キャスティング、どうでしょう(2014.10.28)

「こんばんわ」
「こんばんわ、山崎さん。キャスティングですか？」
「はい。ハンドル買いに来たんですけど、セッティングして貰っている間にいいですか？」
「あ、大丈夫ですよ」
「じゃあ早速。ハンドル、岩崎さんお願いします」
「お任せください」
「じゃあいきますか」

本日の登場人物

山崎さん「夜は厳しいんですよね」「はい、ルアーが見えないですから」

「うわ～ほんとだ。全然見えない」
「バケツは良く見えるでしょ？」
「はい、とっても明るいです」
「では、どうぞ～」
「ん～」
「あ～」
「全体的に右にいっちゃってるので、左に寄ってはどうですか？」
「あぶね。狙われた」
「ん～」
「あ～」
「はい、お疲れ様でした～。０点です」

あとがき
「いや～難しかった。全然見えないし」
「ルアーの選択もまずかったですか」
「はい。でかいサミーが曲がります」
「やっぱり。思い切り後ろ重心の方がやりやすいですよ」
「今月は今日だけしか来られないんで、お願いしたんですけど、次回は昼間に来ます」
「１０月ですと、休みは魚釣りに行っちゃいますから、しょうがないんじゃないですか。あ！サッカー？」
「そうなんですよ。釣りも行けてないんですよ。サッカーが始まっちゃったんで」
「いいですね。動けるうちはバンバンやってください。そのうち走れなくなりますから、オレみたいに」
「え！？社長がですか？」
「はい。カラッキシです」
「そうなんですか。見えないですけどね」
「走るのは新井さんです」
「あ、同級生の」
「はい。彼はスーパースターでしたから」
「そうですか。悔しいな」
「そいつをバネに来月お待ちしてま～す」

キャスティング、どうでしょう (2014.10.28)