予行演習 in 鬼牧川(2011.06.06)

「こんにちわ」
「こんにちわ、山田君。ハローワークですか?」
「ええ、そうです」
「特に変わらずですか?」
「ええ、全く。月曜日はどうですか?」
「兄ぃと部長が参加です」
「練習ですか?八郎の」
「そう。先週は無念の中止だったので、今度のわけよ」
「ええ。台風でしたから、仕方ないですよ。今年はいいんじゃないんですか」
「そうね。雨にも祟られてないし。先週が今季初だった」
「じゃあ、5人ですか?」
「いやいや。もう一人練習のぺーがいるから6人」
「分かりました。金井君には自分から連絡しておきますよ」
「雨が降んなきゃいいけどね」
「ええ。全くです」

本日の登場人物

金井君。「」「」

ペー・ヨン。「練習です」「太鼓の?」「違います」

山田君。「先週の分まで釣りますよ」「だといいけど」

矢島兄ぃ。「すいません。乱入で」「仕事は何時からです?」「夜10時からです」

部長。「仕事ですか?」「夜勤なんだって」

私。「…というわけなので、午後は2人です。部長」

「か〜水が多いね〜」
「ええ、やっぱり相当降ったんですね」
「じゃ、まあ、のんびり行ってみましょう」

「全く反応がないね」
「はい、全然」
「ぼちぼち上流へ戻るか。
兄ぃが帰る時間も迫ってるし」

「兄ぃ、お疲れ様でした。残念でした」
「ええ。大丈夫です。いい練習になりました」
「じゃ、頑張ってくださ〜い」
「俺はもう眠くて仕方がないから、寝るから。部長、やりたかったら、自分で操船してね」
「いえ、寝ます」

「やっぱ、橋の下は涼しいね。俺は日向の方が好きだよ」
「あ、そうですか」
「ど〜れ。午後の部、行ってみるか」

「お!出た。けど、アワセない」
「何でですか?」
「バス…じゃない。たぶん、小雷魚かナマズかカエル」
クンクンクン。スー
「おー外れたよ。良かった、バーブレスで」
ボフ。
「…」
「フン!」
「部長、何やってんだよ。それ雷魚だよ」
「え!?マジですか」
「音が違うじゃん。アワセないから、見送ったと思ったのに」
「いえ。びっくりアワセをしないように心がけました」
「いやいや。待ち過ぎだよ。完全に雷魚のタイミングだよ」
「あ。外れました」
「そんなブレード付けってから、食われちゃうんだよ」
「本日、2回目のアタリです。良かった、ノーバイトでなくて」
「そだね。魚だけ、大したものだよ」

あとがき
「や〜山田君、お疲れ〜」
「おつかれさまでした、社長。どうでした」
「真っ黒な魚のようなカエルのようなのが、1回のった」
「こっちも似たようなもんですよ。鯉ですよ鯉」
「なるほど。こういう状況じゃあ、しょうがないよね」
「ええ、よりによって、前の日に土砂降りですから」
「自称、晴れ男のペーはどうだったの?」
「僕のも、鯉みたいだったです」
「やっぱりか。金井君は?」
「同じです」
「こっちは、兄ぃがノーバイ。部長が2回アタリがあって、1つはたぶん雷魚」
「とんだ日だったですね。来週はどうなんですか?」
「3人は不動じゃないの。ね〜金井君?」
「はい、山田君の就活次第では…」
「あ〜金井君。6月いっぱいは釣りだから。それからだから」
「だそうです」
「来週をお楽しみに〜」


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