復活!?したかな in 鬼牧川(2011.10.03)
「ご苦労様です」
「いらっしゃい。ぺー・ヨン」
「こんばんわ。やっとフルネームで呼んでくれましたね」
「たまにはね。基本は『ペー』だから」
「あの、3日お願いします」
「何?3日遅れの〜♪」
「何ですか、それ?」
「知ってるだろ、み・や・こ!は・る・み・ちゃん!」
「誰ですか、それ?」
「君…演歌界の大御所だよ」
「はぁ…大御所でも知らないです」
「あそ。で、3日参加なわけね」
「はい。生ブラックバス、社長と行くと釣れるんですよね」
「そう…でもないよ。枝とかゴミが多い」
「とにかくお願いします」
「了解。金井君と一緒に来てね。現地に5時20分」
「わかりました。他は誰ですか?」
「ハルオ君と山田君とオレだよ」
「じゃ、お願いします」
本日の登場人物
金井君。「久々です。川は」「だよね。雨ばっかで」 |
ハルオ君。「今日が最後なんです」「じゃあ心行くまで、山田君と語り合ってよ」 |
山田君。「釣りますよ」「やばいよ。マジック1だから」 |
ペー・ヨン。「釣れますかね?」「う〜ん、厳しいね」 |
私。「今日は秘策があるから」「え、何ですか?何ですか?」「先週と同じだよ」 |
「おはようございます」
「おはようございます」
「ハクビシンいないね、金井君」
「大水で流されちゃいましたかね」
「それは何ですか?食べ物ですか?」
「うぉっほっほっほっほ。バカじゃないの、ぺーは」
「え、何でですか。食べ物じゃないんですか」
「生き物だよ。たぬきみたいな」
「そういう山田君も金井君に教えて貰うまで、知らなかったんだよ」
「な〜んだ」
「そうなんですか。須さん」
「ハルオ!そんな呼び方はやめろ」
「さ〜て、行きますか。宴もたけなわですが」
「社長、どっち行きますか?」
「オレとペーで上っていいかい、金井君」
「大丈夫です」
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「須田さん、全くアタリがないですね」
「そうだね、金井君。空が綺麗なんで。秋だね…なんて」
「じゃ、写真撮っておきますよ」
「須さん、結構ロマンチストなんですね」
「だまれ!」
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「来ました。やっと来ました」
「おめえ、ぜっていばらすなよ。すぐすくうから」
「あ、あ、あ、あ。お願いします」
「はい、取れたよ。って騒いだ割には小さくねえ?」
「そんなの社長に言われたくないです」
「まあそうだね。釣ってないし。え〜と、29cm」
「久々ですよ。生ブラックバス」
「やべ。このままで行くと、ぺーが勝者だ」
「あ、金井さん達も帰ってきましたよ」
「そこで終わりかよ〜。ラストチャンスに賭ける。八郎もそうだった」
「あれは劇的でしたね」
「行け!利根スプラッシュ。えい!」
びゅーん。 チャポチャポ。パシャ
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「出た。乗った。絶対ばらさない」
「網だします」
「もっと伸ばせ」
「はい、取れました。小さいですね〜」
「おめえのと同じだよ。29cm」
「お疲れ様で〜す。こっちは2人とも釣れました。今、ここで」
「ヤカマシイ。見てたよ」
「そんな。山田さん。祝福してくださいよ」
「じゃあ。サブで飯でおごれ」
「え!釣れたんですか?」
「完全無欠のノーバイト。しかも3人とも」
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
「ぺー。むかつく」
「2勝目です」
「待て。同寸だから俺もだよ」
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あとがき
「お疲れ〜」
「社長、ほんと疲れましたよ」
「何で?山田君。ハルオ君と盛り上がったんじゃないの?」
「ええ。それはそれで。ノーバイトですよ」
「まあそうだね。上も厳しかったよ」
「え、じゃあ、最後のだけですか?」
「いやいや。出船3投目で反応があって、そのあともポツリポツリと5、6回」
「マジですか?ペーはどうだったんです?」
「例によって、貴重な唯一のアタリをびっくりアワセだよ」
「ええ、ぺーですからね」
「そう。ぺーだからね。うまくなってたよ、キャスティングも」
「そうですか」
「山田君、遂に来たね。優勝消滅の日が」
「え、金井君も釣ってませんよ」
「釣れなくても、マジックは減るの。だからマジックなの」
「あ〜そうですか。残念です。社長はどうなんです?」
「マジック3だね」
「それもやばいですね」
「そうなんだよ。勝ち続けないといけない」
「浩美君って凄いんだ」
「そうだよ。応援してあげなよ。ねえ金井君。うれしいだろ」
「…」
「なんで黙ってるの」
「…」
「さて、帰るかい、金井君」
「はい。帰りましょう」
「あ〜金井君。なんで答えないのかな?」
「…」
「というわけでまた来週〜」
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