エロエロ・コンビと in 鬼牧川(2011.10.13)

「こんにちわ」
『よ〜!いらっしゃい、栄ちゃん。きょうもサボり?』
「失敬な。時間調整と言ってください」
『なるほど。S級営業マンは、言葉巧みだね、ねぇ山田クン』
「ウォッホッホッホッ、まったくです。その調子で、素人とよろしくやってますよ、栄ちゃんは」
「あれっ、須田さんいたんですか?そんなことしてませんよ」
「いや!!絶対やってるね、同じニオイがするもの。自分とは、ちょっとタイプが違うけど」
『ニオイ?って、オヤジ的なヤツかい?そりゃヤバいよ、2人共』
「社長!違いますよ。アレですよ」
『あぁ〜ん、アッっちかい?同じ穴のムジナ…ね?』
「ムジナではありませんが、意味はそうですよ」
『こりゃ木曜、釣りになんないな』
「えっ!なんでですか?」
『炸裂エロトーク!だろ?』
「しませんよ、そんな話。社長と船で釣りするの、3年ぶりですから。集中あるのみです」
「ウォ〜ッホッホッホッ!ありえませんよ、社長」
『まぁ、ある意味、楽しみではあるね。「素人」と「その道の人」は、どうなのか?』
「僕は釣りです」
『だってさ、山田クン。2人共現地に5時20分だよ』
「ウォッホッホッホッ、楽しみです」

本日の登場人物

栄ちゃん。「やっと晴れました」『ホント、強烈な雨男だよ』「社長ほどではないですけど」

山田君。「釣りますよ」『ナニを?2週連荘ノーバイの人が』「魅せますよ、栄ちゃんに」

私。『秋の荒食いは、あるのか?』「えぇ、ありますよ。釣りますよ、ねぇ栄ちゃん」

『おはようございます、お2人さん』
「おはようございます。スゴイ楽しみです」
「おはよう、栄ちゃん。さすが大人は時間厳守だね。ねぇ社長」
『だね。このあたりも、エロっぽい。早めに行って、様子見してる』
「あっれ!そうなの栄ちゃん?今度真似しよう」
『そうだよ、メモっといた方がいいよ』
「2人共なんですか、朝から。そんなことしてません。どうなんですか、きょうの状況は?」
『水量、水質ともに良好。人もいないし』
「ホントですよ。月曜なんか、人だらけ。船もかなりいましたよ」
『よっしゃ、とっとと準備して行くか』

『さ〜て、月曜もあたりがあった、これで第一投。えいっ!』
「あ、ニンって感じですか?社長」
『わかる?栄ちゃん』
「ニン?伊東四朗さん?」
『四郎さんじゃない、伊藤さんだよ』
「ええ〜?」
「ルアー作ってる伊藤さんは?栄ちゃん」
「メガバス?ですか」
「それ。長かったですよ、社長。あれ?社長なにしてんです、もう釣れたの?」
『話に付き合ってたら、ルアーが消えてた。一投目で釣れた、スゴすぎる!』
「34cmです。ルアーは?」
『X-Plose、羽根羽根チュ〜ン』

『お2人、コーヒーいかが?』
「すみません。栄ちゃん、はい」
「うメェ〜、すいません社長」
『ヤギかい?前世は。山田クンはフクロウだけどさ』
「違いますよ。いつもこうなんですか?」
『そうだよ。いつもよりは早い、コーヒータイム、釣れちゃったかね。 あ〜山田クン、あそ…』

ビュ〜ン チャポ ジャッジャッ   ガボっ!!

「よっしゃ!!でかい!あみ、アミ、網ぃ〜」
「網ですか?社長、ハイ」
『おう。バラさないでよ、山田ク〜ン』
「ふっ!フっ!」
『全然聞いてない。はい、捕れました〜』
「ありがとうございます。どう?栄ちゃん」
「スゴイです」
『「どう」って、なんだよ。我れ先キャストでさ。『あそこなんかどう?』って、言いかけたら、有無を言わさず投げてたし』
「ウォッホッホッホッ、そう、おっしゃらず。41cm、ルアーはソレガシ饅頭ですよ、社長」
『あぁ、こだわりの20gだっけ?』
「ええ、そう言ってましたよ。栄ちゃん、あそこ、ほら、流れが当たってる木のとこ」
「あ、はい。あそこですね、股ぐら」
「「股ぐら」って。きましたよ、いよいよ、社長」

ピュ〜ン ガサ ジャバジャバ

『そこ?なの?』
「あれっ!栄ちゃん、なんか出たよ!」
「エッ!むん!!」
『のってるよ。山田クンすくって』
「おまかせください。おお!良い型だ」
「ありがとうございます。うれしぃ〜」
『股ぐらに、居たねぇ。投げた時は、そこかよ…って、思ったけどさ』
「ええ、自分も思いましたよ。栄ちゃん、股ぐらのお味は?」
「もう最高です!39cmですけど、太ってて、ひきましたぁ」
「正確には38cmだけどね。ルアーは?」
「はい、ザッパーの塗り変え版です。塗ったのは社長です」
「そう、良かったじゃない」
『なに、山田クン「勝者はオレだ」みたいな顔してよ』
「そんなぁことはないですが。まぁ、今のところは、ええ、自分が有力ですかね」
『この調子じゃわかんないよ。開始1時間もしないで、3人共釣れたし』
「ええ、釣りますよ。で、どうなの栄ちゃん?最近は」
「なにがです?」
「「なにが」って、ねぇ社長」
『そうそう「夫婦生活が無いとか、胸がキレイ…」とか、コンビニのお姉さんに色目使ってた』
「そ、そ、そんな事してません。それに、お姉さんと言うより、お母さん的でした」
『イヤイヤ、我々の世代には、ちょうど好いんじゃねぇの、ねぇ山田クン?』
「ええ、ビッ!と、きてますよ、栄ちゃんは」
「さぁ、釣り釣り、集中集中」

『おお、出た!のった! けど、小さい?』
「社長、すくいますよ」
『いや、抜いちゃうから、大丈V!』
「あ、そうですか」
『はい、釣れましたぁ、31cm』
「ルアーは?ニン系ですか」
『はい、またまたX-Ploseですニン』
「須田さん、どうしたらいいです?」
「流しゃっえば」
「はい、じゃ、あそこに投っげよ〜」
『冷たいな、二人共よ〜』

「そろそろ下りですか?社長」
『ああ、そうだね。って、言ってたらきたよよ〜ん』
「すくいますか?」
『いらん人』
「毎回こうなんですか?須田さん」
「そうだよ」
「流しゃっていいんでしょ?」
「そうさ」
『なに?2人でコソコソやってるの。ほら、りっぱ、りっぱ、ストリッパーなのが釣れたよ』
「はい、34cmです。調子良いですけど、いまだ最下位ですは、社長ですよ」
『だよね。アタリは多いのに、長さが無い』
「ルアーは?」
『ライブワイヤーのチャート仕様』
「チャート強しですか」
「須田さんもチャートが付いてますよ」
「饅頭ね。結構デキル、ヤツなんだけど、ソレガシには言わない。頭に乗るから」
『もう作んないって、言ってたよ、ソレガシ』
「禁止命令が出たそうです」
『そうなの?だれ?あっ、ハニーかい』
「ええ、そのハニーですよ」
「あのう、ハニーって方は?」
『あ〜、ソレガシ婦人だよ、栄ちゃん』
「はぁ、仲いいんですね。あのう」
『なに?』
「社長のルアーが」
『が、なに!?』
「無いような」
『ゲッ!ホントだ無い。ウリャっ』
「バレますよ、それは」
『栄ちゃん、早く言ってよ、全然見てなかった』

「ペンシルタイムですか?」
『そんな感じ』
「社長、3匹目からず〜と、ペンシルですよね」
『だね。って、また出た。今度は40超え!』
「すくいますよ」
『頼む、テールフックしか掛かってない』
「はい、じゃ、いきますよ〜」
『そんな片手で雑な』
「あれっ!」
『おいおい、ルアーもバスも網の外じゃん』

ジャボン

『あぁあ、さらば40アップ』
「いや、社長、40は無かったですよ」
『見た?聞いた?栄ちゃん。山田クンの腹黒さ』
「いや、その、なんと答えていいのか…」
「社長、すみません。惜しかったです。40は超えてませんでしたが」
『山田クンに頼ったオレがまずかった。次は自力でいく』
「『次』って、時間じゃないですか?そろそろ」
『あれっ、山田クン、帰りたいんだ?栄ちゃんこれだよ〜』
「あっ、そうですね。僕は十分楽しんだんで」
「ホラッ!社長、ゲストの方も、このようにおっしゃっている訳ですから、上がりましょう」
『な〜んか、納得いかないけど、これまでとするか』
「ウォッホッホッホッ!勝者は私、敗者は社長です」
『ううウ、無念』

あとがき
「お疲れさまでした」
「楽しかったです、須田さん、社長」
『良かったよねぇ、3人釣れたし、アタリも多かったしでさ』
「はい、おかげさまで。ありがとうございました」
「栄ちゃんに4〜5回、自分にも8回出ましたよ。社長はもっとあったでしょ?」
『え〜と、12発』
「そんなにですか!?」
「栄ちゃん、でもね、社長は敗者だから。勝ったのは、ワタクシ、須田です」
「そ、そうでしたね。で、どうなるんです、この後は?」
『コンビニ寄って、アイス食べて、解散』
「うぉっほっほっほっ、違いますよ。『解散』は食事の後ですヨッ!社っ長」
『腹黒山田・うどん?』
「なんで山田で切るんですか?それに食事と言えば、社長、あれですよ」
『ヴァーベキュー?山田家の中庭で』
「スッゲェ〜!須田さんち行ってみてぇ〜」
『ゲストの栄ちゃんも、このようにおっしゃっているわけだし、やるか?みんな呼んで』
「だれを呼ぶんです?昼間に、仕事してますよ」
『呼ぶ…と言ったら、デリ?』
「えぇ、昼でも来ますけど、きょうは呼びません。だいたい、自宅に呼ぶ人なんか、いないですよ」
『オレは知ってるよ、自宅に呼んだ人』
「自分ではありませんね。食事はいつもの『サブ』ですよ」
「サブ?ですか、ヤバそうですが」
『栄ちゃんは大丈V。ゴツい系じゃないから』
「はぁ本格派なんですね」
「ウォッホッホッホッ、おそらくね。社長、早く行きましょう」
『ファ〜い。きょうは1日が長いね、まだ昼だし』
「ええ、がんばってください」
『じゃあ、また来週〜』


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