5連敗? in 鬼牧川(2013.07.22)
「こんにちわ」
「あら、ごぶさた。山田さん」
「ええ。ちょっと開きました。と言っても1週間ですけどね」
「そっか。週に2、3回会ってるから、ずいぶん会わなかった気がするよ」
「ええ。付き合ってるわけではないので、そんなに頻繁にはね」
「そりゃそうだよ。お互いそっちの方には興味ないからね。あれ!?もしかして最近は違うの?」
「そんなことはありませんよ。正常ですから。で、15日はどうなったんですか?」
「まいったよ。6人がかりで完全無欠のノーバイト」
「うぉっほっほっほっほ。立派じゃないですか。濁ってました?」
「濁りはいつも通りだったんだけど、とにかくゴミが凄いのと、流れがガンガン」
「ゴミですか…それはヒドイですね」
「そうなんだよ。流れもあの位あったほうが昔に戻ったみたいで良かったんだけど、あのゴミには参ったよ」
「じゃあそうそうに撤収ですか?」
「14時まで頑張ったかな。人がいっぱいいたしね。赤い日だから」
「そうですか。で、次週はリベンジですか?」
「気分転換で違う川に行ってみるかね?」
「ほう、ほうほう」
「でました。久々にフクロウに変身、いやミミズクか」
「どっちも違いますよ。時間はどうしましょう?」
「いつも通りでいいですよ。ガツガツしなくても」
「ええ。釣りますよ」
本日の登場人物
ぺー。「ごぶさたしてます」「お〜八郎以来かい?」 |
山田君。「あれ!?ぺー。さぼり?」「違いますよ。優しい上司が休みをくれました」 |
私。「やばいな。既に4連敗」「場所が変わったから釣れますよ」 |
「社長、見てくださいよ。久々に澄んでいる川に来ましたよ」
「ほんとだね。どうせ朝しか釣れないだろうから、さっさと行くべ」
「今日は涼しくないですか?」
「ぺーの字君。涼しいというよりは寒い。この格好ではヤバイな」
「9時過ぎれば、暑くなるらしいですから」
「そうなの?カッパでも着るかな」
「そこまでですか…あれ?引っかかっちゃいましたよ」
「あ〜そうやってね無理に引っ張らないの。シャカシャカやってみ。ポロッと外れたりするから」
ゴボッ!
「あれ?釣れた。よそ見してたら、勝手に釣れた」
「う〜ん久々のバス。小さいけどね。22cm。可愛い」
「うぉっほっほっほ。言った通り釣れたじゃないですか」
「あ、山田さん。ありがとうございます。
お陰を持ちまして釣れましたので、山田さんも頑張ってください」
「ちなみにルアーは?」
「ジャイアントDOG−X。チャートオイカワ自分塗りバージョン」
「羽付きですね」
「当たり前じゃん。メガバスのトリプルフックの羽根付きに変えてあるから。
このルアーにはほんと助けられるよね」
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「お〜!来たぁ」
「んだよ。織田裕二か?」
「釣れた釣れた」
「そんなね。焦らなくていいの。今すくってあげるから」
「あ〜山田君。網ひっくり返って、絡まってるから。それじゃあすくえないと思うけど」
「お。いいんじゃないですか」
「あ、あ、あ」
「良かったね。すくってもらえて」
「社長、41cmですよ」
「待て!まずバスの口は閉じる。そして尻尾は開く。
これが正式な測り方だから」
「はい。こうですか?」
「そうだよ。ほら、40になっちゃったろ」
「ほんとだ。でも嬉しいです。ルアーはライフベイト
のシングルスイッシャーです」
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「暑っ!」
「あ、社長起きましたか?」
「そんなカッパ着て寝てるから暑いんですよ」
「だってさ、寝るとき寒かったじゃん。だからカッパ着て寝たわけよ」
「自分なんか暑くて、30分で目が覚めちゃいましたよ」
「オレは1時間20分寝てたね。ぺー起きろ!」
「いえ、もう起きてます。今日は目覚め爽やかです」
「あ〜釣れたからね」
「はい」
「まあ、まだ10時前だから、山田君にもチャンスあるよ」
「ええ。もちろんですよ。ぺーにメシおごるのは嫌ですから」
「なるほど。じゃあガンガン投げてね」
「あれ!?社長何してるんですか?」
「う?う〜ん」
「あれ!?もしかして釣れてます?」
「いやあ面目ない。釣れた」
「石の裏にルアーが行っちゃったんだよね。
で、出そうと思ったら、重いわけよ」
「じゃあ何ですか、石の裏で勝手に
バスが食っていたってわけですか」
「と思われる」
「うぉっほっほっほ。2匹釣って両方とも向こうアワセですか」
「だね」
「ルアーは?あ、モペットペンシル110ですか」
「そうなんだよ。これ調子いいよね」
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「山田さん、風ビュンビュンで白波が立ってきたんですけど」
「あ〜ほんとですね」
「まだ頑張られますか?」
「もちろんですよ。ぺーにおごりたくないですから」
「了解です。18:30まではいけますから」
あとがき
「社長、お疲れ宣言してもらって結構ですが」
「ぺー聞いた?」
「はい。社長が18:30まで出来るって言ってから、まだ20分位ですよね」
「ダサいよね。弱っちいよね」
「ええ。何とでも言ってください。どうも暑いのは苦手です」
「残念だったね。2人ともオレよりもアタリは多かったのに、びっくりしてばっかり」
「はい。すいません。また2回もやってしまいました。でも、山あ、須田さんはオレより笑いましたよ」
「黙れ。ぺー」
「あれは笑ったよね。ぺーがびっくりアワセしたもんだから、そこへすかさず投げて、『あ〜』とか言って、またびっくりアワセ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ」
「黙れ。ぺー」
「はい。本日の勝者はぺーです。また来週〜」
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