根がかりの!に誘われて in 花崎水上公園(2012.03.30)

ピロリロリーン
「お!根がかりの!じゃねえか。なになに『金曜日、プール行きませんか?』
ちょうど行こうかと思った矢先だし」
「こっそり現地で待ってるよ」と返事をしておこう。
「おかみさん、明日プールだから」
「誰と?哲っちゃんのお兄さん?」
「そう、と根がかりの!ってヤツだよ」
「あ〜下に王子が付いてなかったっけ?」
「似合わないから、なくなったんだよ」

本日の登場人物

矢島兄ぃ。
「久ぶりですね、プールは」「はい。この間、発光路は行ってきました」

根がかりの。
「こっそり来たよ」「はい、こっそりいましたね」

私。
「去年はさ〜23回も来たのに、今年はまだ8回だよ、根がかりの」「はい、釣れないですから。今年」「今日はどうなの?」「ちょっと心配です」

「おはようございます。こっそり待ってました」
「あははははは。おはようございます」
「おはようございます」
「お〜根がかりの!次はスノーボードだな」
「はい。2日行きますよ」
「マジで?」
「はい、休みを入れてあるんで」
「嬉しいね。じゃあ、今日メシおごって」
「なんで、そうなるんですか?」
「変?」
「はい、とても」
「そうか、残念だな。行くか」
「あれ!?社長、貸切ですよ、波の出るプール」
「本当ですね、兄ぃ。いただきですか」
「って、言ってたら、来ました」
「流石、兄ぃ」

「オレも自信満々のモペット君で」
えい!
「来たよ〜いきなり」
「マジですか」
「けど、ばれた〜。あ〜あ」
「あははははは」
「おめえ、笑ってろよ。また根がかるぞ」
「あれ!?根がかった」
「いいじゃなえか、本領発揮で」

「お〜!凄いアタリ。しかもギュンギュン引くし」
「スレですか?」
「たわけ!根がかりの」
「違うんですか?」
「違うよ。たぶん。ほら〜」
「立派なニジマスですね。口にしっかりかかってました」
「な〜。このキラクスプーンのリアラは釣れるんだよ」
「確かに毎回釣ってますよね」
「困ったときは、これだから。こうアタリがないと」
えい!
ブチッ。
「あははははは。飛びましたね」
「根がかりの、見てたの。でも、心配後無用、在庫あるから」
えい!

「ほら、来た。今度はフォーリングで来た。凄いアタリ」
「背びれですか?」
「喝!」
「え、そういう難しい言葉は」
「とにかくこれを見ろ」
「何ですかね」
「立派な銀鮭、いわゆるコーホーサーモンだったかな」
「立派ですね」
「な〜、根がかりの。早く釣れよ」
えい!
ブチッ!
「あははははは。またですか」
「大丈夫、もう1個あるから」
えい!
ブチッ
「あははははは。終わりましたね」
「あ〜あ。じゃあ違うので」
ピューン

「来たよ」
「マジですか」
「でも何か変、ゲッ!」
「あははははははは。死魚ですね」
「まいったね。フォーリングさせたら、死魚だよ」

「根がかりの、どう?」
「あ、未だ」
「あそう。頑張ってね。オレは帰るから。兄ぃ、お先に〜」
「お疲れ様で〜す」

あとがき
ピロリロリーン
「デコりました」
「ははははは。らしいね」
「じゃあ『月曜日はオレにちに5時半に来てね』ってメールしとくか』
「それにしても、今年のプールは不調です。魚は立派でとても引くのですが、量が少ない気がします。たぶん、今日がファイナル in プールと思われます。次回は、鬼牧川なのか?リベンジ in プールなのか?お楽しみに〜」


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