フローターパトロール第3弾(2015.05.25)

「到着!」
「誰もいないし、無風。完璧」
「先週並みにアタリはあるのか!?」
「どうせ下流から風が吹いてくるから、歩いて上流へ行こう」
テクテクテクテク
「100mは来たな。ここから入水」

本日の登場人物

私。「本日、山田君はお休みです。なんでも軽い腰痛とのことで、と聞けば皆さんおわかりですね。はい、その通りです。過ぎたということですね」

「そんなわけで先週釣れたタナゴ川へフローターでやってきました」
「ドキドキしちゃうな。すぐ釣れちゃうかもしれない」

「う〜ん、まいった。何もない」
「おまけに飲み物もおにぎりも車の中。腹空いたし寒いし」
「どうすっかな。もうちょっと行ってみるか」

「ツライ。しかも風吹いてきて、うねってるし。Uターンするか。追い風は楽だね」
「う〜ん、昔はこのルアー釣れたよな。クロームカラーのスイッシャー」
「よし、これだ」
「うん!?うん!?うん!?釣れてる!全く見えなかった。回収中に潜ったのが良かったのかな」
「ゲッ!糸が竿に巻き付いてる。巻けない…ばれた。あ〜あ。ばれちゃった」
「いやいや。気を取り直して進んでみよう」
「お!アタリのような気がした」
「キタキタ。全然引かないけど、何かついてる気がする。ブラックであることを祈る」



「やった!ブラックバス。小っさ。22cmです。全く引かず」

「ゴールデンタイムに突入かと思いきや、アタリは途絶え、さらにうなりが凄くなり、酔うよ、これ以上やったら」
「一匹釣ったし、そこであがるか」


あとがき
「う〜腹空いた。道具片付けてまずメシ」
モムモム。ゴキュゴキュゴキュ
「お、そばがあった」
ズルズルズル。ゴキュゴキュゴキュ
「あ〜やっと一息ついた」
「さて、山田君と栄ちゃんにメールするか」
ピポピポピポピィ…
グォ〜グォ〜グォ〜

「いかん!2時間も寝てしまった」
「今日は2時間しか寝てないし、フローターだし、満腹だし」
「寝るよね」
「さっきの続きを。送らねば」
「送信完了。しかし、この風とこのうねりじゃあここは無理だな」
「あ、そうだ。帰りながらあそこでやろう」

「久々のグリコジャイアントコーン、ブルーラベルは美味かった」
「あれ!せっかく着いたと思ったら、車が止まってる。ちょっと見に行くか」
ザクッザクッザクッ
「あれ!そこにいるのは片山君じゃないか」
「あ、社長。どうも」
「こんちは」
「ありゃ。先輩も。釣れました?」
「いえ。今始めたばっかりなんですよ。一緒にどうですか?」
「え!いいの?一番いいとこ空いてるけど」
「どうぞどうぞ」
「今日、どうしたんですか?」
「…というわけなんだよ」
「あ〜でも1匹釣れれば」
「そうね」
「あそこどうぞ」
「後悔するなよ。オレに譲ったことを」

「うん!?うん!?うん!?釣れてる」
「マジですか。でかそうですね」
「うん。でかそう。でも、ばれた」
「もったいなかったですね。ポッパーですか?」
「いやいや。それは全然出なかったんで、フローティングミノー」
「ミノーですか。ワームやってみるかな」
「こんな時間だしね。あそこでやってみればいいじゃん」
「いきなり、きました。1投目」
「こっちもキタ〜」
「立派だね、2人とも。釣れたヤツ」
「はい、どっちもちょうど40です」
「譲ったことを後悔するのは、オレってこと?」
「いえいえ。どうぞやってください」
「それがさ〜。帰って来いって電話があったんだよ。地震もあったし」
「あ、確かに。でかかったっすよ」
「オレは運転中だったんで、全く気づかず」
「3.11再現かと思いましたよ。ただ、あんなに長くなかったんで」
「あ〜だからか。早く帰って店を見ろってことだよ、きっと。あのときはグッチャグッチャになっちゃったからな〜」
「そうだったんですか。じゃあ今日もですかね」
「そうでないことを祈る。じゃあ帰るよ」
「はい、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした。次回はユーリンチでも」
「是非!」
「じゃあまた来週〜」

追伸
「幸いなことに店、作業場何もなく、平穏無事でございました。良かった」


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