祝開幕 in 鬼牧川(2012.04.30)

「こんにちわ、社長。いい天気ですね」
「やあ、山田君。天気はね」
「と言いますと、状況はどんな感じなんですか?」
「雨が降ったから、水が多いし」
「そんなにですか。じゃあ中止ですか?」
「いやいや。開幕だから、無理してでも行く」
「無理しなきゃ、ダメな位ですか?」
「そこまでじゃあないよ。まあ水が多いね位で」
「なるほど。釣りますよ」
「まあ無理じゃないの、同船者はふみだから」
「え!?そっか。祭日ですね」
「そう。開幕と言えば、ふみとソレガシ」
「わかりました。現地に4時20分ですか?」
「だね」
「そのソレガシから連絡ありました?」
「さっきあったけど、まだ返事してない」
「じゃあ、『想像して来い』って送ってくださいよ」
「あははははは。そりゃいいね。早速送る」
「金井君たちからは連絡ありましたか?」
「いや。山田君とソレガシ以外は誰からもない。本当に行くのかね?」
「ぺーもヤナギもないですか?」
「全く」
「金井君には自分から連絡しますから。ぺーは放置でいいんじゃないですか」
「まあ行きたきゃ連絡あるでしょ」

「心配だからメールした。勘が外れても困るので。『現地に4時20分だよ、ソレガシ』」
「やっぱり。当たった。そのつもりでした」
「ほんとかね?」

本日の登場人物

金井。「参りましたね、この水量は」「全く。多過ぎだよ」

ふみ。「ごぶさたしてます」「ゴルフじゃないの?」「社長、来週スノーボード行かないですか?最終なんですけど」「行かないよ」

山田君。「釣りますよ」「無理無理。ふみと風俗話で盛り上がって」

ヤナギ。「お久しぶりです」「ほんとだね。3月26日以来だよ」

ペー・ヨン。「このバカ」「すいません」

ソレガシ。「去年は釣れましたよね?」「いやいや。掛けただけだよ」

栄ちゃん。「久しぶりです。船乗るの」「ソレガシに釣られないようにしてね」

私。「今日もガイドか?はたまた船上昼食会?」「まあそんなところでしょう」

「社長、先に行っててください」
「何で?金井君」
「えらいもの忘れちゃいました」
「何?」
「フットコンのマウントです」
「そ〜りゃ大変だ。前が、ふみと山田君じゃ何もしないから、金井君釣りになんないね」
「はい。諦めました。もう船頭に専念します」
「今日は、水量の割りに流れが弱いから、ハンドコン一丁でもガンガン行けるよ」
「行けますかね?」
「いけるいける。山田君の頭越しに投げちゃえよ」
「わかりました。じゃあ上ります」
「おはようございます」
「お〜ヤナギ。久しぶり。良く来られたね。場所も時間も聞いてないのに」
「全くですよ。ぺーからは何も言ってこないから、金井さんに電話して聞きましたよ」
「このバカチンのぺーは日曜夜の21:30まで連絡よこさなかったんだよ」
「やっぱり」
「しょうがねえから、俺が電話したわけ」
「起きてました?」
「寝てたよ。『あいあい』って言ってたよ」
「あはははははは。たぶん、社長が連絡しなかったら、自分ひとりで行っちゃいましたよ」
「そうすりゃあ良かったな。大体割り込んできたくせに、寝てるってのはどういうことだよ」
「すいません。ほんとすいません」
「次はねえから。キミは当然ノーバイトだよ。キミが釣れるとすれば、来週だよ」

「アタリないね、ソレガシ。ゴキュゴキュ。モムモム」
「もう食ってるの?飯」
「他にすることないしさ」
「いや、あるじゃない。新製品の試験ってのが」
「散々やったよ。もう300投したよ。な〜栄ちゃん?」
「はい。ちょっと遠慮してたら、『投げないの?じゃあオレが投げちゃうよ』
って言った瞬間から、もの凄い勢いでやってました」
「あ〜それね。いつものこと。爆投。遠慮してたら、ダメだよ。全部打たれちゃうよ」
「そうなんですか…」
「たわけたこと言うなよ。旦那西牧じゃあるまいし。
俺はちゃんと断ってからやってるでしょ」
「そうね。で、どうなの竿は?」
「何だよ。見てなかったの?いいよ」
「いや。見てた。右で投げたり左で投げたり。相変わらずせわしない」
「そりゃあそうだよ。試験なんだから」

「金井君、大変だね。操船」
「はい、大丈夫です」
「須田さん、寝てるみたいだから、金井君も投げちゃえよ」
「いいんですか?ふみさん。じゃあ」

「お〜出た」
「マジで。さっきそこ投げたよ」
「そうなんですか。ふみさん。すみません」
「金井君、でかくない?」
「はい。結構立派だけど、42です」
「よし、釣るぞ。ふみ、な〜」

あとがき
「お疲れ〜」
「お疲れ様でした。17:30ですけど」
「全く。開幕にしちゃあ、ずいぶんやっちゃったね」
「ほんとですよ。もうへろへろですよ」
「え〜山田君、何もしてないのに?」
「そんなことは…ないですよ」
「そんなことあるでしょ。ハンドコン一丁で前に座っていたら、釣りする以外に何もない」
「ええ。まあ」
「疲れました、社長」
「何?栄ちゃんも疲れちゃったの?」
「はい。こんなに投げませんから。普段は」
「栄ちゃん、このオヤジは釣具屋の店長を泣かしたオトコだよ」
「あ〜安井さんのこと?」
「そうだよ。『もうダメっす』って言ってたじゃん」
「そんなこともあったね。そこへいくと栄ちゃんは根もあげず、良く耐えたね」
「はい。口には出さないだけで、途中から無理でした」
「そうだろうな。今日は700投はいったから。時間が長かったからね」
「こっちは社長とソレガシさんがワンバイトづつです」
「そうね。栄ちゃんは残念でした。キャスト上手なのに」
「はい、また修行してきます。他の方はどうだったんですか?」
「聞くまでもないんじゃない。開幕はこんなもんだよ。去年が異常だっただけで」
「ヤナギです。ノーバイです。ぺーも当然ノーバイです」
「社長、オレは来週がラッキーデーなんで、来週も来ますよ。電話もちゃんとしますから」
「あ〜そっか。ぺー中出し47の日だ」
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。やぶの中ですけどね」
「そういう趣味もあったのかね、キミは。うぉっほっほっほっほっほ。青姦ね」
「違います」
「じゃあ社長、来週はかぐらみつまたで」
「ふみ!もう行かねえから」
「そうですか。じゃあまた次回で」
「次回もないよ。来年だよ」
「では、海の日に参加しますんで、またお願いします」
「了解。また来週」


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