第2ラウンド in キングフィッシャー(2011.09.20)

「御大、いよいよ明日ですね」
「え〜何が?」
「『何が』って明日が本番じゃないですか」
「本番って、それ失敬じゃないですか」
「ってことは、今日釣れたんですか?」
「いやいや。釣れては…いないんですけど。アタリは何回かありましたよ」
「西牧のガイドはイマイチだったですか?」
「いや、吉郎さんもね、今日が今季2回目だって」
「ええ、そうなんですよ。なんだか子育てやら、仕事やらで忙しいと思っていたら、ゴルフにはまってるそうで」
「ゴルフ?あ〜ありがちではあるね」
「スノーボードも釣りもあんなにはまってたのが、今はゴルフのみ…ですよ」
「いかんね」
「ええ。よ〜く説教しておきますよ」
「聞いてくれるの?」
「ぜんぜん」
「あはははははは。ダメじゃないですか」
「まあ、そんなヤツですから。そのうち戻ってきますよ。壁にあたれば、すぐ」
「なるほど。楽しみだね。明日は何人ですか?」
「9人ですね。もしかしたら、サプライズがあるかもしれません」
「あそう。それも楽しみだね」
「じゃあ、明日に備えて寝ますか」



「おはようございます。良く寝られましたか?」
「おはようございます。十分に」
「それは良かったです。俺は大ひんしゅく者らしいですよ」
「え、何で?」
「いびきが凄いらしいんですよ。しかも抜群の寝つきで、誰よりも先に寝ちゃうんですよ」
「あそう。それはね、僕も負けてないから。かみさんに良く蹴られるんだよ」
「まあ、うちも似たよなもんですよ。じゃあ、いきますか」

「ヤナギ」

「箭竹さん」

「山田君」

「矢島兄ぃ」

「矢野君」

「笠原君」

「川島さん」

「ソレガシ」

「御大」

あとがき
「お疲れ様でした、御大」
「いやあ、楽しかったね」
「そうでしょう。かなり釣ってましたよね」
「う〜ん、社長の言うとおり、今日が本番だったかもしれない」
「あの冷たい雨の中、丸一日投げ倒してましたから、相当楽しそうでしたよ」
「それはさ〜みんなも一緒だよ」
「ですね。サプライズ野郎もいたし」
「あ、ソレガシ。なんでも、『今朝3時に家に着いた』っていってましたよ」
「え!?3時ですか。車で行ったんですか、ソレガシ」
「そんなこと言ってたよ。どうしても行きたくて、無理やりやってきたようなことを」
「馬鹿じゃねえの、ソレガシは」
「いやいやいやいや。楽しみにしてたんだよ、社長」
「あ〜御大に会うの?」
「いやいや、そうではなく、今日昨日、年1回だからさ」
「どうもどうも。お疲れ様です」
「お疲れもいいところだよ、3時に帰ってきたんだって、ソレガシ」
「いやあ、まいったよ。『血圧が50まで落ちたから、来い』って。で、行ったら、90に復活しちゃってさ」
「良かったじゃねえかよ」
「まあね。いてもしょうがないから、来たわけさ」
「今話してたんだよ。馬鹿じゃねえのかって」
「社長に言われたくないよ」
「まあね。どうなの?カッパまで着替えちゃって」
「あ〜やっぱり安いカッパだめだね。びしょ濡れだよ」
「そりゃあそうだよ」
「去年に比べたら、魚も釣れて楽しかった。昨日も出たかったなぁ」
「だね。留守番のオレまで釣ちゃったから」
「だってね。返す返すも残念」
「その代わり、ソレガシの引きの強さも大したもんだよ。旦那の力作が入ってたよ。これもパパの思し召しか」
「うれしいな。パパは関係ないけど」
「どうよ、みんな。ぼちぼち帰るけど」
「ヤナギです。セニョールトルネード、入れ食いでした。ね〜矢野君」
「ほんとっすよ。一人入れ食てって。オレも結構釣りましたけど、な〜笠原君」
「はい。久々にバスも釣りました。嬉しかったっす。矢島さんにいろいろ教えて貰いましたから」
「良かったですよ、ここは、ね。ガンガン釣れました」
「うぉっほっほっほっほ。兄ぃはどこでも釣りますよね」
「わっはっはっはっはっは。山田君の反対だ。ねえ、川島さん」
「え!?箭竹さん、山田さんって、須田…さんのことでしたっけ」
「あ〜川島さん、須田が本名です。山田は良くわかりません」
「あははははは。そうなんですか」
「どっちでもいいんだよ、川島君」
「いや、社長。そういうことは、すっきりしてくれないと」
「じゃあ、山田君、来週もあるから」
「はい、みなさんお疲れ様でした。1年後またお会いしましょう。うぉっほっほっほっほ」


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