「こんちわ〜」
「あ、野口さん、いらっしゃい」 「どうもです〜」 「キャスティングですか?」 「え、道具がないです」 「大丈夫ですよ。オレのがありますから。守谷支部の刺客として、是非どうぞ」 「はい。じゃあやります。自分だけですか?来てるの」 「はい」 「あんまり釣り行ってないみたいなんですよね、みんな」 「それはこっちも一緒ですね」 「じゃあ、その人の分まで」
「あ、流石野口さん、上手い」
「道具がいいからですよ」 「ありがとうございます。では、どうぞ〜」 「惜しい」 「来たぁ〜。2投目。11点です」 「お〜」 「お〜」 「あ〜」 「う〜」 「残念でした〜。でも流石です。ほとんどバケツに行ってましたね」 「結構、悔しいです」 「また、来月お願いします」 「絶対来ます」
あとがき |