第5回水面狂会チャリティ親睦会(2011.09.19)

「来ました。遂にこの日が。ねえ、社長」
「来たね、ヤナギ。毎年大変なんだけど、もういいでしょ、オレは」
「いやいやいやいや、そうはいきません。雑用係としていて貰わないと、事が進みません」
「やっぱりそれかい。まあ、ヤナギをはじめ、金井君、ワイパーに山田君達が助けてくれたんで、やらないわけにはいかなかったけど」
「なんですか。のっけから泣き言ですか」
「まあ、そういうわけではないんだけど…」
「いいじゃないですか、御大とホテルに泊まれて。温泉付でしょ」
「そうなんだよ。温泉はいいね」
「こ・ん・に・ち・わ。デリも呼んだらいいんじゃないですか?」
「来たよ。730連休男」
「社長、大きな声で言うのはやめてください。少しは気にしてますので」
「いいじゃん。みんな知ってるし。むしろどこまでいくか楽しみにしてるよ」
「もういいんじゃないすか、前振りは」
「あっ、義弟、そうだね。今年は大震災もあり、その後、余震やら台風やら、日本列島がおかしくなってますよね、社長」
「なんで、オレなの?雑用…だよ。仕切りはヤナギとミミ先輩じゃない」
「うぉっほっほっほっほ。どうなの?義弟の柳沢君」
「はい、今回は東北の皆様に、少ないながらも義援金として送らせて頂きます」
「だそうですよ、社長」
「いいね」
「は〜い。始まりですよ」

第一部 水面狂会杯
準備篇
午前4時30分、集合。

「あれ?社長、ソレガシさんがいませんけど」
「あのね、ソレガシパパが明日をも知れぬ命で、病院に張り付いている」
「あ、そうなんですか」
「にもかかわらず、前日まで来るとか来ないとかで大騒ぎしてたんだよ」
「マジですか」
「困ったおじさんだよ」

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「はい、出船順のくじ引きしま〜す。強運はだれかな〜。金井さん、用意はいいですか?」

午前5時30分、大会開始。


1番、井野君、真空佐藤さん組。

2番、関根さん、まる公荒井さん組。

3番、飯塚さん、ふみ斉藤組。

4番、金井君、矢野君、笠原君組。

5番、古宮先輩、内海さん組。

6番、稲村さん、部長組。

7番、ミート君、山田君組。

8番、大下さん、荒井さん組。

9番、西牧さん、藤田御大組。

10番、野口さん、杉森さん、新藤さん組。

11番、海老沼さん、矢島兄ぃ組。

12番、高柳君、ワイパー矢嶋組。

13番、柳沢君、ペーヨン組。

14番、エドウィン新井さん、エンドゥ〜さん組。
15番、箭竹さん、川島さん組。
「箭竹さん、最後尾の出船ですけど?」
「わっはっはっはっは。残り物に福がありますよ、社長」
「だといいでんですが。おまけに画像がありません」

釣られたバス篇



井野さん。


真空佐藤さん。

ミート君。

山田君。

エンドゥ〜さん。

社長。「どうだい、ヤナギ。釣ったぜ、俺は」
「マ〜ジですか。サイズはどうなんです?」
「23cmだよ」
「いいじゃないですか、らしくて。
下ろしたところで釣ったんですか?」
「他に行けねえだろ。留守番なんだから」
「苦節何年ですか?」
「5年…かな」

柳沢です。

部長。







稲村さん。

大下さん。

給食タイム篇
「社長、給食なんですけど、何か仕掛けはあるんですか?」
「あるよ、今年も。ホカ弁のおばさん、ノリノリで用意してくれたよ」
「いつものパターンですか?」
「そうだよ」
「え〜。透明ですよ」
「いいんだよ、それはハズレだから。今年から容器が変わっちゃったんだって」
「あ〜、白い容器は在庫あったのを使ってくれたんですね。自分にはそれください」
「そうはいかないよ、オレが貰うから」
「え!?社長、知ってるんですか、アタリ?」
「いや。例によって、急ブレーキによってばらばらになった」

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「みなさ〜ん、ご苦労様でした。全員戻ってきましたよね?じゃあ、楽しい給食の時間で〜す」
「じゃあ配りますから、並んでください」

「弁当で大アタリは、ミート君です。おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「じゃあ、これ被って」
「え!これですか」
「そう、町人。部長、撮ってあげて」
「あ、家族にいい土産話が出来ました」

表彰式篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今回の勝者は、去年に引き続き、大下さんです。
サイズは、なななナント51.5cm」
パチパチパチパチ。
「勝利者インタビューをやれよ、ヤナギ」
「はい、ということで、どうだったんですか?」
「あのね、神がね、降りてきたんだよ」
「場所はどちらで?」
「だからさ、神がね…」
「あ、石があるとこですね。ルアーは?」
「いやあ、神がね」
「あ〜某ヒヨコブランドのピロピロですね」
「あ〜そうそう、フミが良く使ってる的な、だから神がね」
「というわけでした。勝者の大下さんでした」
「なんだよ、オレの神の話は聞いいてくんねえのかよ。
しょうがねえな、え〜3回目なんですけど、今回も辞退しま〜す」
「何だよ、大下さん、格好良過ぎるじゃん。
ほうびにオレのダンガンあげるから」

「ってことは、44cm。優勝は稲村さんです」
「いいんですか。嬉しいです。
ありがとうございます、大下さん」

「2位は真空佐藤さんです。34cm」

3位は井野さん。33cm。
「あれ?4位はないの?ヤナギ」
「ええ、社長。あとはドベも一緒です」
「あ、そうなんだ。みなさ〜ん、折角釣って来て頂きましたが、賞品はありません。あとはご自身のくじ運に賭けてください。恨み言は御大にお願いします」

皆さんお待ちかねの抽選会篇
♪ピーヒョロヒョロロ♪
「御大がくじを引き、配ってあるしおりの番号を持つ人がアタリ。
最後に引かれた人が本日の敗者です。今年は隠し玉もありますから、大下さんのように神が降りて来るのをお祈りください」




1番くじは御大藤田さん。

2番くじは川島さん。

3番くじはまる公荒井さん。

4番くじは杉森さん。

5番くじはエドウィン新井さん。

6番くじは大下さん。

7番くじは矢野君。

8番くじは飯塚さん。

9番くじはソレガシ。

10番くじは山田君。

11番くじは内海さん。

12番くじは海老沼さん。

13番くじはミート君。

14番くじは関根さん。

15番くじは新藤さん。

16番くじは笠原君。

17番くじは部長。

18番くじは井野君。

19番くじはヤナギ。

20番くじは旦那西牧。

21番くじはエンドゥ〜さん。

22番くじはペー。

23番くじはミミ金井。

24番くじは稲村さん。

25番くじは荒井さん。

26番くじはワイパー矢嶋。

27番くじは古宮先輩。

28番くじはフミ斉藤。

29番くじは社長。

30番くじは真空佐藤さん。

31番くじは箭竹さん。

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「さ〜みなさん、ここまで来ました。残るはお2人です。野口さんと高柳さんです」
「皆さん、今回はここにも賞があります。ねえ、社長」
「そう。ドベ、つまり敗者はある意味勝者。だろ?ヤナギ」
「ええ。賞品盛りだくさんでしたから」
「ブービー、つまりドベ2こそ、最もいけてない真の敗者」
「ですね、ほんと気の毒でしたよ。ムッシュさん、2年連続でしたから」
「だよね。それを踏まえて、真の敗者らしい賞品を用意したわけよ」
「そうなると、今回の箭竹さんは気の毒ですね。ドベ3」
「まあ、それを言ったらきりがないから」

32番くじは高柳君。ブービー賞。

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「ということは、今年の栄えある敗者は野口さん」
「4代目の敗者、大下さんから、ガウンが継承されるだろう、大下さん」
「そうです。オレのことは『先代って呼ぶように』
社長、背中に5代目、野口さんって書いてください」

第二部 キャスティング大会
♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今回も的までの距離は10です。入りそうですね。皆さん。
練習2投。本番は3投して数多く入れた人が勝ち。も去年と同じです」

予選中

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「予選結果をお知らせします。2回命中の方が2人です。
エ〜、飯塚さんとワイパー矢嶋君です。 早速決勝戦をやります。ここからはサドンデスです」

「決勝はこれだから。まさにシューティング・スタイル」
「入んないですよ、これじゃあ、社長」
「そんなことねえよ、試しにやらせろよ」
うりゃ
「惜しい。な〜」
「社長は左で入れてくんなきゃ、やだよ」
「あれ!?大下さん見たい?」
おりゃ。ぴゅ〜ん。チャポン。
「うぉ〜」
「どうだい。もうやんねえぞ」

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「キャスティング王は、飯塚さん。
賞品は大吉ルアー、鯉のぼりペンシル白金カラー」
「飯塚君、やるじゃん」
「はい、心臓が口から出そうでした」
「そんな風には見えなかったよ。
でもさ、真のキャスティング王はオレだから」
「いえ、社長。予選落ちですから」

記念撮影篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「最後に記念撮影しま〜す。
敗者の野口さんは、運動会の紅白帽と
継承された伝統のガウン着用ですよ」

〆篇

♪ピーヒョロヒョロロ♪
「今年も無事終了で〜す。みなさんのご協力に感謝しま〜す。 最後になりましたが、毎年遠方よりお越し願っています、藤田御大。川島さんに盛大な拍手〜」
無事、終了。

おまけ篇

勝者の証。
「社長、勝者の証は凄いですね」
「なあ。レインボーだよ」
「いつのまにやってくれたんですか?」
「4、5日前かな。で、『参加できるの?』って聞いたんだよ」
「ええ。何て言ってました?」
「『僕が来なきゃ、始まらない』ってなこと言ってたよ」
「あははははは。何だかんだ言って、楽しみなんですよ」
「かね?」

ブービー賞。真の敗者の証。
「これまた格好いいですけど」
「まあ、ヤツにしてみたら、『ちょろい』って言ってたよ」
「らしい、コメントですね」

敗者の証。
「こっちも力作ですよね、社長」
「頑張っただろ?今回はエアーブラシを使ってみたよ」
「はい、そうですね。テーマは?」
「成長期のあこがれ」
「はい!?」
「良く見てくれよ、グリップとかさ」
「あ〜裸体ですか?」
「そうだよ。年の頃なら、37、38。粋も甘いも心得た人妻だね、ってフミが言ってよ」
「はい!?そんなに深いんですか?」
「深いさ。まさに的を得た解説だったよ」
「それは、成長期じゃなくて、今の社長のあこがれじゃないんですか?」
「いやいやいやいや。そんなことはないかもしれない」

あとがき
「終わりましたね、金井さん」
「ヤナギもお疲れ」
「社長もご苦労様でした」
「はい。お疲れ様でした。なんだかんだで、盛り上がったかな?」
「ええ、良かったですよ。心配していた西牧さんも来てくれたし」
「全くな。『いつ生まれてもおかしくない』って言ってから」
「御大もかなりはしゃいでましたよね?」
「いやいや。御大に限らず、みんなそうだったよ」
「そうですね。自分的には、キャスティングが心残りです」
「全くな。まさか2発入れるとは」
「ええ。1発入れた人は結構いましたから」
「そうだよ。あの山田君も入れてたから。あとでワイパー叱ってたよ『余計なことするな』って」
「あはははははは。また来年お願いします」
「え〜また〜」
「せめて10回までやりましょうよ」
「そんなこと言ってたら、どこまでやれるか?ってなりそうだ」
「いいんじゃないですか〜」
「お疲れ〜」

追伸
「柳沢君、募金送ってきたよ。宮城県に」
「早いですね、おいくらですか?ちなみに」
「¥40,587送ったよ。去年より参加者が少ないけど、義援金として入れてくれた人もいたのかい?」
「ええ。スペシャルゲストの杉森さんも参加費を払ってくれました」
「そういうわけか。少ないながらも、役に立てればってことだね」
「はい」

お礼
画像を提供して頂き、どうもありがとうございました。
新藤さん、ヤナギ、とても助かりました。by 部長

追々伸
大会で釣った画像を全部載せたいので、渡していない方は社長に送ってくださ〜い。
できれば釣った時間も。ご協力感謝しま〜す。by 部長


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