去年の今日は釣れた in 鬼牧川(2014.05.12)

「おはようございます」
「流石、山田さん。早いですね〜」
「ええ、大人ですから」
「時間もたっぷりあるから、昼間しっかり寝たんですか?」
「そうでもないですよ。いろいろと忙しいですから」
「ゴールデンウィークはどうだったの?」
「ええ、カレンダー通りですよ」
「ははははははは。あ、お相手がね」
「ええ、そんな感じです。早速行きましょうよ」

本日の登場人物

山田君。「今日は久々の2人なんで、たっぷりと行きましょう」「たっぷりでもどっぷりでもお付き合いしますよ」

私。「ちょっと結果、欲しいね。去年並みに」「ええ、釣りますよ、自分は」

「社長、誰もいませんよ」
「ほんとだ。じゃあ上るか?いつも下りてばっかだし」
「そうしましょう」
「やや!意外に濁ってる」
「田んぼの水ですか、こりゃあ」
「そうだわ。流れは大したことないんで、こういう日は丹念に行くから」
「ええ、若い子みたいに行きますよ」
「ええ!?よくわかんねえよ、それ」
「最近の子は淡白らしいですから」
「やっぱりそんな話なのね。そんな気はしてたけど」
「ええ、そうですよ。30分は時間かけないと」
「結構でございますね。途中で寝ないでね」

「アタリないですね、社長」
「まあ、この濁りだからね」
「こう出ないと、もしアタリがあったときに、びっくりアワセしちゃいそうですよ」
「毎年やってるしね」
ガバッ!
「あ、あ〜言ってるそばから、やってしまった〜」
「だっせ!」
「軽くのっちゃいましたよ」
「いいじゃない。反応があっただけ」
「ええ、これからですよ」

「う〜ん、やっぱりチャートか、こうマッタリしているときは、トンボだな。これだ。デラックス及川奈央トンボ」
「いいじゃないですか、自分もさっきはチャートでしたよ」
「山田君、さっきからガボガボ言わしてるけど、何投げてるの?」
「ラッキー13ですよ」
「ヘー、ホー。まあ、ダーターらしい動きだよね。お!う〜ん、釣れてる?」
「社長、釣れたんですか?もしかして」
「釣れてる。しかも、でかそう」



「あれ!?社長、フォーリーフォーですよ」
「お〜44マグナム。でも、釣った気がしない。完全ヨソミ」
「ええ、自分も釣りますよ。トンボだな」

「いくらか風も弱くなってきたから、帰るか」
「行けますか」
「かっぱ着れば、大丈夫だよ」
「あ〜流れと逆の風だから、ザップンザップンになっちゃうんですね」
「そう。うしろでノホホーンとしている人にはわからない」
「ええ、くつろいでます」
「じゃあ、帰るから。かっぱ来た方がいいよ」

あとがき
「お疲れ。予想通り、ビショビショだね」
「そうでもないですよ。うしろは。遮っちゃいます」
「そうね。いいね。結局、オレが6発、2ばらしの1匹44cm」
「ええ、自分が4発、1びっくりアワセ軽のりですよ」
「ってことは、勝者オレ。去年の今日と一緒だ。あんときはぺーもいたけど」
「ええ、そのぺーべそポイントも崩壊してましたね」
「全くだよ。久々に上行ったら、ポイントというポイントが様変わり」
「ゲリラ豪雨のせいですか」
「プラス人が増えたからってのも、あんじゃない」
「ええ、それもありますね。社長、おめでとうございます。食事はサブでよろしいですか?」
「是非。今日は全メニューを注文しようかと思うんだが、どうでしょう」
「ええ、結構ですよ。食べられるなら」
「いや。周りの人にふるまっちゃおうかと」
「社長、そういうのは困りますね。社長の分だけでお願いします」
「残念だな〜」
「いやいや。全然残念ではありませんよ」
「はい。わかりました。今日は風にやられたね」
「ええ。10時から17時までビュンビュンでしたから」
「来週はね、ダメなんだよ。奴隷旅行で軽井沢」
「あ、そうでしたね。4月行けなかったんですもんね」
「そう。エアコン工事で」
「陽気としては、今くらいの方がいいじゃないですか」
「そうなんだよね。4月に軽井沢なんかに行っちゃうと、またスノーボード熱が出ちゃうから」
「では、再来週の26日ですね」
「お土産待っててよ」
「そんな。大丈夫ですよ」
「じゃあ、山田君のはヌキで。再来週をお楽しみに〜」


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