キャスティング、どうでしょう シニア篇(2014.04.26)

「こんにちわ」
「あれ!?珍しいのが来た。半年ぶりだよ、ソレガシ」
「はい。失礼いたしました」
「死亡説まで出てだぜ」
「ひどいね」
「メールはいかねえし、全然連絡ないし」
「そうそう。電話変えたんだよ、スマホに。ゴメンね。LINEはどうなの?社長は」
「ライン?ナイロン16lbだよ」
「全く。これだから年寄りは困るんだよ。そのラインじゃないよ」
「オレも人もウラヤム、ガラケーだよ」
「全然羨ましくないし。聞いた私がバカでした」
「そうなの?」
「全然分かってないし」
「あれ!?もしかして釣り帰り?お2人」
「そう。久々に」
「どうだったのよ、新井さん?」
「一生懸命キャスティング練習してきたから。やるよ」
「あ〜『キャスティング、どうでしょう』?いやいや釣果は?」
「うん。キャスティング練習」
「なるほど。じゃあ早速行ってみよう」

本日の登場人物

新井さん。「練習は完璧だから」「いいね」

ソレガシ。「死亡説はひどいね」「半年音信普通なら、そうなるだろ」

まる公。「夜の部ですが、当然参加です」「いいじゃない。SK8も3週間ぶりだよね」

「新井さん、どうぞ〜」
「あれ?飛び過ぎ?」
「飛び過ぎ」
「あれ?全然足んない」
「船の上とはだいぶ違うでしょ」
「う〜ん」
「はい、残念でした。また来月〜」

「死亡説のソレガシ、生きてる証見せてみろ」
「ひどいね。のっけから」
「お、惜しい」
「散々やって来たからね、今」
「お、来たぁ〜。9投目だから2点」
「あ〜」
「ご苦労様でした。見事生存証明を果たしたソレガシでした〜。でも2点でした。遠く及びません」

「こんばんわ」
「こんばんわ。森進一です」
「あははははは。社長、僕は生で聞いてますからわかりますけど、これを見ている人たちは全然わかんないですよ。モノマネが」
「それは残念だな。渾身の森進一さんだったのに」
「あははははは。今のでかなり肩の力が抜けました」
「そりゃあ結構、ではどうぞ〜」
「あれ?意外に難しい」
「座った方がいいかもよ」
「では。えい」
「飛び過ぎです」
「えい」
「えい」
「えい」
「はい、ご苦労さまでした〜」
「あ〜全部飛び過ぎですね」
「いいんじゃないの。勢いがあって。では、また来月」

あとがき
「どうでしたか、お2人方?」
「ミミは凄いね」
「凄いけど、ミミじゃないんだよ、今は」
「あ!ドウドウだっけ?」
「いやいや。遂にラブラブ」
「何で?」
「添い遂げたんだな」
「え!知らない間に結婚してたの?」
「そうそう。ソレガシの死亡説が吹き荒れる中、金井君はラブちゃったわけだね」
「またそれかい。そうか〜。金井がね。若いの嫁は?」
「どうしてそうやって、目尻が下がっちゃうわけ?」
「それはそうだろ。シニアトリオとしては」
「オレもはいってるわけだ」
「当然だよ。一番年上なんだから」
「いやいや。新井君は同級生だから」
「いや、生まれた月は社長の方が早えよ。2ヶ月」
「どうでもいいよ。そんな細かいこと。若いんだよ、嫁は。22、23」
「ナニィ!娘より年下かよ」
「だね。ソレガシとこの娘さんよりも若いよ」
「流行りかね?」
「うらやましいだろ」
「そんなことないよ」
「まあな。今となっては」
「のってるね。金井君は」
「実力者であることには間違いないし、みんな負けないように練習してきてください」
「社長もね。毎日できるでしょ」
「家にあるとやんないもんだよ。あれきりやってないし」
「そりゃあ、もったいないね」
「そんなことする前に釣りに行くよ」
「確かに。そのとおりだ」
「では、みなさん、またいらしてくださ〜い」


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