で帰れば」
「そっか。じゃあまた来月くるか。やっぱ、うまいな」
「社長、中村先輩何かブツブツ言ってますけど、大丈夫なんですか?」
「いいんだよ。船の上ではオレに説教されるから。ガス抜き」
「なるほど。そう言えば、新井さんと西村さん、琵琶湖行ったんですよね?」
「行った。相当厳しかったらしい」
「そうなんですか」
「うん、新井さんはもう行かないって」



「新井さん、47cmの1匹」


「ソレガシ、ギル1匹」

「マ〜ジですか!?」
「う〜ん。ただ、ソレガシには50発以上出たそうな」
「で、ギル1匹ですか?」
「だってよ」
「じゃあ、行かないですよね。ときに社長、本日はどうしたんですか?全く出番がないですけど」
「お〜そう来たか。雷魚がボフっと一発出ただけ」
「え!?そいつは見送って、そのあとノーバイですか?」
「屈辱的だね。八郎では初だよ」
「ありゃ。先輩のせいですか?」
「可能であれば、そう言いたいね。実際はそうでもないよ。先輩が投げられないところは、オレが投げてるし」
「そうですか、じゃあ明日ですね」
「はい、今日を踏まえて、♪ライクアブリッジオーバーザトラブルドウォーター♪」
「は?また難しい」
「明日にかける橋だろ、ねえ、社長」
「そうだよ、SG」
「カレーですか?」
「お、やるな。でもそれはSBだろ」
「サイモンとガーファンクル。ねえ、先輩」
「あ!?オレはさ、キャンディーズファンだったから」
「それ、だいぶあとの話でしょ」
「じゃあ、天地真理か」
「あもういいです。じゃあまた明日〜」

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