「3回目ともなるとだいぶ余裕がでる」 「先週は13匹かけて8匹。今週はこの倍位いける気がする」 「先週と言えば、3時過ぎたら、お客さん2人きりで結構淋しかった」 「果たして今週は何人いるのか?」
「着きました〜。あ、網忘れた。やっべー」
「お!お客さん総数2人。びっくり。いいの?大丈夫か〜」 「やっぱり一投目はケムかな」
「予想通り、無反応」
「予想通りだ。さっぱり」
「じゃあこれか。クラピーボトム、たこ焼きカラー」
「お〜やっぱりこれか」 「またまた」 「お〜連発」 「写真が撮れない。でか過ぎる。網ないし」 「お、今度のはでかい。ドラグ鳴りぱなし。スレ?」 「いやいや、口にかかってる。でか。60は確実に超えている」 「あ〜やっと寄ってきた。もういいから、もういいから。暴れないで」 「あ、ばれた。あ〜あ」
「もう、無理だな。鼻水とくしゃみでやってられない」
『お客さん、花粉症ですか?』 「いや〜認めてないんだけど、ひどいですよね?」 『オレも花粉症じゃないんですけど、頭がガンガンするんですよ』 「あ、やっぱ認めてないんですね。こんだけ杉に囲まれてたら、それっぽくなりますよね。もう、帰ります。充分堪能したし、くしゃみと鼻がツライんで」 『もう少しでそれも収まりますんで、また来てください』 「もちろん」
あとがき
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