久々 in 鬼牧川(2015.06.01)

「山田さん、誰もいないよ」
「ですね。釣りますよ」
「いいですね」
「社長、チャッチャッチャといっちゃいましょうよ」
「いいね。石井明美さん?」
「え!?あ〜それはチャチャチャチャでしょ?」
「来るね、いいね。ノッテルネ、千葉ちゃん」
「それ、わかんないです」
「うっそ〜。トヨタカリーナの宣伝」
「もしかして、サニー千葉ちゃん?」
「そうですよ。元野際旦那ですよ」
「ウォッホッホッホッホッホ。極一部の人しかわかりませんね、それは」
「いい流れになってきたところで、いってみる?」
「ええ、いきましょう。チャッチャッチャッチャッと」

本日の登場人物

山田君。「1週あいたんで燃えてますよ」「灰にならないでね」

私。「先週、オレはたなご川で釣ってきましたよ」「ウォッホッホッホッホ、社長も燃えてますね」

「山田さん、見て川」
「なんじゃこりゃあ!」
「出ました。18番、松田優作さん、太陽にほえろGパン篇」
「ありがとうございます。ひどくないですか?この状況」
「だしょ。ダダ濁り、泡ブクブク、そして流れがほぼナシ」
「参りましたね」
「まあ船も下ろしたし、やってみましょう」

「一番のポイントも誰もいないわけだよ、これじゃあ」
「ええ。何にもおきませんよ」
「よし、気を取り直して、次行ってみよう」

「よっしゃ〜!」
「え!?あれ!?釣れたの?凄ぇ〜」
「来ましたよ。ぺーじゃないんで枝じゃあないですよ。バスですよ」



「はい、すくいましたよ。え〜っと、37cm。ルアーは何?」
「柳沢のトンボです」
「なるほど。柳沢君、早朝から出勤なわけね」
「ええ、残業もしてもらいますよ」

「あれ!?モペットが変」
「ゴミでもついてるんじゃないですか」
「うん!?釣れてる」


「山田君、見て」
「ウォッホッホッホッホ。即死ですね」
「なんだろうね、この魚は?」
「ウキゴリらしいですよ」
「何でわかったの?」
「スマホですよ。便利でしょ。いつまでガラケーなんですか、社長」
「自分だって1月前までは『そんなのイラン人』とか言ってたじゃん」
「イラン人とは言ってないですよ、それは社長ですよ」
「そだね。どうする?このあと」
「ちょっと上りましょうよ」

「う〜ん、まったく何もおきない。参ったな。ね〜山田君」
「…」
山田君!
「あ、あ〜」
「何、寝ぼけてんだよ。釣ちゃったもんだから、もう帰りたいんでしょ?」
「そんなことありませんよ。まだ8時ですから」
「この先をちょっとやって、ダメなら考える」
「…」
ったく!

「山田さん」
「はい」
「爆睡タイムにしましょう」
「社長、待ってましたよ」

「う〜よく寝た。1時間20分」
「え!?そんなもんですか?2時間は寝た気がしますけど」
「累計ではそれ以上だよ、山田君は」
「ウォッホッホッホッホ。健康なんで」
「風も強くなっちゃったし、うねってきちゃったんで、このまま釣り下って終了ってのもありだよ?」
「いいですね。サブでも行きますか」
「そうね。大量に余った弁当は夕飯にするから」
「では、その線で」

「お!出た。のってる。引く引く〜」
「社長、今すくいますから」




「社長、自分のとほぼ同じじゃないですか、ヤバイな」
「いや、山田君。たぶん小さい。恐らく35」
「どれどれ。本当だ。社長、凄いですね、目寸」
「でしょ。一応、職人歴は長いからね」
「また渋いルアー投げてますね。へドゥンですか?」
「そう、ヘドゥン。ポップンイメージ」

「社長、ちょっと下までやりましょうよ」
「オレはかまわないけど。ちょっと目覚めちゃった?」
「ええ」

「う〜ん、どうすっかな」
ビュ〜ン。チャポ
ガバ!
「よっしゃ〜」
「すかさず来たね〜」
「ええ、社長がポイントあけてくれたの、見逃してませんよ」
「いやいや、あけてはいないから。どうしようかなと」
「ええ、頂きましたよ」
「まあ、それも山田君のキャスティングのうまさがあるからだよね。すっぽり収まったし」
「ええ、気持ち良かったですよ。理想的でした」



「サイズは欲を言えば、もうちょいの35cm」
「ええ。充分ですよ。インコで釣れましたから。う○こじゃないですよ」
「それはさっきしてきたもんね」
「ええ。いつも通りですよ」
「やられちゃったかな、今日は」

あとがき
「お疲れでした」
「はい、とっても楽しかったです。社長。この状況でお互い良く釣れました」
「なるほど。お互いの健闘を称えちゃうわけね、ちょっとサイズが大きいもんだから」
「まあま、結果的にはそうなりますかね」
「2人とも釣れたんで、よしとしなくちゃあいけないわね」
「そうですよ」
「何かその余裕がムカつく」
「ウォッホッホッホッホ。勝者ですから」
「じゃあ、ごはんはサブでよろしいですか?久々に」
「ええ、シバタ女史に会いに行きましょうよ」
「いるかね?この前もいなかったよ」
「あれ!?社長行ったんですか?」
「そうそう。娘とね。どっかの帰りに」
「久しぶりですか?」
「1月以上ぶり。考えられないよね、前は週に3回来てたのに」
「ええ。そうですよ。それも5年続けてたんですよ」
「凄いよね。店の人に言われちゃったもん『最近どうされてるんですか?』って」
「あれ!?女史から聞いてないんですか?」
「どうもそうなんだね。相羽君にしかいってないみたい」
「あ〜。あの2人はできてますよ」
「そうなの。じゃあ西山君の立場は?」
「無理ですよ。そっちは自分が別のをなんとかしますから」
「女史はオレとの不倫を熱望していたはずなんだけど」
「ウォッホッホッホッホ。社長、あの娘はそういうのが上手いんですよ。のらないでください」
「のらないよ。のせる」
「ウォッホッホッホッホ。それもダメですよ」
「さて、山田君。いよいよ八郎ですね」
「ええ、間近ですよ」
「来週はそれに備えて、仮想八郎ということで、タナゴ川かな?」
「あ、来週はお休みです」
「なんですと!?」
「ええ、ちょっと。祖父と不動産屋に」
「ほ〜。ソフトボールじゃないわけね」
「ええ、ソフトクリームでもないですよ」
「どうすっかな〜。じゃあまたフローターか」
「社長、いるじゃないですか?ゆるキャラ」
「お!ペーヨン加藤」
「そうですよ、そいつですよ。良く言っておいてください。『エレキは踏むな』って。仮想八郎ですから」
「了〜解。来週をお楽しみに〜」


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