復帰、通常修行 in 鬼牧川(2011.06.27)

「こんにちわ、お疲れ様でした」
「いらっしゃい、ほんとお疲れ様でした。山田君」
「ええ、厳しかったですよ。今回は」
「今回もだろう」
「ええ、それは社長もですよ」
「いやいや、俺は今回は、だよ。どっちにしても、厳しかったね。52も、みんなの温情で、釣らしてもらったようなものだから」
「そこまでではないですけど、厳しかったですね。で、月曜日はどんな感じですか」
「修行再開ですよ、山田君」
「八郎も修行の一環と、考えた方が良くなかったですか?」
「おっしゃる通り。さらに厳しい修行、もはや荒行とよんでも良かったよね」
「ええ、まったくですよ。そのせいですか?釣行記が全然面白くなかったのは」
「あ〜あれね。ほんとつまんなかったよね。釣りうんぬんよりも、本人がSK8で疲れちゃって」
「え!?『SK8はやらない』って言ってたじゃないですか」
「22日は無理だよ。23日に車と店と作業場を掃除して、いけるかなっとやったわけさ」
「あ〜23日ですか。休みでしたね」
「そう。そのSK8がすこぶる調子良くて、張り切り過ぎて、24、25はだるくてだるくて、大変だった」
「要は遊び過ぎってことじゃないですか?」
「正解です。そこへ部長が来たもんだから、更新したわけよ」
「ええ。皆さん待ってますから」
「ね〜。ただ長いだけで、盛り上がりもなく、キレもなく、釣れない遠征日記ってな具合」
「ええ。そんな感じでしたよ」
「ときに、そんな話をしにきたわけ?」
「それも含めてですよ。これは、ご覧の方々の声ですから、代弁者ですよ、自分は」
「う○こ〜!!なわけね」
「う○こはしますけど。う○こではありませんよ」
「あ、そうなんだ。で?」
「ええ、月曜日ですよ。どんな面子ですか?」
「俺、金井は不動だね」
「自分もですよ」
「うぉっほっほっほっほ。不動になってどうする。面接は?」
「ええ。進めてますよ」
「良かったじゃん」
「3人ですか?」
「いやいや。ハルオ君が来るよ」
「お!同級生の粕谷ハルオ君」
「そう。山田君の従兄弟の粕谷君とだぶるから、改名ハルオ君。本名だけどね」
「うぉっほっほっほっほ。いいじゃないですか。彼はハルオ君って感じですよね」
「例によって、現地に4時集合!風呂入れよ、宿題やれよ」
「それは、『8時だよ』ですね、4時ではないですよ」
「さっすが、山田君。ソッコウで返すね」
「ええ。だいぶ慣れましたよ。じゃあそういうことで。金井君には連絡しておきますよ『宿題やれよな』って」
「金井君はわかんねえだろ。まだヨチヨチ歩きの頃だで」
「あれ!?そうでした?」
「言ってたじゃん、『俺と20、山田君と11違う』って」
「うぉっほっほっほっほ。さみしいですね」
「慣れるよ」
「わかりました。そういうことで」

本日の登場人物

金井君。「どうなんですか?川は」「水が多いらしい」

粕谷君。改めハルオ君。「ごぶさたしてます」「やあ。厳しいよ」

山田君。「再開ですね」「何?仕事」

私。「今日までここだよ、山田君」「来週から違うんですか?」「そう。雨でできなくなるからね」

「あれ!?もう来てるよ、金井君たち。早いね」
「ええ。ワイパーとは違いますから」
「おはようございます」
「やあ、ハルオ君」
「お疲れさんでした、金井君」
「お疲れ様でした。山田君」
「違うから、金井君。須田だから」
「え!?山田さんじゃないんでしたっけ?」
「ハルオ君、須田、だから。良く覚えておいてね。金井君も余計なこと言わないように」
「自分は何も言ってませんよ。社長じゃないですか?」
「あそう。ハルオ君、良かったら電話番号でも交換する?」
「え!いいんですか?」
「たぶんしないと思うけど、電話は」
「なんだそれ。ハルオ君、山田君はこんなヤツだからね」
「社長、困りますね。そういうことでは。みんなが『山田』って思っちゃうじゃないですか」
「いいんじゃね。ときに、やっぱ濁ってるし、水が多いね」
「ですね。社長どうします?」
「良ければ、下りようかな」
「ええ。構いませんよ」
「じゃ、山田君、いつも通り、修行開始です」
「うぉっほっほっほ。釣りますよ」

「水の多い、山田ワンドへ。渾身の一投。えい!」
ちゃぽ。ボン!
「あれ!?いきなりルアーすっとばされた」
「幸先いいじゃないですか」
「そんなこと言ってないで、第2の矢、行ってよ」
「わかりました」
シーン
「やっぱりね」
「え、なんですか?ここも人柄の木とか言うわけですか?」
「いやいや。ここは山田君ならではの山田ワンド」
「じゃあ?」
「やっぱり、水が多いから出ないんだねっと」
「あ、そうですか。さみしいですね」
「ええ。全く。下流行ってみるか」

「八郎潟ではいまひとつだった、G−DOGXチャート祭り。
ここではどうかな?」
ぴぃゅーん。ぽちゃ。くいくい。パシャ。
「お!食った。食ったよ、山田君」
「出ましたか」
「すっごい引くんだけど」
「マジですか。出方しょぼかったのに」
「う〜巻けない…」
「巻いてください。早く」
「あ、すいません」
「はい、すくいました。でかいですよ」
「あれ!?太いね」
「46ですよ、社長」
「幸先いいね」
「全くです」

「う〜ん。反応がいいかと思って、対岸も含めて3周もしたのに、何もおこらない」
「ええ。何にもですよ」
「眠くない?」
「眠いですよ。でも、寝る前に金井君に電話してみましょう」
「あ、そうだね」
「金井君?え!?何?釣ったの?」

「釣りました。45cmです。キュウイノイジーです」
「ハルオ君は?」
「ばらしました」
「マジで。寝るから」

「山田君、ぼちぼち終了の時間が迫ってるけど…」
「ええ、わかってますよ、社長」
「あのあと、ハルオ君もばらして、アタリがないの山田君だけだね」
「ええ。金井君もばらしたって言ってましたよ」
「こっちは、2回も昼寝しちゃったから、ダメなんかな」
「いえ。そんなことはないと思いますよ」
「だよね。起きてても、釣りにならないし」
バシャ!!
「あ、出ましたよ。おかわりは?おかわりは?ないの?ないの?」
「はい、ないそうです。奇跡のワンバイト。本日、これにて終了〜」
「あ、お疲れ様でした。社長」

あとがき
「お疲れ〜お2人さん」
「お疲れ様でした」
「お世話になりました〜」
「惜しかったね、ハルオ君」
「はい。1匹目はひさびさだったんで、びっくりアワセをしてしまいました」
「2匹目は?」
「それを踏まえて、しっかりアワセたんですけど、ジャンプされて逃げられちゃいました」
「それのシーンを克明にメールで山田君へ送ってあげて」
「え、いいんですか」ウキウキ
「要らないよ、ハルオ君」
「いいじゃん。メールアドレスも交換したことだし」
「い〜え、社長。そういうのはいいんです」
「あそう。じゃあ山田君のノーバイト日記でも送ってあげれば?」
「社長、ノーバイトではありません。1回ありましたから」
「あ〜そうだったね。終了間際、奇跡のワンバイト」
「ええ。びっくりもせず、冷静にいたのに。おかわりはありませんでしたよ」
「このままじゃあ、おさまりもつかないから、デリっちゃいますか?」
「しませんよ、そんなことは」
「あ、暴力的になっちゃうんだ。こういうときは」
「ええ。そういうこともありませんよ」
「社長、好調ですね。八郎から3連勝ですよ」
「そうだね、金井君。脱小物釣り師、宣言しちゃう?」
「いいんじゃないですか。いいと思いますよ」
「あ〜金井君、まだ早いと思うよ。来週を見てからで、いいんじゃないかな?」
「厳しいね、山田君。釣れてないのに」
「ええ。来週は釣りますよ。相性がいいですから」
「それって、あちこちで言ってない?」
「ええ。気持ちだけは」
「大事だね。はい」
「釣果ばかりにこだわるのは、良くないですよ。社長」
「そうだよ。俺もそう思う。でも、一番こだわってる風なのは、誰かな〜?」
「旦那ですかね?」
「旦那?旦那はそうだな。何してるかね。いいんだよ。旦那の話は」
「八郎土産、買ってたじゃないですか」
「買ったけど。まさか来ねえだろ、あんなことしといて」
「いえいえ。旦那ですから、来ますよ。親睦会もあることだし」
「あ〜そうだね。6月も終わりだし。早いね。次回はいつかな?ハルオ君」
「あ〜はい。それは山田さんと相談して」
「ハルオ君、須田だから。それに相談は金井君としてね」
「あ、わかりました」
「さて、金井君、来週は場所が変わる可能性大なんだけど」
「もしかして、送迎ですか?山田君の」
「可能性ありだね」
「ヤバイですね」
「そう。ヤバイよ。俺は兄ぃと2人だから」
「雨次第ということですか」
「だね。果たして、山田君の復帰1匹目はなるのか?そして、面接はどうなるのか?お楽しみに〜」
「社長、勝手に進めないでください。それに須田ですから」
「いいじゃないの。また来週〜」


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