気が付けばファイナル!? in 鬼牧川(2013.11.11)

「こんにちわ。金曜日はお疲れ様でした」
「ほんと、お疲れだったね。ノーバイの山田君」
「うぉっほっほっほっほ。釣りになりませんよ。ヤツとじゃ。臼井ペラ男」
「だね。ほとんど話しで」
「ええ。盛り上がりましたよ」
「良かったじゃん。そういうのが楽しいんじゃない」
「ええ。そうですよ」
「こっちの船なんか、なまじオレにバイトがあったもんだから、みんな無口で投げまくり」
「やってましたね。1時間位ですか」
「まあ、そんなもんだよ。あとはそっちと変わんないよ」
「当然です。同船者は栄ちゃんですから。ある意味、自分より変態ですから」
「確かに。これで終わりか…の予定だったけど、悔いが残るよね」
「いや。キリがないので、遂にファイナルでいいでしょ」
「月曜、どうでしょう?」
「来たよ、山田君。ヤナギから。休み取れたから行くってよ」
「ほう。来ましたか。ってことはペーも来ますね」
「たぶんね。休み取ってくれたんじゃあ、もう一人位引き入れて、盛大にファイナルを飾りますか」
「いいじゃないっすか〜そうしましょう」

本日の登場人物

ヤナギ。「ごぶさたです」「親睦会以来かい?」

ぺー。「オレもです」「あ〜そうだね」

山田君。「金曜日はホゲりましたから、釣りますよ」「それはオレも一緒だよ」

大下さん。「来ましたよ。須田っち」「あっれ!大下さん」

私。「賑やかになったじゃん、山田君」「ええ。釣りますよ」

「お〜久々に誰もいないよ、山田君」
「ほんとですね。釣りますよ。須田ですよ」
「いいんじゃねえの、ヤマダで」
「何ですか、大下さんまで」
「船割りはどうなるの?柳澤君」
「ぺーと自分が乗ります。ぺーが操船で、後ろが自分です」
「じゃあ、こっちは釣りになんねえじゃん」
「社長、な・り・ま・す・よ。最後ですから、一生懸命やりますよ」
「だってよ。大下さん」
「あ〜大丈夫ですよ。無視していれば」
「ぺーはどうする?上る?下る」
「上っていいですか?先に」
「いいよ。こっちはちょい下ってから、追っかけるから」
「はい、じゃあ行ってきます」


「健闘を祈る。じゃあ、こっちも。クレイジーの出発進行〜」
「社長、わかんないですよ。そんなこと言われても」
「じゃあ、よし行くぞう」
「社長、イエィイエィですね」
「いつもこうなの?須田っち」
「まあ。大体」

「いつもここらで反応があるんだけどな〜」
「ええ。たいていありますよね」
ガバガバガバ
「お!凄いアタリ。何でのらないの。モペットのトリプルフックなのに」
「凄かったですね。まだ開始10分ですよ」
「ね〜オレもびっくりしたよ。言ったらすぐだもんね。回収してもう一回投げよ」
ガバガバガバガバガバガバ
「うお!背中出して追ってきましたよ、社長」
「なぜのらない?あの勢いなのに」
「いや、元気でましたよ。なあ須田っち」
「ええ。釣りますよ」

「朝の勢いはどこいっちゃったんだろうね。あれっきりだね」
「ええ。ですね。あれ!?大下さん、何してるの?」
「あ〜う〜ん、う〜。根がかりだな。枝かなんかに」
「あ〜ラッキー13だから、ダートしたときに」
「う〜ん、あ〜ん。あ!釣れてる」



「格好悪くね、大下さん」
「う〜ん、強いて言えば、ノーバイト、ワンフィッシュ」
「いや、お見事。34cmです。元気でたね、山田君」
「ええ。釣りますよ」

「ここらはさ〜ちょっと濁りがあるから、パスするよ」
「そうですね」
「コーヒー入れたから、飲んでよ。砂糖もミルクも買って来たから」
「あざーす。温まりま〜す」
「あれ!?やろうと思ってたところに、ぺーがいるよ」
「あ〜柳澤は寝てますね。あれは」
「うん!?須田っち、ぺーの竿曲がってねえかい?」
「ええ。どうせまた、『よっしゃー』って言って、枝ですよ」
「いやいやいや、釣ってるよ。結構大きそう。ヤナギが起きたし」
「ほんとだ。すくってるよ。社長、ぺーの前を横切って、無視して行きましょう」



「釣れました〜ラッキーデー、ラッキーデー」
「…」
「44。44。ダグワークスのバッタ、バッタ。あれ!?」
「…」

「すぐ前に入っちゃいましょう」
「うわ!結構むごいね。いいでしょ。身内だし、むこうは釣ってるし」
「とか、言ってたら、いきなり出た」
「のらずですか…」
「はい。即投げて。第2の矢」
「反応ありませんね」
「じゃあ、このまま流してみるか。ぺーとも結構離れたし」

「社長、暖かくなりましたね」
「あれ!?ノーバイトの山田君、眠いの?」
「ええ。その通りですよ。何時ですか?」
「11時だね。じゃあ、そこの日向で寝るか。起きたらメシでちょうどいいや」
「そうしましょう」

「あれ!?社長たち寝てる。柳澤さんも寝てるし、じゃあ丹念にやってみるかな。やりたい放題。ウキウキ。ラッキーデー、ウキウキ、ラッキーデー」



「来た!よっしゃ〜。柳澤さん、柳澤さん」
「う〜ん、え、また釣ったの?」
「ラッキーデー、ラッキーデー。自作の加トンボ」
「42cm。いいなあ。オレも釣るぞ」

「あ〜寝たし、メシも食ったし、午後の部、行ってみますか?」
「あれ!?雨降ってませんか?」
「ほんとだ。上流は雨だね。じゃあ、下るか」
「ええ。そうしましょう」
「なんだよ、こっちも降ってきたよ。合羽着たほうがいいな」
「やばいよ、やばいよ、大下さん。早く着ないと」
「そういう須田っちも、そこからおちんなよ」
「うわ!着終わったと思ったら、凄ぇ降ってきた」
「寒!」
「あの木の下に非難するから、コーヒーでも飲んでてよ」

「凄かったですね。雨も風も」
「全くだね、山田君。やっと静かになったことだし、行きますか。あと1時間」
「ええ、釣りますよ」

あとがき
「お名残は尽きねども、山田さん。終了の時間が参りましたが」
「ええ。お疲れ様でした。今日もノーバイですよ」
「いやいや。オレだって5発も出たのに、1回ものらずだよ。金曜日に続きデコチンだよ。悔いが残るね」
「そこ行くと、大下さん、いいじゃないですか。ファイナルを飾ちゃって」
「うわ!皮肉それは?須田っち」
「いやいや、そんなことはないですよ。うらやましいな…っと」
「だいたいさ、オレの新作のスイッシャー馬鹿にしてるから、そうなっちゃうんだよ」
「うぉっほっほっほっほ。バカにしてませんよ。絶賛したんじゃないですか」
「い〜や、山田君。親睦会のウィニングルアーをつかまえて『結構、使える』はバカにしてるでしょ」
「うぉっほっほっほっほ」
「あれ!?ぺー達、あがってるよ」
「珍しいな。柳澤がこんな早く、薄暗い位であがるのは」
「お疲れ様です。ウキウキ。ウキウキ」
「無視しましょうよ、みんなで」
「あれ!?またですか…そんな…年に何度もないんですから」
「そんなことないよ。今季5勝だよ。ヤマダ君差し置いて」
「え!山田さん、何勝何ですか?」
「4勝」
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。たまにしか来ないオレより下なんですか?」
ボフッ
「う〜。やっぱり来た〜」
「黙れ、ぺー」
「社長は何勝ですか?」
「オレも5勝」
「え!ってことは、MVP2人で山田さんのオゴリですか?」
ボフッ
「黙れ、ぺー」
「いや、ぺーがMVPでいいじゃないの。たまに来なくて5勝だから。まあ将棋で言えば、飛車角落ち」
「やった〜ラッキーデー、ラッキーデー。究極のラッキーデー」
「良かったじゃねえか、ぺー」
「大下さん、ありがとうございます。何か頂けるんですか?」
「バカじゃねえの」
「あれ!?じゃあ山田さん?」
「何ぃ?」
「あれ!?社長?」
「あ〜しょうがないな。オレの去年使ってたボードあげるよ」
「マ〜ジですか?」
「はい。2シーズン、ノーメンテで使い倒したヤツ」
「いやあ充分です」
「社長、言ってましたよね、あれに替えたら上手くなったって」
「あ〜言ってた。でも、気のせいだった」
「え〜!?」
「多少は上手くなったよ」
「やったぁ。嬉しいな」
「いやいや、みんなから心尽くしのモノも頂いたし、何かしないと申し訳ないじゃん」
「社長、それじゃあキリがないっす」
「そうなんだよね、大下さん。まあ気持ちだから」
「ぺー、しょうがないからMVPを認めてやるから、メシどうする?サブは改装中だから、ダメだよ」
「え〜でも取り敢えずイオンに」



「MVPはこれだよ」
「こんなに!!」
「オムライス6人前らしいよ」
「…でも、うまそうです。いきますよ、全部」
「言ったな。残したら、おめえが払うんだぞ」
「大丈夫です。お姉さんが気を遣って、ソースを2種類にしてくれましたから」
「あ〜あの妙齢のお姉さんな」
「社長とサブに行くときに、この前を通ると、
『たまにはウチに寄って』って目が言ってましたよね、社長」
「でへへへへ。妙に陰のある、そそられちゃう方だよね」
「うぉっほっほっほっほ。そこまでですか…」
「そんな気しなかった?」
「いや、そこまでではなかったですけど、なあぺー」
「う〜う〜う〜」
「あれ!?ぺー、もう食えねえんだ」
「う〜う〜う〜」
「しょうがねえな、みんなで手伝うか」
「お、うまいね」
「お、いける」
「なんで、ぺー残すんだよ。こんなにうまいのに」
「う〜だって量が…」
「そうだね。6人前だからね」
「終わっちゃいましたね、遂に」
「終わっちゃったね、山田君」
「ちょっと消化不良ではありますが」
「だね。台風にやられたよね。出だしは快調だったのに」
「ええ。八郎あたりから、おかしくなりましたよ」
「ほんと、申し訳ない。雨男で。強風、大雨、極寒」
「ええ。参りました。来年はどうなるんでしょうか」
「あれ!?ということは、遂に5年目ですか」
「ええ。いまのところさすらいの釣り人ですよ」
「あっれ!魚信さんみたいじゃん」
「そんな格好良くないだろ」
「大下さん、いいじゃないですか。言うのは勝手ですから」
「黙れ、ぺー」
「さて、今季も無事終了でございます。来年はどうなりますか。たぶん山田君と一緒でしょう。きっと」
「あひゃひゃひゃひゃひゃ。たまにオレも来ま〜す」
「黙れ、ぺー」
「再見」



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