キャスティング、どうでしょう オレに任せろ(2014.05.18)

「ちわ〜す」
「来たね。主催者」
「はい。理事です」
「いいね。理事。いたね、昔そんなヤツ」
「はい。来月3人目だそうですよ」
「は!3人?どうせまた男だろ」
「アタリです」
「どうしても女の子が欲しいってことだったんですけど、結局は男です」
「わかっちゃってるんだ」
「はい。現代医学の賜物です」
「で、キャスティングですか?」
「はい、どうでしょう」
「未だ0点ばっかりです」
「よっしゃ。入れれば勝ちだな」
「あ〜邪魔するから。ウォッホッホッホッホッホ」
「何で来たの?」
「ウォッホッホッホッホ。応援ですよ」
「嘘だね。聞いたな。納品がちょろっとあるらしいって」
「ウォッホッホッホッホッホ。図星です」
「あんなこと言ってますよ、社長」
「まあ言うのは勝手だからね。納品された後はオレが決めるから。じゃあ行ってみる?」

本日の登場人物

大下さん。「今日は勝ちに来ましたよ」「一発入れれば、可能性大」

「いきま〜す」
「う〜ん」
「あ〜」
「あ〜大下さん、もうちょっとアレだね。わっしょい」
「何だよ。アレってのは?」
「あ〜座ってアレした方が、いいんじゃないかな」
「あ〜ん?座れって?こう?おう、いいかも」
「そうそう。あ〜。いい感じじゃないですか。わっしょい」
「なんだそれ!」
「残り僅かで〜す」
「え!?あ〜」
「ご苦労様でした〜」
「残念でしたね。わっしょい」
「いいよ、もう」


あとがき
「お疲れ様でしたね、わっしょい」
「山田、うるせえよ」
「ウォッホッホッホッホ。こりゃ失敬。で、どんな色が?」
「社長、うるさいんですけど、山田が」
「見せる位はいいよ」
「いやあ、見たらヤバイですよ」
「じゃあ、先にオレ、見せて」
「はい、これです」
「お〜大下さん、見せちゃダメ。山田君には」
「でしょ」
「大下さん、それはないじゃないですか。あんなに応援したのに、わっしょい」
「うるせえだけだったよ」
「ちょっとお願いしますよ」
「じゃあ、ちょっと。2秒間だけ」
「お、お、お、お、お〜」
「アザラシかよ」
「いや、行動的にはオットセイじゃねえか」
「お、お、お、お、お〜」
「今度はゴリラだよ」
「社長。お願いしますよ」
「何を?」
「何をってね〜、大下さん。わっしょい」
「いいよ、もうそれは。社長と決めて」
「まあじっくり相談しよう」
「あ〜あ、また来月か…」
「ええ、今月もちゃっかり金井が持ってきそうですよ。わっしょい」
「皆さん、ふるってご参加ください。今月は勝てるかもよ」


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