気分転換 in 鬼牧川(2012.06.04)

「こんにちわ。先週はおめでとうございます。初バスで初勝利ですか」
「いらっしゃい、山田君。お蔭様で。金井君がいなかったのが大きいね」
「それはどういう意味ですか」
「どうもこうも、実力者がいるのといないのとでは大きな違いだよ」
「うぉっほっほっほっほ。自分は４５釣ってますよ」
「分かってないな(シンビーノ・ジャワティー・ストレートのインド風に)。それは情けだよ」
「あ、まだ売ってますよ。ジャワティー」
「へ～息が長いね。流石もっくん」
「そんなことより、社長。来週はどうなんです？」
「え～金井君、無事復帰で、ぺーも参戦」
「お～いいじゃないですか。じゃあ自分と社長で、ぺーと金井君ですか？」
「い～いや。お題にもある通り、気分転換ということで、オレとペー。金井君と山田君」
「そうですか。わかりました。じゃあ現地に４時で」
「金井君にも伝えてね」

本日の登場人物

金井君。「久しぶり」「やっと終わりましたよ、田植え」

山田君。「今日は金井君と盛り上がってね」「ええ。ビニ本の話でもしますよ」

ペー。「ちゃんと水、買えよ」「はい。お菓子と一緒に買いました」

私。「う～ん、今日は４０アップ釣れるかね」「どうでしょう」

「う～ん。今日も水が多いね」
「はい。毎回、こうですね」
「どうする？いつも通り？」
「ええ。自分と金井君ちで上りますよ。社長はぺーとのんびり来てください」
「だってよ、ぺー」
「あの～正式にはぺー・ヨン加藤なんですけど」
「社長、無視して行きましょう」
「ぺー行くぞ」
「はい～」

「見ろよ。綺麗な朝焼け。秋みたいだね」
「じゃあ、天気はいいんですかね？」
「困るんだな、若い子は」
「な、な、なんでですか？」
「夕焼けは天候回復の証。朝焼けは反対だよ。下り坂に向かうんだよ」
「何でなんですか？」
「そんなの子供相談室に電話して聞けよ」
「あひゃひゃひゃひゃひゃ。聞いたことないっす」
「知らない？無着成恭さんがやってたヤツ。
『なのね～それはね～僕分かったかな？』って山形弁でやってたんだよ」
「へ～。今時の子はラジオ聞かないし、そんな番組に電話しませんよ」
「なんだ、スマホか」
「はい。社長持ってないんですか」
「ＦＯＭＡなら持ってるよ」
「あひゃひゃひゃひゃひゃ」

「金井君、釣ったてよ」
「マジですか。サイズは？」
「４３．５だってよ」

「こっちはアタリないですね」
「オレはあったよ」
「はい。しょぼいのが」
「いいんだよ。目標１バイトなんだから」
「相当投げているんですけど」
「そうだね。かれこれ５００はいってるんじゃない」
「こっからどこに行くんですか？」
「そうだな。そこに駅があるから、電車に乗って、八郎潟に先のりしててよ」
「いやいやいやいやいや。まだ２週間先ですから」
「大丈夫だよ。オレがジャーマネに言っておくから」

「金井君、何投げてるの？」
「はい、メガバスのセミです」
「そんなのを投げてると、でかいのが釣れちゃうから」
「はい。狙ってるんで」
ゴボッ
「あ、何か吸い込んだ」

「でかいね」
「はい、１ｍはいってるね」
「凄い引くんですけど」
「じゃあこれで殴っちゃう？」
「いや、このまま岸に上げちゃいましょう」
バッタンバッタンバッタン
「あ、ヒートン抜けていっちゃいました」
「何だろうね？」
「何ですかね？まあ目標を達成したんで、ぼちぼち上がります」

あとがき
「お疲れ～」
「釣れましたか？社長」
「山田君と結果は一緒ですよ。うぉっほっほっほっほ。１バイト」
「正解」
「ぺーは？」
「はい、お菓子おいしかったです」
「ぺー、遠足か。おこちゃまだから」
「はい、社長はオヤジと同級生ですから。学校は違いますけど」
「そうなの」
「はい。だいぶ動きが違いますけど」
「まあ。社長は変だからね」
「変ではないよ。最近、歳を感じるようになった」
「どの辺ですか？尿漏れですか？」
「ぺー、そこまでじゃねえよ。オレはいくつなんだよ」
「え～と、もうじき５６ですよね」
「７月３０日で５６だよ」
「大丈夫ですよ。動きがまだ軽いですから」
「今日、ぺーと準備してて、荷物運びの早さに年齢差を感じた」
「あ～須田さんですか、いつもは」
「ぺー、何が言いたいんだよ」
「須田さんもオレから見れば、親戚のオジサンですから」
「あ～あ、言っちゃった。山田君の左の蹴りは早いよ」
ドスッ
「う～…ホントだ」
「これで金井君が２勝だね」
「はい。２週間ぶりなんで、嬉しかったです」
「あ～たぶん来週は無理だよ。また雨らしいから」
「またですか。どうしますかね」
「まあ最悪は、八郎に備えて各自準備だ」
「前の週だから、遠征前に行きたいですよね」
「ぺーは駐車場に空き缶でも置いて、練習してろよ」
「はい。そうします」
「きっと、ジャーマネが出てくるで。オレにもやらせろって」
「うぉっほっほっほっほ。また来週」