「ちわ〜す」 「来たね。主催者」 「はい。理事です」 「いいね。理事。いたね、昔そんなヤツ」 「はい。来月3人目だそうですよ」 「は!3人?どうせまた男だろ」 「アタリです」 「どうしても女の子が欲しいってことだったんですけど、結局は男です」 「わかっちゃってるんだ」 「はい。現代医学の賜物です」 「で、キャスティングですか?」 「はい、どうでしょう」 「未だ0点ばっかりです」 「よっしゃ。入れれば勝ちだな」 「あ〜邪魔するから。ウォッホッホッホッホッホ」 「何で来たの?」 「ウォッホッホッホッホ。応援ですよ」 「嘘だね。聞いたな。納品がちょろっとあるらしいって」 「ウォッホッホッホッホッホ。図星です」 「あんなこと言ってますよ、社長」 「まあ言うのは勝手だからね。納品された後はオレが決めるから。じゃあ行ってみる?」
「いきま〜す」
「う〜ん」 「あ〜」 「あ〜大下さん、もうちょっとアレだね。わっしょい」 「何だよ。アレってのは?」 「あ〜座ってアレした方が、いいんじゃないかな」 「あ〜ん?座れって?こう?おう、いいかも」 「そうそう。あ〜。いい感じじゃないですか。わっしょい」 「なんだそれ!」 「残り僅かで〜す」 「え!?あ〜」 「ご苦労様でした〜」 「残念でしたね。わっしょい」 「いいよ、もう」
あとがき |