第2ラウンド in キングフィッシャー(2012.09.18)

「おはようございます」
「お〜ワイパー無事来たね」
「はい、何とか来られました」
「社長、おはようございます」
「あ、山田君。どうもどうもお疲れ様です」
「自分が来たときは、ワイパー寝てたんで、そのままにしておいたんですよ。そのまま行っちゃおうかと思ってら、起きやがった」
「え〜!置いていかれるところだったんですか」
「そうさ」
「みんな来たかな?」
「え〜、なぜか臼井さんまでいますよ」
「山田さん、冷たいじゃないですか」
「相変わらず、薄いね」
「あはははははは。今日はよろしくお願いしますよ」
「どちらかと言えば、今日が本命ですか?御大」
「何言ってるの、社長。昨日だって3位だよ、僕は。今日は軽く楽しむ位だよ」
「え〜ほんとですか?」
「いや、藤田さんはやけに準備が長かったから、違うと思いますよ」
「何々、山田君まで〜」
「和気藹々といきましょう」

「矢島兄ぃ、やるぞって感じの装備ですね」
「いやぁ〜それほどでも」

「臼井さん、フライじゃないの?」
「やめましたよ、今日は」
「何で?」
「社長が言ったんですよ、ルアーにしろって」
「そうだっけ?」

「山田君、でかいの釣ったそうで」
「ええ。臼井さんにすくってくれって頼んだら」
「すくってくんなかったの?」
「オレはすくいましたよ」
「いやいやいや。すくったのは偶然居合わせた別の魚」
「そうなんですよ。『すくいましたよ』って言ったら、
山田君の竿ぎゅんぎゅん曲がってるし」
「え!?たまたま居た魚すくちゃったの?」
「しかも、その魚の方がでかかった」

「あれ?ソレガシ、今日はフライマン?」
「当然じゃない。イングランド・スタイルだよ」
「どうなの釣果は?」
「絶好調」

「社長、結構釣ってますね」
「おかげさまでバスもマスもかなり掛けたよ」
「確かにバラシてばっかですね」
「社長はルアーローテーションが貧弱なんだよ。2個だけだもん」
「ソレガシの言うとおり。ケムポップとタイニーシケイダーのローテーション」
「ローテーションって言わないよ、そういうの」

「大下さん、どう?」
「ええ、大吉ケム作ってきたんですよ。これが凄いんですよ」
「そんなに釣っちゃったの?」
「いえいえ。掛けただけですよ。全部バラシ」
「どの位?」
「50位ですかね」

「ぺー、釣れたの?」
「はい。バスが1匹とマスはまだ」
「寝てばっかりいるからだよ」
「はい。これから釣ります」
「もう、終わるで」

「川島さんはどうですか?」
「はい、今日はバスで」
「あ〜何か研究して、秘策があるんだね?」
「はい。ワームをいろいろと」

「良かったね、起きられて」
「あ、はい」
「どうなの?」
「結構来てるんで」
「あ、そっか。会社の人たちとロコ的?」
「はい。そんな感じで。ここはいいです」

「御大、調子はどうですか?」
「調子?いいよ」
「例の秘密ルアー炸裂ですか?」
「そう。大爆発。50匹は掛けたね」
「そんなに釣ったんですか?
流石、親睦会よりもこっち優先の御大ですね」
「何言ってるの、社長。そんなことないよ。
ちょっとこっちが重い…かな位だから」
「そうですよね。こういうところ地元にないし」
「そう。ないんだよ。だから、結構一生懸命」
「で、50匹ですか?」
「う…ん、掛けたのはね」
「あれ!?もしかして、バラシですか?」
「う…ん、ほとんどね」

「箭竹さん、マス池の奥の方に1日いましたよね?」
「棒ルアーやばいです」
「え!?Xスティックとか言うヤツですか?」
「はい。8割方、釣れちゃいますね」
「見ててね、欲しくなっちゃったよ。僕も」
「御大持ってないんですか?」
「僕の秘策も凄かったからね」
「ほんとうですか?箭竹さん」
「はい。相当かけてましたよ」
「昨日言ってましたよね、『プロペラがどうしたとか』」
「そうよ。この秘密のプロペラが釣果の秘密だから。
大ちゃんがね、見せろってうるさいんだよ」
「あ〜それでなんかやってたんですね」

「意外に暑いね、9月なのに。社長は?」
「さっき買い物に行くって、どこかに行きましたよ」
「それなら、さっき帰って来ましたよ。たぶん車で爆睡じゃないですか」

あとがき
「お疲れ様でした、御大」
「いやあ、楽しかったね、今日も」
「そうですね。過去にない位じゃないですか?」
「僕はね、研究熱心だからさ、それが実を結んだ感じかな」
「ティニートピドゥですよね?へドンの」
「そう。プロペラが換えてあるんだな」
「良く回るとかですか?」
「何でわかるの?」
「他に換えようがないじゃないですか」
「薄くて軽いペラに換えてきたわけなんだけど」
「オレもWスイッシャー投げましたけど、全然でしたよ」
「わかってないな。シングルじゃなきゃダメなの、ここは」
「は〜そんなもんですか…」
「そう。またね、入ったところが箭竹さんの横で、風裏だったのも良かった」
「オレもあとから行ってびっくりしましたよ。こんなに静かなんで」
「社長、いきなりばらしてましたね」
「はい、箭竹さん。正解です。バラシてばっかです」
「社長、何でかい声出してたんですか?」
「お〜ワイパー。ちょっとした揉め事があってね」
「でも、そのあと和気藹々とやってたんで、良かったですよ」
「あ〜そうだね」
「その後ですよ、白井さんが始まちゃって」
「あ〜意外に喧嘩っぱやいんだよ、臼井さん。で、どうなったの?」
「まあそれなりに」
「あそう。まあ無理もないわな、あれじゃあ」
「でしょう。社長が、移動したあとですから」
「ま、ま、いろんなヤツがいるからね。謝ったの?むこうは」
「まあ一応。殴ってやろうかと思いましたよ」
「オレは一瞬、池に落としてやろうかと思ったよ」
「あははははは。ですよね」
「まあいいじゃん、いっぱい釣れたし」
「そうっすね。じゃあ帰りはサブですか」
「だね。御大が見たいって」
「そう。昨日もいたらしいんだけど、忙しくて見られなかった。山田君に興味があるらしいじゃない」
「あ〜藤田さん、それは違いますね。自分ではなく、ワイパーですね」
「オレですか」
「そうだよ。文句あるの?」
「いやあ、そんな気は…」
「矢嶋君、そんなに好かれてるの?」
「実はですね、藤田さん。彼はそっちの方面ではかなりの人気者なんですよ。近くのコンビニにもそういうのがいて」
「コンビニにもいるの?」
「いやいやいや」
「遠まわしに電話とかメールアドレスとか聞いていましたから。はっきり聞けばいいのに」
「そんな仲なの?」
「違います。興味ないです」
「さて、じゃあサブも待ってることだし、行ってみる?」
「はい、お疲れ様でした」


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