ダースベーダーその後、病院手術篇(2012.06.28)

すいません。更新を忘れていました。
いまさらですが、ダースベーダーその後です。お楽しみください。by 部長

『ダンナさん、そろそろ行こうか?病院』
「ああ。一人で行くからいいよ」
『ダメに決まってるでしょ!一人でなんか』
「やっぱり?」
『当然でしょ!何が有るかわからないし。麻酔で運転だって出来ないかもよ!?』
「ファ〜い」
「渡辺雄三さんですね。早速、診察室へ入ってください」
「はい」

「こんにちわ」
「はい、こんにちわ。これ指にはめて。脈測りますから」
「…おかしいわね〜?違う指にしようか」
「アレ〜…」
「死んでますか?脈無しでは」
「あっ、動いた!良かったわね、生きてて」
「指の皮が厚過ぎですかね?」
「うぅん、そんな訳では…、あらっ!ゴッツイのね」
「はい。よく言われます」
「じゃ、血圧ね。深呼吸して楽にして」
「すぅ〜〜〜ん、プッハ〜!!」
「いえいえ、楽に」
「失礼しました。では、ス〜ハ〜」
「はい、大丈夫です。行きましょうね手術室へ。奥様も」
『お手数です。余計な事しませんでしたか?この人』
「だいじょうぶでしたよ」
「する訳ねぇだろ、ここまで来てさ」
『ホント〜?』
「はい。じゃ奥様はここでお待ちください。30〜40分で終りますから」
『はい、わかりました。がんばってねぇ〜』
(なにを?って聞いてやりたいね)

「こんにちわ、渡辺さん。血圧測りますよ」
「こんにちわ、お願いします」
「あらっ、緊張してる?」
「しますよ、こんな中入れられれば」
「そうよね。もう一回…はい、だいじょうぶね」
「こんにちわ」
「先生が見えましたよ」
「あっ、どうも」
「マジックで印しますよ。ベンジンで消えるから安心して」
「はい、平気です」
「あぁ、けっこう有るなぁ、3カ所からやりましょう」
「はぁ、ナンヵ所でも」
「麻酔しますから。もし、痛くなったら、大きな声出してください」
「わかりました」
「じゃ始めましょう」

コリコリ、サクサク、コリコリ、コリコリ

「うううっ」
「あれッ!今ヘンな声出さなかった?」
「先生の手が、股間にアタって」
「あははははっ、気にしないで〜」

コリコリ、サクサク、コリコリ、コリコリ

(意外に長い、眠くなってきた)
「渡辺さん、大丈夫!?」
「はぁ、ねむい」
「あら〜、余裕ねぇ寝ちゃっていいのよ〜」

コリコリ、サクサク、コリコリ、コリコリ

(!っうッうっうぅ)
「痛いの?」
「‐--チ・ョ・ッ・ト・ね」
「麻酔がきれてきたからね。もう少しだからガマンして!」
「(オイオイ話が違うぞ、が・ま・ん・な・の?)---うぅ、は・い」
「看護婦さん、手握ってあげて!!」
「はい!もう少しだからねぇ、がんばって!」
「あっはっはっはっ!あざぁ〜す(ナースプレイ…?手じゃなくってぇ…ってかV)」
コリコリ、サクサク、コリコリ、コリコリ
「は〜い。終りました!耐えましたね」
「おかげさまで。手握って、もらっちゃいましたから!!」
「あははははは、あした、また来てください。お大事に」
「ありがとうございました」
「じゃ、診察室にもどって、着替えましょう」
「はい、ここは寒いし、そのほうが良いです」
「奥様もどうぞ」

『長かったわね?』
「ああ、多かったみたい」
『へぇ』
「で、途中、麻酔が切れてきて…手握ってもらってぇ、でへへへへ」
『バッカじゃないの!』
「おこられちゃった。あしたも来てってよ」
『具合を見るのね』
「たぶん」
『あのダースベイダーの結果は?』
「まだ先だろ」
『じゃ、お支払いして、帰りましょう』
「ラジャーです」

「う〜ん、病人(けが人)みたいだ」

「翌日、無事包帯も取れました。マジック後はそのままですが」
『きれいになったじゃない』
「だね。風呂も入っていいそうだよ」
『余計な事しないでよ』
「なにを!?」
『スケート!』
「よまれてる!がっくし」

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