キャスティング、どうでしょう (2014.11.30)

「こんにちわ。釣り行ってきました。最終日です」
「やあ、ミート君。いらっしゃい」
「2回出ました」
「そりゃあ凄い。なかなか終われませんね」
「はい。キリがないので、今日で終わりにしました」
「で、キャスティングですか?」
「はい。今、山田さんが1位ですか?」
「はい。点数が伸びていないんで、チャンスですよ」
「頑張ります」

本日の登場人物

ミート君「釣りの勢いのまま、いきます」「軽くいってください。軽く」

島田君「ちょっと待った〜」「来たな。ピッチング野郎」

「はい、最終日のチャレンジャー、ミート君です。お願いしま〜す」
「はい」
「う〜ん」
「あ〜」
「あ〜」
「惜しい」
「お〜」
「あ〜」
「お疲れ様でした。0点です。珍しいですね」
「リキんじゃいました」
「また来月お願いします」


「はい、続いて、島田君です。お待たせ」
「先月忘れちゃったんで、今日はいきますよ」
「はい。ではお願いします」
「おっと。いきなりバックラッシュ」
「お〜い」
「あ〜」
「う〜」
「惜しい」
「あ〜止めなきゃ入ったのに」
「あ〜あ」
「お疲れ様でした。0点です」
「あ〜この間は入ったのに」
「また来月挑戦してください」


あとがき
「今日は終わりですかね?」
「たぶん。近頃は寒いので、キャスティングの人は来ないですよ」
「と言うことは、山田さんが11月王ですか?」
「そうですね。実際上手いし。今まで入らなかった方が不思議な位ですから」
「オレもキャスティングスタイル変えようかな?」
「あれ!?島田君、ピッチング止めるの?」
「12mはキツイっす」
「じゃあ来月からは普通に投げるの?」
「う〜ん。ほとんどやってないしな…」
「昨日、牛久で50アップ釣ったんでしょ?」
「はい。釣りました。引きましたよ」
「じゃあ、そのままいきなよ。さらに磨きをかけると」
「やっぱ、そうですよね」
「はい、そうしてください」
「プール行きました?」
「行ったよ。解禁して5日後に」
「爆釣ですか?」
「そう思うでしょ。普通なら」
「え!?違うの?」
「ノーバイ」
「ノーバイ!?どの位やったんですか?」
「メシも食わず、3時間半。最後はめまいがしたんで帰ったよ」
「そりゃあ帰るわ。ノーバイじゃあねえ。何でですか?」
「人はそこそこいるのに、魚がいない」
「ライズとかは?」
「1時間に1、2回。回遊は全くなし」
「それは厳しい。入れてないんですか?」
「恐らく。水温が高かったみたいで、恐る恐る少しづつ放流って感じだね」
「フライの人は?」
「3時間半の間に釣れたのは3匹」
「ダメだそりゃあ」
「全然ダメだね。もうちょっとしたら、また行くよ」
「オレもそうしよう」
「皆さ〜ん、12月王目指して、やりに来てくださ〜い」

「山田さん、遂にやりましたね。ノーパンの帝王、山田ですよ」
「違いますよ。パンツは履いてますよ。ノー冠ですよ、社長」
「どっちでもいいじゃん。どうせすぐ脱いじゃうんだし」
「すぐは脱ぎませんよ」
「あれ?焦らしちゃうの。自分で」
「全然違いますから。大体話がそれてますけど」
「そっか。遂にというかやっと、月間王者に輝きましたね」
「はい、ありがとうございます。やっとですよ」
「どう?そのノリでプール?キャスティングも冴えてきたことだし」
「釣れてないんでしょ」
「いいじゃん。釣れてなくたって。楽しめれば」
「いやいやいや。社長、管釣りですから。釣れないと」
「そりゃあそうだよ。大体税金で運営してるんだから、県民にしっかり還元してくれないとね」
「そうですよ。埼玉県民ですから、我々は」
「お客さんに言われちゃったよ、山田君『釣行記が更新されないから、心配になって見に来ましたよ』って」
「ウォッホッホッホッホッホ。釣れないから更新もできませんね」
「オレも同じことをお客さんに言った『やっぱり』って言われた」
「プールもダメ、陸っぱりもダメでは、更新もままならないですね、社長」
「そうね。なかなか厳しいよ。雪も降らないし。ま、11月王おめでとうございます」
「ウォッホッホッホッホ。連覇しますよ」


「11月王は、山田君です。
おめでとうございます」


戻る

Copyright (c) 2014 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system