釣り難民 in 鬼牧川(2011.08.08)

「もしもし、柳沢です」
「お〜い。どうしたい。いきなり参戦かい?」
「ええ。乗れますか?」
「大丈夫。俺とペーと3人で」
「え!?カトちゃんも…ですか」
「そうなんだよ。早々に言ってきたよ」
「あとは、金井さんと義兄ですか?」
「そう。弱ちぃ義兄さん、見掛け倒しの山田君」
「あはははははは。場所は?」
「そこだよ。完全に難民」
「小鮒ですか?」
「頼みの小鮒も濁ってるし、たぶん灼熱ポイントに決まるんじゃね」
「わかりました。じゃあ、ぎりぎりまで待ちますんで」
「あいよ。また連絡するから」

「いらっしゃい、山田君。日曜日のこの時間ということは」
「別に何もアリマセン」
「え〜!?そんなはずないじゃん。楽しいことが終わったあと、送り届けて。そんな感じじゃないの?」
「答える義務がないですね」
「あそう。図星なんだ」
「ええ。そんなことより、明日はどうなんです?」
「まあ、ぎりぎりまで待っててよ。送迎はしないけど」
「わかりました。じゃあ、今日はこれにて」
「あれ!?早いね、やっぱり」
「ええ。寝るんで」
「あ〜寝てない。寝る間も惜しんで…ね〜」
「ええ。帰りますよ」

本日の登場人物

金井君。「連荘で48だね」「はい。調子上向いてます」

山田君。「釣りますよ」「もう聞き飽きましたね。さっぱり実行されないし」

ペー・ヨン。「今日は操船しますから」「お〜そうかい、助かるよ」

柳沢君。「社長、ヤバイですよ。ぺーの操船は」「何で?」「すぐわかりますよ」

私。「今日は暑くなるかな」「暑い方がいいんですか?」「当然じゃん、山田君。夏なんだから」

「山田君、ちょっと早すぎたね」
「ええ。自分が社長ちに来たときも、早かったですけど。既に社長は車にいましたよね」
「そうなんだよ。『俺は寝るから』ってかみさんに言ったにもかかわらず、TVの音が巨大で寝そびれちゃった」
「え!?奥さん、そんなボリュームでTV見てるんですか?」
「いや。地デジになってから、局によって音量が全然違うんだって」
「は〜適音だったのが、チャンネルを変えると爆音になる。そのたんびに怒って、目が覚める」
「なるほど。それで車で寝てたんですか」
「そのとおりでございます」

「意外にキレイ」
「ええ。意外というかとてもキレイ」
「水が多いよね」
「ええ。ヤバイですよね」
「意味分かってんの?ぺーは」
「はい。なんとなく」
「お!でたね。今。なんでのんないの?ペー行け」
「はい。あれ!?全然違うとこに行っちゃいました」
「まあ、始ったばっかりだし」
「社長、だんだんわかりますよ」
「え、何?ヤナギ」

「は〜寝るか。全然ダメだし」

「社長、見てください。こんなの釣れました」
「え!?セミ」
「はい、セミです」

「あ〜あ、本日リール3台も使ったのにダメだったね」
「その3台目も終わりですか?」
「終わりではないけど、危ない」
「時間も時間なんで、終了ですか」
「そだね。ペー、終わりにしよう」
「ええ!?さっき、唯一バイトがあったんですけど」
「そりゃあ、そうだわ。ヤナギの言ってた意味がわかったよ」
「アタリがありそうなのは、ぺーだけです。後ろの2人は無理です」
「はい、終了」

あとがき
「あれ!?向うチームはもう上がってますよ」
「ほんとだね。柳沢君」
「まあ、こんな時間ですから」
「良く分かったよ。ヤナギが言ったこと」
「わかりました?」
「近過ぎてどうしようもねえよ」
「そうなんですよ。自分で精一杯ですから」
「まだ操船しながら、釣りをするのは厳しいだろうな〜」
「ええ。でも、やりたがるんですよ」
「そういう先輩が2人いたからね。でもまだ、距離もスピードもポイントも良く分かってないわけだから、あのままほおっておくと、他の人にも迷惑がかかる」
「ええ。そうですね。次回は俺が、キ・ビ・シ・ク指導するから」
「え!?何ですか?何ですか?僕なんかやっちゃいました?」
「あ〜やっちゃったことすら、自覚してないから、次回ね。ときに山田君、どうだったの?」
「サミシイのが1回づつ」
「あ〜こっちは、俺に5回出たよ。でも、うち3回は同じ魚。3回出てものらない」
「なるほど。残念でした。自分は来週ダメなんで、金井君と2人で楽しんできてください」
「2人じゃないよね?金井君」
「はい、たぶん8人か9人位になるかと思います」
「流石、異教徒軍団。お盆もお構いなし。来週をお楽しみに〜」


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