「旦那さん、目覚まし鳴ってるよ。プール行くんでしょ」 「あ〜早く寝たのに大掃除の疲れが…羽生の温泉にも行ったのに」 「今日もひとり?」 「だね」 「じゃあ気をつけてね」 「はい、は〜い」
「あれ!?受付誰もいない。何々、巡回中なのであとでお願いします。なるほど、払わないヤツもいるんじゃないか。いやいや日本人なら払う。無人野菜販売所があるくらいだから。世界中探したって日本くらいだよな」
「すいません、入れてください」 「まずはケム。定番だね」 ピューン。チャポ。シーン 「お!ナイロンで来たけど飛ぶ。マイクロウェーブ・システム偉いぞ。パナウェーブってどうしたかな?山田君にあとで聞いてみよう。今は釣り釣り」 「う〜ん、やっぱりモペットのヤマメカラー。えい!」 チャポ。「凄え飛んだ。1、2、3」 コリコリコリ。ガン! ギュンギュンギュン。 「引く引く引く〜」 バシャバシャバシャ。 「でか。立派だね。これまた」
「やっぱモペットだよ。えい!」
チャポ。 「1,2,3、ガツ。連荘〜」
「凄いぞ、モペット。あれ?隣のおじさん帰ちゃった。釣れないから。じゃあちょっと左に寄って。チャッチャチャッチャ♪壁際に寝返り打って♪ってノリで何人が分かるのか。アラ50?」
「来た〜」 ギュンギュンギュン、ギュンギュンギュン、プチ 「ゲッ!切れたよ。痛いなモペット。シンキングだから帰って来ないし…そうだ大きい方のぎりぎりフローティングを投げてみよう。これだなモペットレイク。しかもアワビバージョンでレッドヤマメカラー」 チャポ。「凄ぇ〜飛んだ。まずは3回トゥイッチさせて、潜らせて。やや早め」 ゴツン! 「来た来たぁ〜」
「行け!レッドヤマメ」
キュンキュンキュン。コリコリコリ、ガツン ギュンギュンギュンギュン 「これはでかい。イトウか?イトウはいないか」 ブチッ! 「ゲッ!さようならさようなら♪ by はるみちゃん。あ〜あ、そんなこと言ってる場合じゃない。仮に浮いてきてもどこに浮くかわからない。いやいや気を取り直して、岩魚カラーで」 ビューン。チャポ キュンキュンキュン、コリコリコリ、ガツン ジージージージー 「ドラグ調整は大事だね」
「う〜腹減った。1時か。どおりで。帰るか」
「すいません」
あとがき |