キャスティング、どうでしょう in 夜間部3(2014.05.03)

「こんばんわ」
「いらっしゃい。ペーヨン君」
「まあまあ早く終わったんで、キャスティングやりに来ました」
「夜間部、入んないよ〜」
「はい。昼間でも入らないんで、一発狙いです」
「なるほど。それも作戦の一つだね。じゃあ早速行ってみよう」

本日の登場人物

ぺー。「3倍ですから。マグレで入れば」「それはちゃんとキャスティングができる人の話だから」

「夜間部はセッティングに手間取るので、その間、練習してていいよ」
「ありがとうございます」
「あ、終わった」
「え、まだ2回しか投げていないんですけど」
「いいじゃん。通常は3回のところ2回多くできたわけだから」
「そうですね。では、行きます!」
「あれ!?」
「あれ!?」
「あれ!?」
「う〜ん」
「全然届いてませんよ」
「えい!」
「はい、ご苦労様でした。また来月来てくださ〜い」

あとがき
「あ〜あ、5月始まったばかりなのに、もう終わちゃった」
「練習してから来ればいいのに」
「なかなか仕事が忙しいので」
「昼休みとかあるだろ。ないの?」
「あります」
「じゃあ、そんときに」
「それが…いろいろと」
「いろいろと何だよ?メシ食ったあとに、お菓子とか食ってるんだろ?」
「なんで分かるんですか?」
「船の上でも、年中食べてるじゃん」
「実はですね、やめようと思うんですよ。年を追うごとに体重が増えてきて」
「そりゃあそうだよ。燃えなくなってるからね、体の中が」
「やっぱりそうですか」
「食ったっていいんだよ、燃やせば」
「それがですね、なかなか」
「仕事じゃダメだからね。別のことして動かないと」
「はい」
「じゃあ明日から、縄跳びでもしろよ」
「ええ!?縄跳びですか?」
「手軽にできるだろ?結構ハードだし、リズム感も養われるし。ボクサーになれるかもよ」
「いえ。なれなくてもいいです」
「いや。ぺーはなった方がいい。打たれ強いから」
「あ〜山田さんですか」
「まあ、ほどほどで。また来月ね」
「はい、その前に釣りです」


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