キャスティング、どうでしょう (2015.04.30)

「こんにちわ、ミートです」
「こんにちわ、存じ上げております」
「釣り帰りです」
「ってことは、キャスティングですね?」
「はい、ノーバイだったんで、お願いします」
「なるほど。じゃあウサ晴らしで。お、ちょうどペーも来た」
「ご苦労様です」
「何が?」
「ご苦労様です」
「休み?もしかして」
「はい。近頃のディーラーはGWは休みです」
「なるほど。みんなどっか行っちゃうもんね」
「そうなんですよ。それでぶつかちゃったていう電話が多いんですよ。でも、道が混んでて行けないんですよ」
「だよね。そりゃあ休んだ方がいいよ。で、キャスティングどう?」
「やります。久々に」

本日の登場人物

ミート君「入れますよ」「はい」

ペー「久々です」「ただいま22点です」

山崎さん「まだできますか?」「暗くて良ければ」

「ミート君、どうぞ〜」
「はい、いきま〜す」
「う〜ん」
「お〜」
「あ〜」
「あ〜」
「う〜ん」
「残念でした」


「ペー、どうぞ〜」
「はい、いきま〜す」
「来たぁ。1投目。10点のプラス2点で12点。逆転できるか?」
「う〜ん」
「来たぁ。3投目。8点のプラス2点で10点。計22点で同点。あと1投で逆点できるか?」
「あ〜」
「あ〜」
「プレッシャーがかかってます。加藤君」
「う〜ん」
「はい、残念でした。逆転ならず、オレとプレーオフ」
「勝ちますよ。のってますから」


「お、山田君いいとこ来た。ぺーとオレとでプレーオフなんで、カメラマンよろしく」
「何?カトちゃん。22点も取ったの?」
「はい、理想的なポヨヨンキャストが功を奏して。風にも助けられました」
「ほう。やるね」
「社長からお願いしますよ」
「あいよ。行くよ」
「はい、お願いします」
「惜しい」
「あ〜」
「あ〜」
「う〜ん」
「あ、入った」
「ウォッホッホッホッホ。サドンデスを制したのは、何とぺー加藤君。社長残念でした。絡んでましたけどね、社長の方が」
「う〜ん。オレが後ろ向いている隙に入れちゃったのね。ペーに負けたのが凄ぇ悔しい」
「オレ、チャンプすか?4月王すか?」
「たぶんね。もう誰も来ないだろうから」


「こんばんわ」
「あ、山崎さん、おめでとうございます。ご結婚」
「ありがとうございます。お祝いのルアーもすみません」
「あ、たった1日で仕上げたヤツですみません。構想では抜群のはずが、出来は今ひとつ。まあ気持ちということで」
「いえ、十分です。キャスティングまだいいですか?」
「全く見えないと思いますが、それで良ければ、ぜひどうぞ」
「お願いします」
「では、キャスティングどうぞ〜」
「はい、いきま〜す」
「うわ、ぜんぜん見えない」
「う〜ん」
「お〜」
「あ〜」
「あ〜」
「う〜ん」
「惜しかったですね」
「今度は昼間来ます」
「そうですよ。7月王の実力者だし」


あとがき
「はい、お疲れ様でした」
「ウキウキウキ。4月王、4月王、4月王」
「あ〜加藤君、まだ夜があるからね」
「え!?誰か来るんですか?」
「それはわからないよ。仮にの話」
「う〜ん、誰も来ないようにはってようかな」
「オレは非常に悔しい。君に負けたのが。よりによって」
「確かに。社長の方がバケツにぜんぜん絡んでましたから」
「ありがとう、山田君。ちょっと心が軽くなった。あとね、ぺーに貸したルアーの方がいいね。まっすぐ飛ぶし」
「あ、ボニーのなれの果て。それにぺーは竿で一生懸命さばいてましたから」
「う〜ん、そんなヤツに負けるとは」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。社長も絶妙のポヨヨンキャスト学んだいいですよ」
「たわけ!今、羽交い絞めにするから」
「お任せください。ドスッ、バスッ、バキッ」
「う〜2人かかりでやられた〜」

「みなさ〜ん、4月王はぺー加藤君に決まってしまいました。5月から是非ご参加くださ〜い」


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