第6回水面狂会チャリティ親睦会(2012.09.17)

「元気ですか〜!?柳澤です。今年もこの日が来ました。良かったです」
「あ〜義弟よ」
「何ですか?去年に続いて、また邪魔しに来たんですか?山田さぁん」
「あ〜須田だから。『今年も…』って恒例行事だから、当然のことだろ」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、今年は『もう10回やったからいいだろよ!』って言ってたんですよ」
「あ〜、誰かな?そういうボケボケな発言した人は?」
「社長ですよ」
「社長、困りますね。皆さん楽しみにしているのに。え〜」
「分かってるさ〜。ちょっとした勘違いじゃん」
「ほら〜、山田さん。社長は度重なる後頭部強打で、ちょっときてるんですから」
「何!!もう?」
「ええ、時々」
「そんな事ないぜ!!ワイルドだろぅ〜」
「本当だ」
「でしょ。さて、長い前フリはこの辺で。今回も遠方より、藤田御大にご足労頂きました。盛大な拍手〜!」
パチ、パチ、パチ、パチ〜。
「あ〜、杉森さんもだね、義弟よ」
「ハイ、もちろんです。そして、3回目の川島さんもです。ありがとうございます」
パチ、パチ、パチ〜。
「え〜、会費は今年も¥2,000です。毎回楽しみな給食と狂会キャップも付きます。そして一部は義援金として東北に送ります。当日はこの”しおり”に大役がありますのでお忘れなく」
「ウォッホッホッホッ。釣具もね」
「去年と同じセリフですよ。山田さん。出てくるなら『ライフジャケットお忘れなく』って言ってくださいよ」
「ウォッホッホッホッ。失礼」
「では、イヨイヨですよ〜。困り事は雑用専門の社長にお願いします。今回も、参加ならずの方々の分まで、大いに楽しんで下さ〜い」
「おぉ、ワイルドだぜぇ」
「社長の出番は、まだまだですよ」

第一部 水面狂会杯
準備篇
午前4時30分、集合。

「おはようございます」
「本日はお日柄も良く、ひとえに心がけの賜物かと存じます。オレです」
「社長、朝から何ですか。まだ出番じゃないですよ」

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「はい、出船順のくじ引きしま〜す。強運はだれかな〜。金井さん、用意はいいですか?」

午前5時30分、大会開始。


1番、飯塚さん、ふみ斉藤組。

2番、大下さん、荒井さん組。

3番、金井君、矢野君、笠原君組。

4番、井野君、真空佐藤さん組。

5番、エドウィン新井さん、エンドゥ〜さん組。

6番、柳沢君、ペーヨン組。

7番、ミート君、山田君組。

8番、箭竹さん、川島さん組。

9番、矢島兄ぃ、部長組。

10番、旦那西牧、藤田御大組。

11番、倉持さん、松田さん組。

12番、杉森さん、野口さん組。

13番、関根さん、まる公荒井さん組。

14番、ソレガシ、ワイパー矢嶋組。

15番、内海さん、古宮先輩組。

釣られたバス篇


井野さん


藤田御大

ミート君

倉持さん

金井さん



「どうだい、ヤナギ。釣ったぜ、俺は」
「マ〜ジですか、社長。サイズはどうなんです?」
「35cmだよ」
「入賞圏内じゃないですか」
「だろ。でも、オチがあるんだよ」
「え!?」
「3匹で35cm」
「早くみんなの荷物片付けを手伝ってください」
「そう言わず、聞いてくれよ」
「何をですか?」
「いや、ほら、魚釣ったんだから、
場所とかルアーとかテクニックとか、
聞いてくれよ」
「え〜どうせ、そこでしょ。すぐの。
で、ちっこいワームかなんか投げて」
「失敬なこと言うなよ。場所はそこだけどさ。
ちゃんとポイントに名前があるんだよ」
「マジですか」
「そう。兄ぃブッシュ」
「何ですか、それ」
「先週、兄ぃがばらしたんだよ」
「あ〜それで。で、そこで3匹?」
「そう。表で2匹、裏で1匹」
「ルアーは何ですか?」
「えっへん、自慢のPOPXだよ」
「また?」
「ヤナギ、POPXをなめちゃいかんよ」
「別になめてはいませんけど。あそこでしょ。良く入りましたね?」
「聞いてくれる?」
「長いの困りますよ」
「ええ!?長いんだけど」
「じゃあ終わり。陸っぱり部門の優勝は社長です。1人だけだけど」

飯塚君

部長


矢島兄ぃ



杉森さん

給食タイム篇
「社長、給食なんですけど、何か仕掛けはあるんですか?」
「あるよ、今年から、フタが透明になっちゃたんで、バレバレなんだよ」
「じゃあ、ダメじゃないですか」
「いやいや。一人1個だから、比べないとわからない位の違いだよ」
「じゃあ、どんどん配ちゃっていいですか?」
「どんどんいって。今年はお茶も冷えているから」

「社長。みんなに言わないから、食べ切っちゃった人もいますよ」
「いけね。すっかり忘れてた。幸いアタリはまだここにあるよ」
「じゃあ、ぺーにやっちゃいましょう」
「そうすっか。じゃあ身内だけで。アタリはぺーです」

「弁当で大アタリは、ぺーヨン。おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「部長、撮ってあげて。ちなみに何が違うんですか?」
「ぺーに聞いてみなよ」
「オレわかんないっすけど」
「馬鹿チンだね、ぺーは。ヤナギのと比べてみなよ」
「あ、わかった」
「え!?何、何、何。柳澤さん何ですか?」
「え!?わかんないの?失格〜。ほら〜」
「あ、ご飯が、炊き込みと白飯ですか?」
「追試の結果、正解したので、賞品はこれです」
「これ何ですか?」
「あ〜こいつ、若いから知らないんだ」
「ミルマスカラスだよ。仮面貴族」
「え!?仮面夫婦。それ、社長じゃないですか」
ドス
「う〜…ボディブローが…」
「ルチャリブレの帝王だよ」
「え!?韓国料理ですか?」
ボフ
「来た〜…2発目」
「プロレスラーだよ。40歳以上なら嬉しい、懐かしい、そして憧れの人だね」
「は〜」
ボフ
「何ですか…3発目は。だって、ジェネレーションギャップですよ」
「それが悔しい」

表彰式篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今回の勝者は、杉森さんです。
サイズは、49cmを頭に36.5cm、31cm」
パチパチパチパチ
「勝利者インタビューをやれよ、ヤナギ」
「はい、ということで、どうだったんですか?」
「すぐそこで、ジャックオーダーターマルグーチェの3フックで出ました」
「ってことは、優勝記念として、即発売されるわけですか?」
「どうなんですか?杉森さん、社長があんなこと言ってますけど」
「ええ、まあ…」
「あれ!?…だそうです。こりゃあ出ませんね。杉森さんでした」
パチパチパチパチ

「2位は井野君。41cm」
「自作の金箔スイッシャーで、釣りました」
「2位は何回目?」
「はい、結構あります」

「3位は御大です。40cm」
「マジですか」
「社長、失敬じゃない。今回は吉郎がね、しっかりガイドしてくれて、
釣った後は自分のことのように喜んでくれたのよ」
「は〜流石に、旦那も見るに見かねてって感じですか?」
「さらに失礼だね。珍しく僕のブージートピードゥで釣ったのに」
「かなりギリギリでしたね。帰着時間が」
「そう。最後の一投で釣ったから」
「じゃあ、そのあとは全開ですか?」
「もちろんさ、優勝かと思ったから」
「惜しかったですね」
「これで2位、3位ときたわけだから、あとは優勝のみだよ」
「いやいや、御大。順位下がってますけど。次は4位じゃないですか」
「どうしてそういうこと言うの?」
「そういう要望が多いんですよ。極力いじるようにと」
「やめてもらいたいな。折角余韻に浸っているのに」
「その余韻も着いた途端、木っ端微塵ですか?」
「ほんと、粉砕。何も言えなかったよ」
「いや、でも凄いですよ。御大に拍手〜。ガイドに徹した旦那にも〜」

4位はミート君。37cm。
「どうでしたか?」
「自作のチャートエビスイッシャーに結構出ました」
「ミートキャスト炸裂のミート君でした〜」

5位は飯塚君。35cm。
「カツアゲしないで」
「何言ってるんですか、いきなり。しませんよ」
「やるね。去年のキャスティングチャンプは」
「ええ、まあ。コメントは控えようかと」
「あ〜同船者を気遣った飯塚君でした〜」

6位は倉持さんと部長。30cm。
「守谷支部からの刺客、倉持さん。初出場でやりますね」
「いやあ。ダグワークスのグラスポッパースリム様々です」
「え?このメンバーなら軽い?」
「いやあ、そんな」
「大役をさらっとこなした倉持さんでした。
倉持のおっちゃんじゃないですよ。
ちなみに賞品のルアーは、
ワイルドダンサーの若林さんに頂きました」

「部長です。何気に賞品ゲッターです」
「ええ。大吉リバスペのカブキで釣りました。実力です」
「ムカつくというか、凄いね。
こちらも賞品のルアーは、ワイルドダンサーの
若林さんに頂きました」

8位は金井君。28cm。
「どう?」
「はい、こそこそとバスカヴィルのコテカショーティで釣りました」
「あれ?顔どうしたの?」
「はい。ものもらいです。なので、こそこそ帰ります」

9位は矢島兄ぃ。27cm。18cm。
「いきなりの操船で」
「ええ、久々でした。ちっこいのが釣れたんで良かったです」
「ルアーは?」
「メガバスのコアユです」

10位は社長。15cm、10cm、10cm。
「イェイ!!3匹釣ったぜ」
「ワイルドですね。以上です」

皆さんお待ちかねの抽選会篇
♪ピーヒョロヒョロロ♪
「御大がくじを引き、配ってあるしおりの番号を持つ人がアタリ。
最後に引かれた人が本日の敗者です」



1番くじは箭竹さん。

2番くじはエドウィン新井さん。

3番くじはエンドゥ〜さん

4番くじはワイパー矢嶋さん。

5番くじはまる公荒井さん。

6番くじは川島さん。

7番くじは真空佐藤さん。

8番くじは野口さん。

9番くじは倉持さん。

10番くじはミート君。

11番くじは関根さん。

12番くじはミミ金井。

13番くじは藤田御大。

14番くじは笠原君。

15番くじは内海さん。

16番くじは大下さん。

17番くじは井野君。

18番くじは旦那西牧。

19番くじは松田さん。

20番くじは古宮先輩。

21番くじはペーヨン。

22番くじはフミ斉藤。

23番くじは荒井さん。

24番くじはヤナギ。

25番くじは社長。

26番くじは部長。

「え〜残るは、6人だね」
「そうなんですよ。意外に身内が残ってます」
「ドキドキだね、山田君?」
「ええ、頂きますよ。いけてない賞。敗者の証」


27番くじはソレガシ。

28番くじは矢島兄ぃ。

29番くじは杉森さん。

「3人まで来たよ、大下さん」
「ええ、山田君何番?」
「いや。そういうのには答える義務ないから」
「あそう。藤田さん、これ引いちゃいましょうよ」
「どれ?」
「あ〜そういうのは、ナシですから。藤田さんまでなんですか」
「じゃあ、この人!」


30番くじは矢野君。
「あ〜オレっす」

「来たよ、ここまで」
「大下さん、くじ引き交代」
「恨み事は大下さんに、ってことですか?御大」
「そういうこと」
「しょうがねえな、おりゃ」


31番くじは飯塚君。
「あ〜俺です〜」
「残念だね、い〜ちゃん。カツアゲは山田君からしてね」
「な、なんで、俺からなの。社長」
「つまんない結果になっちゃったね〜、大下さん」
「全く。よりによって、山田君」






♪ピーヒョロヒョロロ♪
「というわけで、面白くありませんが、今年の敗者は山田君です」
「何でそんなコメントなんですか?社長」
「そうね。耐えがたきを耐えた千何百日のプー生活、見事」
「プーには見えないけどね」
「そう言う話は、ここでしなくてもいいじゃないですか」
「では、5代目の敗者、野口さんから、ガウンを受け継いでください」
「社長、背中に6代目、山田君って書いてください。
あ〜山田君、野口さんのことは先代と呼ぶように」
「いや、いいですよ。それは大下さんで」
「大下さんは、永久先代で総代だから」
「いや〜これはこれで嬉しいですよ。
社長、大下さんありがとうございます」
「特にインタビューもなく、キャスティング大会やりま〜す」
「そんな流れですか…」




第二部 キャスティング大会
♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今回も的までの距離は10mです。入りそうですね。皆さん。
練習2投。本番は3投して数多く入れた人が勝ち。も去年と同じです」

予選中

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「予選結果をお知らせします。1回命中の方が6人です。
関根さん、大下さん、金井さん、川島さん、まる公さん、社長。
早速決勝戦をやります。3投して数多く入れた人が勝ちです」

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「キャスティング王は、まる公さん。
賞品はダーツゲームとバンブーベイトロッド」
「イェイ!」
「何で1回しか釣りに行ってないヤツに、
毎週釣り行ってるオレは負けたの?」
「うぉっほっほっほっほ、社長。簡単ですよ。実力ですよ」
「あ〜厳しいコメントありがとうございます」

記念撮影篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「最後に記念撮影しま〜す。
敗者の山田君は、ダメダメ帽と
継承された伝統のガウン着用で」

〆篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今年も無事終了で〜す。みなさんのご協力に感謝しま〜す。 最後になりましたが、毎年遠方よりお越し願っています、藤田御大。川島さん、そして何故か優勝までかっさらった杉森さん、さらにワイルドダンサーの若林さんに盛大な拍手〜」
パチパチパチパチ
無事、終了。

おまけ篇

勝者の証。
「社長、勝者の証は凄いですね」
「そうなんだよ。珍しく旦那が張り切ちゃったんだよ」
「だからですかね、ルアーの数が少なかったのは」
「いや。ルアーは自分のにしちゃったんじゃないの」
「ありですか」
「ありだよ。旦那だから。ホントは、勘違いだって、数の」

敗者の証。
「こっちも力作ですよね、社長」
「頑張ったろ。マジック手書き」
「大吉の氷柄ですよね」
「わかる?山田君」
「わかりますよ、誰でも」
「あまり先の方は見ないでね。ほぼ落書きだから」
「え〜どれどれ。あ〜飽きましたか。
でも、それなりになってるじゃないですか」
「賞品だからね。耐えたって感じだね。
帽子もさ、ノリでやってみたから。ペアで用意した」
「ペアって何ですか?」
「自慢の彼女と那須高原にでも行ってくれよ。
かぶって。ぺアキャップでさ」
「あそうですか。意図はわかりましたが、
行かないし、かぶりもしません」
「あ、風俗の姉ちゃんとさ、かぶって画像送ってよ」
「お!それなら」
「待ってるよ」

参加賞
「これまた力作ですよね、社長」
「今年のグローブは評判いいよ。
栄ちゃんに頼んで収めてもらったから」
「格好もいいし、荷物運びに最適ですよ。
去年よりかなりグレードアップです」
「去年のはD2オリジナルで、イマイチ生地が薄かった」
「ですね。まだ使ってますけどね」
「それを踏まえて、栄ちゃんに相談したら、
『わかりました』って栄ちゃんが
張り切ってカタログを持ってきたんだよ」
「これはいいですよ」
「納品された後が大変なんだよね」
「印刷ですか?グラデーションとか
かかってるのもありましたよ」
「気づいた?途中でオレも気づいたんだよ。
こっちの方がいいかなって。帽子はどうよ?」
「完璧ですよ。いかにも社長らしいです」
「選んだの山田君じゃない」
「社長のイメージはブルーとピンクで、
前回がブルーでしたから」
「なるほど」

あとがき
「終わりましたね、金井さん」
「ヤナギもお疲れ」
「社長もご苦労様でした」
「はい。お疲れ様でした。なんだかんだで、盛り上がったかな?」
「ええ、良かったですよ」
「御大もかなりはしゃいでましたよね」
「一番はしゃいでいたのは、オレかな?」
「ええ、面倒くさいとか言いながら、そんな感じだったです、社長」
「申し訳ないね、身内で盛り上がっちゃうのは」
「大丈夫ですよ。みんな身内ですから」
「あそう」
「まあ反省の意味もあって、来年に続くわけですね」
「え!?やっぱりそう来る?」
「当然じゃないですか。来年は10回目ですから。記念大会ですよ」
「あ〜なるほど。そんなになるかね」
「なりますよ。今から準備してください」
「終わったばっかりなのに?」
「はい。頼みますよ」

追伸
「柳沢君、募金送ってきたよ。東日本大地震被災地に」
「早いですね、おいくらですか?ちなみに」
「¥42,359送ったよ。参加者は去年と同じだけど、義援金として入れてくれた人もいたのかい?」
「なぜかオレも払ったよ、多めに」
「当然です」
「そういうわけか。少ないながらも、役に立てればってことだね」
「はい」


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