第2ラウンド in キングフィッシャー(2013.10.15)

「御大、着きましたよ。今日が本番ですから」
「何言ってるの、社長。今日本番だよ」
「こりゃあ失礼しました。そういえばいろいろと秘策を練ってましたよね」
「そう。頭ん中、膨らみっぱなしでさ〜」
「妄想にならないことを祈ってますよ」

「おはようございます。遠路ありがとうございます」
「あ、手塚さん、ごぶさたしてます。10人で来ました。今年も」
「ありがとうございます。バスはちょっと厳しいですよ」
「え!そうなんですか」
「マスの方はガンガンいけますから、楽しんでいってください」
「ありがとうございます。みんな聞いた?」
「それでもオレはバス行きますよ。陸っぱりの練習です。社長も行くでしょ?」
「そうだね。ぺーのダメっぷりを見にいこう」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。ちゃんと指導してくださいよ」
「それは大下さんに」
「やだよ。オレも釣りてえから」

バス池篇
「なるほどね。この藻が邪魔なワケだ」
「ほんとですね。オレは陸っぱりを想定した3インチ、サターンワームで攻めますよ?」
「ギル祭りだな。それでは」
「え!ここはギルもいるんですか?」
「いないよ。ここには。野池の話だよ」
「そういう社長はケムですか?」
「そう。藻の切れ目を狙う」
「あれ!?ケムがなんでそんなに飛ぶんですか?」
「いろいろ仕掛けがあるわけよ」
「え!?重いとか?」
「違うよ。竿だよ竿」
「あ!?ガイドが変」
「だろう。今年の春、業者さんにサンプル貰ったのよ『試してくれ』って」
「で、今試してるんですか?」
「そう。今でしょ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。『今でしょ』の使い方が間違ってますよ」
「だってさ。春になったら、管釣りは行かないし、ねえ。普段はスピニングタックルの出番がまずないからね」
「確かに」
「でさ、この間から密かに試してたんだよ。隣の駐車場で」
「あ、SK8パークですか?」
「それ。『勝手にSK8パーク』でさ、SK8もしつつ」
「ってことは、『いい』ってことですか?」
「まだ…わかんないね。今日1日やってみて、なおかつこの冬、爆投してみて、かな」
「楽しみですよ」
「オレもだよ。ほら〜長話している間に、ワイパーが釣っちゃってるよ」

「ペンシルに来ました。モペット鮎カラーです」
「モペット凄いですね。社長、昨日も釣ったし」

「大下さん、釣れましたか?」
「うっせな、ぺー。まだだよ」
「モペット投げた方がいいですよ」
「持ってねえよ」

「来た〜」
「来た〜」
「誰か行ってやれよ。うるせえから」
「あ、自分が。加藤さん、写真撮ります」
「嬉しいな。2匹も釣れちゃったし」
「ルアーは何ですか?」
「Wスイッシャー。2匹とも」
「え!?トップウォーターで出たんですか?」
「いや。シンキングの」

「ぺー、釣ったぞ」
「あ、ワームですか?」
「そうだよ。ワームだよ。たまにはいいんだよ。
こういうとこだし」
「オレはイマイチあたりがわからないんで、
シンキングWスイッシャーにしちゃいました」
「バカだね、ぺーは。こういうところでこそ、練習するわけだよ。
ワームの使い方とかアタリとか」
「え〜」

「あ、社長が釣ってる」
「釣れた。やっと釣れた。アタリはあるんだけど、
なかなかのらないんだよね」
「もしかして、ケムで釣ったんですか?」
「そうだよ。2匹ともケム」
「う〜ん、どうしよう。ケムにしようか、ワームにしようか」
「ワームの練習しとけよ。釣れるし」

マス池篇
「アタリも遠のいたことだし、マス池に行ってくるよ」
「オレも行きますよ」
「自分も」
「あれ!?みんな行っちゃうんですか」
「そう。ぺーは練習しとけ」

「お!御大、どうですか?秘策の結果は」

「それがね、釣れることは釣れるんだけど、
肝心の秘策にはさっぱり」
「あ〜。秘策ならぬ、駄作ですか」
「はっきりきたね、社長〜」
「ルアーがでかかったんじゃないですか?」
「そう。ビッグトラウト用だからね」
「いますよね、その辺に。ウロチョロと」
「全く相手にしてくれないんだな。これが」
「で、去年通り、ティニートピードーですか?」
「そう。プロペラチューンしたヤツ。これは凄いよ」
「ほんとですね。バンバン出ますね」
「でしょう。これが昨日だったらね」
「いやいや、御大。本番はこっちですから、
いいんじゃないですか?」
「え〜。まあね」

「どうですか、エンドゥ〜さん、
初キングフィッシャーは?」
「ここは凄いです。楽しくってしょうがないです」

「あれ!?山田さんじゃないですか」
「ええ。須田ですけどね。入れ食いですよ」
「入れ食いじゃないでしょ。出るけど、のらないでしょ」
「ええ。そんな感じです。初のベイトタックルで釣りましたよ」
「あそうですか。それじゃあ」
「あれ!?それだけ?」

「入れ食いですか?兄ぃ」
「ええ。スプーンのローテーションで」

「よう、川島君。どう?」
「はい。バスの方ではやられちゃったんで、
こっちに癒されに来ました」
「スペシャルなルアーがあるんだって?」
「はい。それが全くダメで、矢嶋さんにクランク
ベイト貰ったんですよ。これが凄いんですよ」
「あ、ワイパーに貰ったの?ハンクルクランク。飛ぶからね〜」
「そうなんですよ。向こうの壁まで飛んじゃうですよ。
そうすると必ず釣れちゃうんです」
「プールとは違うね?」
「はい。ここはいいですね。去年もそうでしたけど。
あ!切れた…折角貰ったのに」
「他のでも釣れるから、楽しんでよ」

「あれ!?ワイパーでかいの釣ったね」
「あ、はい。今日のビッグフィッシュ賞で割引券貰いました」
「じゃあ、明日も来ちゃえば」
「いえ明日は…仕事が。今日、無理やりなんで」

「よう!同級生」
「バスは釣ったからさ、マスもって、こっちに来たんだよ。
凄いね、投げりゃあアタルし。
山田君がいるプールとはエライ違いだよ」
「また来る?」
「う〜ん、ソレガシと来るかな」

「ワイパー、写真撮ってくれ」
「あはい。でかいですね」
「オレの程ではないけどって思ってない?」
「いえ。思ってません。大下さん」

「お!今日も来たね。裏管理人」
「ニャーオン」
「社長、早く釣ってくれって言ってますよ。ウォッホッホッホッ」

あとがき
「社長、蛍の光、鳴ってますけど」
「あ〜そんな時間かぁ…夢中になっちゃったね」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。社長、昼寝から目覚めて、言ってたじゃないですか」
「何を?あ〜『雨がヒドイから、みんな呼んでくる』とかなんとか言ってた?」
「はい、言ってました。でも、ケムが付いた竿を持っていったきり、帰ってこないので、オレも見に来たんですよ」
「お〜そうかい。やる?」
「いえ。終わりですから。全然帰って来ないし。凄い雨ですよ」
「カッパが優秀だから、みんな平気なんだよ」
「そうそう。昨日の憂さ晴らしもあるから」
「あれ〜新井さんまで」
「御大はどうしたい?ぺー」
「はい。充分楽しんだと言われて、車で待機中です」
「え!そりゃマズイ。皆の衆、撤収〜」
「蛍の光ですから、当然ですね」
「御大、お待たせしました」
「ミイラになっちゃったの?社長」
「ええ。熱くなっちゃいましたよ。あまりの楽しさに」
「分かるよ。僕もね〜この辺でやめないとって、無理やり止めたんだよね」
「そうですね。後ろ髪引かれちゃいますよね。ここは」
「来年はないのが淋しいね」
「いいじゃないですか、こっそり来ちゃえば。全員が付き合いますよ」
「あれ〜考えちゃおうかな」
「どうする?大下さん」
「趣旨を変えなきゃいけないですね。そういうことなら」
「どうとでも変えちゃって、いいんじゃねえの」
「考えますか…」
「まあ、それも御大次第だよ。じゃあお疲れ」
「はい、お疲れ様でした。メシはサブですか」
「そうですか?御大」
「いいねえ。サブちゃんいないけどね」
「デブちゃんがいますよ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ。それは山田さんで」
ボフッ!
「黙れ、ぺー」
「う〜骨が…」
「大丈夫。サブでチキン南蛮食べれば、すぐ回復するから。タルタルソース大盛りの」
「いや〜それは流石に…。矢嶋君に任せます」
「ついにダメ?30過ぎたら」
「いえ。ダメではないんですけど、大盛りは無理です」
「だよな。オレなんか見たくもないから」
「だんだんそうなるんですかね?」
「なんねえ人もいるよ。御大みたいに。支部長、びっくりしてたよ。御大の食欲に」
「健康ですね」
「何よりだね。じゃあ、また次回」
「う〜楽しみ」

お礼
ペーヨン、矢島兄ぃ。ワイパー矢嶋君、画像を提供して頂き、どうもありがとうございました。by 部長

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