祝開幕 in 鬼牧川(2014.04.28)

「こんにちわ、社長」
「あ、いらっしゃい。定期便ですね、山田さん」
「はい。週に1回は来ないと始まらないんで」
「ナニがですか?」
「ええ、何かですよ。そんなことより、月曜日は何人ですか?」
「6人になりました」
「お!開幕らしくなりましたね」
「ってことは、ワイパー、自分、社長ですか?船割りは」
「いやいや。金井君から連絡あって、ワイパーはヤナギにやる」
「あれ!はは〜金井君、船上で難しい話でもあるんですかね?」
「え〜?ないでしょ」
「う〜ん。わかりました。では、ワイパーに遅れないように連絡しますか」
「あ、来たよ。ワイパー」
「こんにちわ、須田さん」
「山田だから」
「え〜?いいんですか?」
「良くないよ」
「どっちなんですか?」
「キミは柳沢とぺーの船に乗って」
「え?いきなり月曜日の話にとぶわけですか」
「あ〜そうだ。絶対遅刻しないように」
「あ、はい〜」
「残りの3人には、自分から連絡しておきますよ。ウォッホッホッホッホ」
「あ〜はりきってますね、山田さん」
「ええ、みんなと行くのは久々なんで楽しみですよ。釣りますよ〜」
「まあ、誰かは釣れるんじゃね、6人もいれば」

本日の登場人物

ぺー。「今日は操船です。全部撃っちゃいます」「無理無理。後ろの2人が上手いから」

ワイパー。「真ん中なんで、お2人の邪魔はしないように」「邪魔をしないように、極力全部撃つ?」「あ、いえ」

ヤナギ。「今日は藤江スタイルで」「何だよ、寝てるかとんばかどっちかだろ」

金井。「久々の釣りです」「良かったね、これを機会にしょっちゅう来てよ」

山田君。「開幕はこうでなくちゃね〜、社長」「そうね」

私。「何かこう、釣れる気がしない…」「朝から弱気ですね」「いや、謙虚なんだよ」

「うわ!見て見て。全然水がないよ」
「こりゃあ大変ですね。やれるところが限られちゃう」
「たぶん、上の方が釣れるだろうから、ぺーたちは上に行っていいよ」
「いいんですか?全員釣っちゃいますよ」
「だといいけどな。一人だけ釣れなくて、泣くなよ」
「そんな…山田さん、開幕から」
「山田じゃない」
ドスッ
「う〜いつも通りだ…」
「じゃあ行ってみますか〜」

「参ったね。水は少ないわ、濁っているわ」
「ええ。参りました」
「さっきから山田君、口数少ないけど、もしかして」
「ええ。眠いですよ」
「寝る?」
「寝ましょう」
「金井君はいいの?」
「寝ます」

「あんまり寝られなかったね。寒くて」
「ええ、天気予報外れですよ。暑くなるけど、風が強いって言ってたけど」
「まるっきり反対だね。曇ってて気温が低いけど、風はない」
「風が弱いのはいいんですが、アタリが」
「対岸のいいところ行くから、このマキシムコーヒー飲んで待っててよ」
「お、美味い。温まりますね」
「いいっしょ。船上ドリップコーヒー?」
「美味い」
「お〜。そうこうしてたら、ポイントに近づいてきたよ」
「あ〜そうですね。あそこですか。社長から行ってくださいよ」
「いいの?いただき!」
ビューン。チャポ。スイクネクネクネ
「おかしいですね。完璧なコース取りだったのに。じゃあ自分がルアーを変えて、えい!」
ビューン。チャポ。ポコッポコッ
「ナイスキャストにバイトなしだね、山田君」
「ええ、全くですよ、社長。じゃあ、金井君いって」
「はい」
ビュン。ボッ
「あれ!?バックラッシュしちゃった。直さないと」
「釣り来ないから、そうなるんだよ」
「やっと直りました。じゃあ巻き取ります」
ジャラ、ガバッ!
「マジかよ!」



「凄い出方だったね」
「ええ、びっくりですよ。社長も自分も同じとこ投げたのに」
「全く。Wスイッシャーが良かったのか、バックラッシュが良かったのか
ねえ、金井君?」
「ありがとうございます。結構引きました」
「う〜んと38cm。立派な体型のバスです。良かったね、金井君」
「はい、ありがとうございます。あとはお2人釣ってください」
「当然だよ。ねえ、社長」
「はい、可能であれば」


「あ〜良く寝ましたよ、社長。1時間半寝てましたよ」
「え〜!?ってことは、14時だよ」
「ええ。ずんずん行かないと」
「ズズズンズンズンドコ♪」
「氷川きよしさんですね?」
「いやいや、ドリフだよ。ほんとは小林旭さん、ねえ金井君」
「はい、オヤジに聞いてきます」

「あれ!?後ろでワイパー釣ったの?」
「あ、すいません。加藤さん釣れました。ヤナギさんも釣ってます」
「え〜!?オレだけ?何にもないの」
「いやいやいや。加藤ちゃん、さっきあったじゃん。ルアーがピコってなったヤツ」
「柳澤さん、あれは枝だったじゃないですか…」
「あははははは。そうだっけ?ゴメンね。じゃあ寝るから」
「加藤さん、自分は起きてますから。やりましょう」
「いいよ。寝てても。2人とも上手過ぎ」

あとがき
「お疲れ〜にする?」
「ええ。もういいでしょ。ねえ金井君」
「はい。結構疲れました」
「疲れるよね。スノーボードよりも全然疲れる」
「ええ、ほんとですよ」
「おいおい、山田君。雪山行かないし、操船しないし、何でそんなに疲れちゃうの?」
「ええ。でかいんで、日焼けする面積が広いで、疲れちゃうんですよ。ねえ、金井君」
「なんで自分に振るんですか?知りませんよ、そんなこと」
「お〜。あっちの船も戻って来たよ」
「ぺー、ノーバイ?」
「山田さん、厳しいですね」
「ほうら、山田君。ほんとにノーバイみたいだよ。今にも泣きそうだよ」
「あれ!?そうなの。こっちは、自分も社長も3発づつアタリがあって、軽く遊んで貰った感じだったんだけど」
「そうね。で、金井君は釣ちゃったし。そっちはどうなの?」
「あ、はい。自分とヤナギさんが釣りました。37です」
「お〜。やるね。でも、金井君は38です。残念だね」
「あ〜。のってますね、金井さんは。親睦会から」
「まさに」
「自宅でものってるらしいよ。ねえ、金井君」
「…」
「あれ!?ほんとなんだ」
「山田君、当然だろうよ、新婚なんだから」
「ええ、社長んちとは違いますよ」
「30年も一緒にいるんだよ、オレなんか」
「良かったじゃないですか、居てもらえて」
「まあ。そうだね」
「ええ。そうですよ。社長の普段の行動見てたら、普通はいなくなっちゃいますよ」
「いやいや。休み以外は家に居るから」
「それは仕事だからですよね」
「そうだね」
「では、栄えある開幕戦を征したのは、堂々金井君です」
「いやいやいや、山田君。今は違うんだよ。ラブラブ金井君なんだな」
「失敬!金井君」
「…」
「金井君、勝者の証。夕メシはどちらで?」
「はい、サブで」
「チャチャチャチャチャ、サブリナ♪」
「社長!そういうのは金井君に似合わないですよ。でも良く知ってましたね」
「家入レオさん」
「あ〜。流石ワイパー。物知り。オレなんかレオって言ったら、ジャングル大帝だよ」
「社長、行きますよ」
「あれ!?無視。じゃあまた来週〜」
「社長、祭日だから行かないんでしょ、来週は」
「そうであった。心に誓ったんだ。12日をお楽しみに〜」


戻る

Copyright (c) 2014 WATANABE COMPANY. All rights reserved.
inserted by FC2 system