恒例、八郎潟遠征3日目(2013.06.19)

「朝だ、朝だ、朝だ〜♪」
「朝日が昇ぉ〜る♪」
「ブンチャカッチャッチャ」
「社長、思わずノっちゃいましたけど、いつもこれですね」
「いいじゃないですか。山田君のテーマソング」
「全然違いますけど、おはようございます」
「ごきげんよう」
「あれ!?ぺーが既に起きてますよ」
「珍しいこともあるもんだね」
「はい。最終日なんで気合が入ってます」
「毎日入れろよ」
「あ、はい」
「さて、今日も雨かな?金井君」
「おはようございます。ビュンビュンのバシャバシャです」
「は〜またかよ。今日も同じとこでやるしかないね」
「そうと決まったら、ビューンと行っちゃいましょう」
「やけに山田君が焦っているので、皆の衆、レッツラゴー」
「それって、何ですか?」
「山田君は知ってるでしょ。『これが青春だ!』っていうドラマ」
「それは…スクールウォーズ的なものですか?」
「たぶん」
「あ、社長。スクールウォーズがわかんないんですね」
「卓球タッキュウたっきゅう」
「また…ピンポンって言いたいんですか」
「またまた、正解。ピンポンピンポンピンポン」
「…金井君、早く行こう」

本日の登場人物

ぺー

金井君

部長

矢島兄ぃ

山田君

「今日の船割りは初日通りかな?山田君」
「ええ。そうしましょう」
「じゃあ、一番釣れてない、ぺーの字、どっちに行きたい?」
「上に行きたいです」
「はい、決定。じゃあ我々は下に」

「相談なんだけど、お2人」
「何でございましょう。改まって」
「いい時間のうちに河口まで行ちゃって、そこから上ってくるという作成はどうでしょう?」
「とってもいい考えじゃないですか。そうしましょうよ。ねえ、兄ぃ」
「はい、それがいいです。どうせビュンビュンバシャバシャになるのは目に見えてますから。今のうちに一番いいところやっちゃいましょう」
「じゃあ、その線で」

「フン!フンフン!フン!」
「あれ、山田さん、来るなりいきなり、とんぼで釣れましたか」
「フン!」



「44cmですね。ヤナギとんぼですか?」
「ええ。静かだったんで、ここはヤナとんかと。
社長も惜しかったですね、モペット」
「じゃい、ヨソミしてたら、ばれました」
「ヨソミって何見てたんですか?」
「あれ!?2人気が付かなかった。あそこにカッパがいたんだよ」
「は〜。カッパですか」
「あれ!?兄ぃ、見てなかったの?その隣に人魚もいたよ」
「あ〜そうですか」
「山田君、人魚はやり過ぎじゃない?」
「いやいやいや、いましたよ」
「あ〜きっとね。カッパとできてるんだよ」
「うぉっほっほっほっほ。まさにエロカッパですね」

「ふ〜ん、ふ〜ん!」
「あ、カトちゃん、部長釣れたみたいよ」
「ほんとですか。はい、すくいま〜す」



「38cmですね。モペットですか?」
「ふん!」


「来た〜!」
「山田君、すくってすくって」
「任せてくださいよ。はい、42cm」
「ルアーは何ですか?」
「レッドペッパーです」

「寒くねえ?」
「ええ。結構」
「じゃあ、あの橋の下で一休みするかね」
「社長、とってもいい考えですよ」
「じゃあ、寝るか」



「寝てますよ。3人とも」
「ほんとだ。いたずらしてくか」



「お!来たよ」
「金井さん、待ってください。すくいますから」
「え〜42cm。ミミが釣りました」
「やべ。釣ってねえのオレだけだ」
「じゃあ、そこでUターンするから」

「う〜寒!」
「寒いですよね、社長」
「はい、寒くて目覚めた。じゃあこのまま下りながら、やってあがるか」
「…」
「よっしゃあ、まだ釣ってないし、もう一踏ん張りするか」
「…」
「あれ!?なるほど。じゃあさ〜、そこだけやらせてくれるかな?」
「はい、どうぞ」
チャパ。ボフ
「うわ。また…あ〜外れた。良かった」
「どうしたんですか?」
「雷魚君ですね。バーブレスで良かった」
「そっちも撃ってくださいよ」
「いいの?じゃあ」
チャポ。ザブーン
「ゲッ!ナマズだ。糸緩めちゃおう…お!外れた」
「社長、もったいなかったですね。いい出方だったのに」
「はい。出方は良かったです。でも、ナマズです」
「ナマズですか。そういえば、妙に頭が平べったかったですよね」
「もういっか。撤収するべ」
「いいんですか?」
「いいも何も君達、全然やってないじゃん。終了」
「うぉっほっほっほっほ。わかりましたか」
「兄ぃ、全速前進、撤収!」

あとがき
「お疲れ〜」
「お疲れ様でした。ひどいですね、この雨は」
「さて、こっからが問題だよ。このまま車には乗れないし、着替えたら手伝いが嫌になるし」
「あ〜向こうの船の撤収ですね」
「それそれ。山田君、金井君に電話してみてよ。様子を」
「わかりました。え!あ〜もう見える位置、で、釣ったの?42。あ〜惜しいね。もういいから。もう見える位置にいるそうですよ」
「あ、そうなの。じゃあ上に上がって見てみるか」
「見えますか?」
「見えるけど、800m位先だよ」
「どうしたもんですかね」
「陸っぱりでもするかね。まだ1時間はかかるよ」
「いやいや。道具は奥ぅの方に仕舞っちゃいましたから、竿は取れてもルアーは無理ですよ」
「う〜ん、ということはだね。この雨の中、立ちん棒ですか。ハウマッチって聞かれないですかね?」
「社長、絶対聞かれませんよ。心配しないでください」
「結構、ツライね」
「ええ」
「じゃさ〜山田君の就職活動とは何ぞやっていうお題でお話でもする?」
「ええ。しませんよ。そんな話は」
「そっか。じゃあ風俗情報体験記?」
「ええ。絶対しませんよ」
「う〜ん…」
「社長、もういいですから、静〜かに待ってましょう」
「え〜!?あ、バックトゥーザフューチャー見る?」
「社長、車には乗れませんから。外で静かに待ちましょう」
「そっか。退屈だな〜。山田君のうちに電話して、『お土産買ったから』って言おうかな」
「そういうのもしなくていいですよ」
「あ、そう。う〜ん、う〜ん」
「社長、何も考えなくていいですよ」
「う〜ん。あ!う○こはいいの?山田君」
「ええ。コンビニでしますからいいですよ。ちょっと電話しますよ」

「ずいぶん、電話長かったね」
「ええ。ちょっと」
「どこ電話してたんだよ」
「もう、すぐそこだそうですから」
「お〜来た来た。撤収撤収」
「お待たせしました〜着替えて車の中にいてもらって、良かったんですけど」
「そうはいかないだろう。旦那じゃあるまいし」
「あ〜旦那ですか。何してますかね」
「だね。結構降ってきたから、チャンチャンと片付けちゃおう。人数いると早いから」

「お疲れ様でした」
「お疲れ。ひどいね、この雨は。カッパ脱いだ途端、ずぶ濡れだよ」
「全員が高級カッパなんでやってられましたけど、あそこにいた陸っぱりの人見ました?」
「見たよ。コンビニカッパにスニーカー。カッパ着てないも同然だよね」
「カッパとか長靴とか持ってないんですかね?」
「たぶん、そうなんだろうね。きっと天気予報も調べてないんだよ」
「ダメですね。それでは。楽しみに来たのに、辛くなっちゃいますから」
「だよね。まずは、スタンド行って、ガソリン入れて。そこで着替えさせて貰おう」
「あ〜いいですね」
「山田君はそこで全裸なんでしょ?」
「何でですか?」
「全裸になって、良く拭き拭きして、着替える」
「通報されますよ、そんなことしたら」
「大丈夫だよ。あそこのオジサン。サブ系だから」
「うぉっほっほっほっほ。余計困りますよ。帰りは自分が運転しますから」
「あのね。そういうこと毎年行ってるけど、いつもオレが国見まで運転じゃない。必ず爆睡してるし、10分もしないうちに」
「うぉっほっほっほっほ。そうでした。国見まで寝ます」
「そう。最初からそう宣言した方がいいよ。兄ぃも寝ててください」
「社長、帰りはどんな感じですか?」
「お〜、ぺーの字。そこのコンビニ寄って、あとは国見までフリーね」
「じゃあ、国見でメシですか?」
「そう。敗者は君と僕」
「あひゃひゃひゃひゃひゃ。社長もですか。寝てるからですよ。寒い中」
「まあね。また来年来るから」
「え!金井さん、牛久と変わんないから、ヤダって言ってましたよ」
「1年経てば、忘れちゃうって」
「じゃあ、社長は来年もですか?」
「そう。釣れても釣れなくて、八郎。空が近いのはいいじゃない」
「え!?社長と来ると雨ばっかりでわからないです。雲は近かったですけど」
「いやあ。確かにね。今年が2日、雨で果然びゅんびゅん。昨年は台風、一昨年は確か雷だったかな」
「はい。オレが参加するようになってから、そんなのばっかりですけど」
「雨男はぺーだろ。オレじゃねえよ」
「え、ちょっと気にしてます」
「さて、はてさて。来年はいかに?また来週〜」


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