恒例、八郎潟遠征1日目(2013.06.17)
「着きましたよ、社長」
「八郎近いよね」
「はい、いつも通り、社長はあだたらから爆睡ですから」
「あれ、山田君、いきなり皮肉?運転もしないのに」
「いえいえそういうわけでは。運転は帰りにしますから」
「あ〜そうですか。あまり期待はしてないけどね」
「社長、えらく濁ってますよ」
「ほんとだ。こりゃあ田んぼだな」
「ですかね。雨もあまり降ってないようですから」
「取り敢えず下ろしてやってみるか」
本日の登場人物
ぺー。「ラッキーデーはありますかね?」「この期に及んでなんだよ、おめえは」「すいません。自力で何とかします」 |
金井君。「どうなんでしょうか?」「厳しいのは間違いない」 |
部長。「初バス、初バス」 |
兄ぃ。「今期、初です。バス釣りは」「あ〜大変ですね。関東以上だと思いますよ」 |
山田君。「のってますから」「あ〜確かにね」 |
私。「頼む、いきなり釣ってくれ」「うぉっほっほっほっほ。釣りますよ」 |
「どっち行く?金井君たち」
「このまま表へ行きつつ、エンジンで隣の川に行きます」
「了解。オレ達はこのまま上るから」
「天気もいいし、いいじゃねえの」
「金井君、頑張って〜」
「須田さんも、唇に注意してください」
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「お〜新井君にソレガシ。どうかね?」
「厳しいよ」
「あれっきりなの?」
「はい」
「上まで濁ってる?」
「うん。全域」
「だってよ、お2人。ヤバイね」
「うぉっほっほっほ、社長。釣りますよ」
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「お!のりました」
「山田君、何ぐずぐずしてるの。網網」
「捕れました」
「ルアーは?」
「レッドペッパーです。金鮎です」
「チャカチャカやってたの?兄ぃ」
「いやいや。ピョ〜ンとやって、放置です」
「なるほど、ってことはトンボだな」
「お!またのった」
「山田君、兄ぃがもう2匹釣ってくれたから、
あとは山田君の番だよ」
「任せてくださいよ。ヤナギとんぼがありますから」
ゴボッ!
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「社長、釣れましたよ。しかも3連荘ですよ」
「全部トンボかよ?」
「いえいえ。見てなかったんですか?
トンボとダブルスイッシャーと優作ダーターですよ」
「2人とも釣ってくれたんで、オレも心おきなく行っちゃっていいかな?」
「ええ、いいとも青年隊ですよ」
「わかんねえだろ、そんなんじゃあ」
「うぉっほっほっほっほ。
この船のメンバーなら分かりますよ。ねえ、兄ぃ?」
「ええ、逮捕されますよ」
「マズイじゃん、それは。少し休むかい?橋の下で」
「社長、とてもいい考えですね」
「じゃあ、あっちの船も呼んであげよう。
『部長?どう?あ、あ、ダメ。すぐこっち来て、
2人とも釣ったから。オレはまだ』」
「どこにいるんですか?」
「川2本やって、仲良く1バイトづつだって」
「あの橋の下で休みませんか?」
「あれ?山田さん、釣っちゃったもんだから、余裕ぶっこいて」
「いえ、そうじゃないですよ。気分転換ですよ」
「まあ、それもありだね。天気もいいし」
「ええ、そうですよ」
「寝て起きたらメシだろ。それが終わったら、○んこだろ。
この場所でどこでするの?」
「社長、そんないつもいつもしませんよ」
「あそう。やるとこないよ」
「あ〜良く寝た。橋の下は涼しかったね」
「ええ。気持ち良かったですよ。社長、あそこのチョロチョロ
の流れ出し、とんぼでやってくださいよ」
「よっしゃ。任せなよ。でもさ、さっきリールのハンドルが
落っこちちゃったんだよ、川の中に」
「ええ、そんなの初めて見ましたよ」
「だよね。オレもびっくり。でさ〜、メガバスリールでやってんだけど」
「ええ、見てましたよ。全然違和感ありませんけど」
「左で投げると矢理辛いんだよね、慣れてないから」
「社長、いまさらなんですか。ずっと左手で投げてるじゃないですか」
「いや〜ここ一番がさ〜」
「早く投げてください」
「はい。トー」
チャポン。プルップルッ。ゴボッ
「おっとのったよ、いきなり」
「全部見ちゃいましたよ」
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「社長、41cmです」
「あ〜良かった釣れて。このあとはモペットで」
ガバッ
「また来たよ。今度は小さいね」
「ええ、去年までは釣れなかったサイズですよ」
「来年に期待できるかな。小さいのがいるってことは。
お〜金井君たち来た。よう!どうだい?」
「変わらずです」
「先に行って。全員釣れたから」
「社長も釣れたんですか?」
「そうなんだよ。5分前に2匹釣ったんだよ」
「5分前ですか。じゃあお先に」
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ピロリロリン♪
「お、ヤナギからだ。なになに、『大下さんが51.5で、藤田さん以外は全員釣った』だって」
「うぉおっほっほっほ。藤田御大、相変わらずやりますね」
「じゃあこっちも送るか。1人を除いて全員釣れたよ」
ピロリロリン♪
「1人って、ぺーですか?」
「アタリ。彼にも明日はあるから」
ピロリロリン♪
「まあ想定内なんですけど、明日は社長のガイドでお願いします」
「任せなよ」
あとがき
「いや〜終わってみれば、厳しいながらも、楽しめたかな?」
「はい。4匹釣れましたから」
「ええ、兄ぃは4つ、自分は3つ、社長が2つですよ」
「かなりレベル的には低いけど、状況からすればマシな方かな」
「ええ、ソレガシたちは1匹ですから」
「今日はさ、いつも以上にねっちりやったでしょ?」
「ええ、それが正解ですよ。とんぼに立ちペンの放置ですから」
「そうだよね。チャッチャカやっても全然だもんね」
「そうですよ。社長が掛けたモペットもピョ〜ン…ピョ〜ンって感じでしたもんね」
「あれは勿体なかったね。余所見してたんだよ」
「ええ、全くです。40後半はありましたよ」
「まさか、ばれちゃうとはね」
「これで明日の攻め方が分かった気がしますよ。西部ですか?」
「そう。ギャンブルだね。なんったって8年ぶりだから」
「自分たちは行ったことないですよ」
「そっか。金井君とぺーは初めてか。思うに、山田君1回目のプー以来だね」
「ええ、そうですよ。陸ぱりで雷魚かけましたよ。マグトー持ってかれましたよ」
「じゃあ、そんなわけで早く風呂入って寝るべ」
「社長、その前にメシですよ。勝者、金井君です」
「そうであった。先譲ったら、でかいの釣られた。流石、金井君」
「社長、坦々麺はどうでした?」
「変わってないね。バーミアンの方が数段ウマイ」
「は〜それは残念でした」
「さあ、メシも食ったことだし、風呂入るべ」
「社長、全員入りましたよ」
「お、了解」
「あ〜さっぱりした。って、真っ暗だし。全員寝てる。またかよ。明日をお楽しみに〜」
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