キャスティング、どうでしょう (2015.06.07)
「お〜!お2人。釣り帰りかい?」
「こんんちわ。実はそうなんです」
「自分もです」
「釣れたの?」
「いえ。いい練習になりました」
「じゃ、やる?キャスティングどうでしょう」
「はい、そのつもりで来ました」
「ちわ!」
「ありゃまあ、珍しいね、大下さん」
「はい、忙しくて参りました。休み返上です」
「で、今日が久々の休みと?」
「そうなんですよ。やっと」
「じゃあ、大下さんもやりますか?息抜きに」
「お、そうですね。ちなみに5月王は誰ですか?」
「関根さんです」
「え〜!?また?」
「そう。君らが不甲斐ないから」
「そりゃあ、社長もですよ」
「ごもっとも。惜しかったんだけどね、オレは18点まで追い上げたんだけどね」
「関根さんは?」
「22点だったんだよ。一般参加の若手、上野さんが18点までいったんだけどね〜」
「よし!普通に投げるから。2人もそのつもりで、ストップ関根さん」
「う〜ん、荷が重い」
本日の登場人物
大下さん「今日は最高得点出しますよ」「お願いしますよ」 |
上田君「地道に」「その位の方がいいよ」 |
片山君「自分もそんな感じで」「謙虚だね」 |
「はい、大下さん、どうぞ〜」
「う〜ん!」
「お!」
「あ〜」
「惜しい」
「あ」
「う〜」
「残念でした〜。また来月お願いします」
「次は上田君。はいどうぞ〜」
「う〜ん!」
「あ〜」
「お〜」
「惜しい」
「あ〜」
「う〜」
「惜しい」
「残念。また来月お願いします」
「最後は片山君。どうぞ〜」
「う〜ん!」
「あ〜」
「お〜」
「惜しい」
「あ〜」
「う〜」
「惜しい」
「残念でした。練習で3発も入れちゃったからね。また来月お願いします」
あとがき
「お疲れ様でした。口ほどな大下さん」
「いや〜おかしいな。練習では3発入ったのに」
「余裕見せ過ぎ」
「勝ちは若者に譲ったって感じですよ」
「ほ〜そうきたか」
「その譲って貰った若者も0点だけど」
「そうなの?2人とも。ダメジャン」
「え〜そう言われてもなかなか」
「そうなんだよね。実釣とは違うからな。これはこれで難しさがある」
「そう、大下さんの言う通り。しかも、みんな勝ちに行ってるから、座れば楽なのに。立って狙っちゃってるでしょ?+2点を」
「そっか。+2点狙いで1、2回しか入らないんだったら、普通の得点で回数入れた方が点数が延びるかも。社長、何でやんないんですか?」
「オレ!?しびれちゃうんだよ、足が。和式だと」
「あはははははは。椅子持ってきますか」
「ありだね。その椅子もさ〜、オレの場合、船のってるとき、みんなより1段高いでしょ。だから立ってるのとあまり変わらないんだよ」
「そういうことですか。次は椅子か脚立だな」
「僕らもそれでやってみます」
「そう。数狙いでやってみて」
「みなさ〜ん、いいヒントが出ました。ぜひご参加くださ〜い」
追伸
「社長、6月28日の日曜日、王座決定戦ですよ」
「お!遂に。金井君は休みじゃないよ?」
「それは社長が朝一で出張ですよ」
「了〜解」
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