キャスティング、どうでしょう (2014.08.17)

「こんにちわ」
「おう、ご両人。いらっしゃい」
「この後、ちょっと釣りに行こうと思ってるんですよ、野池に」
「ほう。じゃあ、それまでヒマだね?」
「はい。それで物色に来ました」
「じゃあ景気付けに、キャスティングやってけよ」
「おう、そうですね」
「やります」
「早速」

本日の登場人物

片山君「オヤジ元気かよ?」「はい、飲んだくれてます」

上田君「暑くて大変です」「だね。外仕事の人は」

「片山君から?」
「はい」
「では、どうぞ〜」
カキン
「お、一発目から惜しい」
コン
「あ〜」
「あれ〜」
「う〜ん」
「ブー」
「来た〜」
「やった。もう十分」
「まあそう言わず」
「ブー」
「はい、お疲れ様でした。5点獲得です」


「続いて上田君どうぞ」
「はい、お願いします」
「ブー」
「ブー」
「ブー」
「惜しい」
「ブー」
「ブー」
「徐々に寄ってきたよ、的に」
「ブー」
「ブー」
「アブねえ。狙われた」
「すみません」
「お疲れ様でした〜。また来月挑戦してくださ〜い」


あとがき
「お疲れ様でした」
「ありがとうございました」
「2人とも上手になっちゃったね」
「はい。おかげさまで。釣りのときも、こういうのを意識してやるようになりました」
「そりゃあ、大事だよ。意識すると、それがだんだん身に付いちゃうから。肝心の釣りも楽になるし」
「はい。そうなりつつあります」
「いいね」
「この勢いで今日は釣っちゃいますよ」
「健闘を祈る」
「行ってきます」


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