去年と一緒の面子だよ in 鬼牧川(2011.05.16)

「こんにちわ。ハローワーク行ってきました」
「いらっしゃい。間もなく730連休達成の山田君」
「ええ。困ったモンですよ」
「おかしいじゃん。休み明けには、新職につくという話じゃああ〜りませんか?」
「なんですか、それ」
「昔あったでしょ、こういう言い方する人。そんなことより、どうなのよ」
「ええ、そこですよ。内容が全く違うんですよ。当初の話と」
「どげな風に?」
「ええ。深夜労働です」
「いいじゃん、早朝だって」
「いえいえ。風俗とは違いますから」
「やっぱ、それなんだ。朝○ちを利用してかい?」
「そんなもん利用しなくたって。いつでも来いですよ」
「あ、そう。それは結構だね。で、今日は?」
「社長、月曜日ですよ。こうなったら、毎週行きますよ」
「って言うか、毎日いけるよね」
「ええ。行こうと思えば」
「あ〜。何にもしてないから、エレキ踏めない。船運べない。しかも、道すら知らない。どこにも行けないじゃん」
「そんなことはないですよ」
「そうですか。じゃあ、まあ月曜日お願いしますよ」
「どんなメンバーですか?」
「去年の今日と全く一緒」
「え!?じゃあ、兄ぃ、自分、社長と金井君、粕谷君ですか」
「はい。と、杉山君」
「あ〜、金井君の職場の後輩」
「そう。山田君同様、未だノーフィッシュ」
「ええ。釣りますよ。ね〜杉山君」
「あ〜そう電話してみたら?」
「じゃあ、現地に4時ですか」
「正解です」
「わ・か・り・ま・し・た。金井君には自分から電話しておきますよ」

本日の登場人物

金井君。「今日は去年の今日と同じです」「あ〜いわゆるガイド」「はい、お世話係りです」「いいじゃん。俺なんか毎回だよ。でかくてジャマなんだよね〜」

粕谷君。「ごぶさたしてます」「今日もいいガイドつけたから」「ええ。浩美君にはいつもお世話かけっぱなしで」「大丈夫大丈夫。『郷、郷』って言っちゃうから」

杉山君。「おひさしぶりで〜す」「郷、郷」「それって何ですか」「ひろみ、郷」

矢島兄ぃ。「う〜ん。自分はわかりますよ、ねぇ〜山田君」「須田ですよ、兄ぃ。もちろんわかりますよ」

山田君。「皆さん、こんにちわ。飛ばしますよ、今日は」

私。「去年の今日は、初バスで40アップを釣りました」「自分もですよ、社長」「あれは釣ったと言えるのかぁ?すぐに巻かれて、俺が取りに行ったんだよ」「ええ。今年は飛ばしますよ」

「意外に水が多いね」
「ええ。降りましたから、結構」
「そう言う山田君的には、どんなコース取りで?」
「社長、通常通り、下りましょう。いいよね、金井君」
「はい、自分は何でも。ガイドなんで」

「出ないね。おっ!普段は水が少ないけど、今日はいける。あのブッシュの後ろ。えいっ!」
びゅーん、ちゃぽ。ジャラジャラジャラ。
「あ〜あ、あっちの方がいいかな」
「社長、よそ見してますけど、ルアー消えてますよ」
「え!あ、ホントだ。ない。おりゃ」
バシャ、バシャ、バシャ、ジャボン。
「でかい。けど、ばれました」
「またですか、社長。4回来て8匹ばらしてますけど」
「山田ウィルスはしつこい」
「違うと思いますけど、元気が出ましたよ。ねえ、兄ぃ」
「お!お!のった」

「来ました。今季初です」
「34だけど、立派ですね体型が」
「釣りますよ。うぉっほっほっほっほっほ。
ルアーは大吉のリバスペですか」

「あ〜あ、シンとしちゃったね」
「ええ。自分もばらしましたし。あそこで寝ませんか?」
「飯食って、寝るか。牛になっちゃうかもしんないけど」
「なんですか、それは」
「知らない?食べてすぐ寝ると牛になるって。牛はそうらしいよ」
「いえ。今は違います。食後30分は休憩ですよ」

「あ〜良く寝た」
「ほんと社長は凄いですね。一瞬で寝ますね」
「それだけ、疲れてるってことだよ。毎週、山田君のお世話で」
「そんなことはないですよ」
「って言うか、風凄くない?」
「す、凄いです。白波立ってますけど」
「じゃあ、全開で戻るか。危ないし」
「そうしましょう。兄ぃ、全開ね」

「ちょっと静かになったから、この辺でやってみるか」
「はい。いいですね」
「あ〜これじゃ、ダメかな。でかいし…」
「何だよ、山田君」
「実は、怪我見舞いのお礼に、でかいチャートのルアーを貰ったんですよ」
「あ、大下さんね。だいぶ前の話だね」
「ええ。チャートなんで、投げてみたんですけど」
「いいじゃない。今年はチャートが熱いよ。でかいって言ったって、それにくるヤツはでかいよ」
「ええ」
「あれ。信じてないんだ。それじゃあダメだよ。何なら、俺が投げるよ。俺にくれよ」
「ええ。大丈夫ですよ。一生懸命投げますから」
「そうだよ。信じるものは、救われちゃうんだから。俺も風が吹いたら、ビッグバドに変えてみるかな」
「ふっ!!ふっ!!」
「あれ!?竿曲がってる。出たんだ。早く寄せて」
「社長。巻かれてます…」
「また…んじゃ、すぐ寄せるから」
「ええ。あそこです」
「ああ、良くついてたね。後ろのハリだけなのに」
「ええ。信じてますから」
「はい、キャッチ〜。あれ!?」

「山田君、ちゃっかりバーブが付いてるじゃん」
「ええ。ちょっと」
「このルアーの投げる前は、『危ない』とか言って、
つぶしてたクセして。本命チャートはバーブつきなんだ」
「ええ。たまたまですよ」
「それは自由だからね。でかいよ、やっぱり」
「はい。推定44cmです」
「いやいや、推定じゃなくて、測ってよ」
「あ〜23cm?」
「社長。44cmです」
「やばいなぁ〜。勝者、山田君で、敗者、俺…」
「いやいや、社長。こ・れ・か・ら・で・す・よ」

「バシャバシャだから、下りるよ」
「はい、金井さん。自分はこれで」
「杉山よ〜。そのペンシルベイトじゃあ、
魚全然気付かないから、もっと派手なのないの?」
「はい、じゃあ、このラッキー13ブレードチューンで。
色はチャート系です」
「それでアピールした方がいいよ」

「出た!金井さん、のりました」
「ほんとに出たね。今すくうから」
「嬉しい。41cmです。初トップが41です」
「やべ。敗者かもしれない」

あとがき
「お疲れでした、社長」
「全くね」
「今日は惜しかったですね」
「あ〜ん!?『今日もいいのをばらしましたね』って言いたいんだろ、山田君」
「いえいえ。そんなことはありません。とても惜しかったです」
「どうですか、兄ぃ。このコメント?でかいだの、こんなんじゃダメだとか、文句ばっかり言ってたクセして」
「はい。最後は持って行かれちゃいましたね」
「社長、次がありますから。金井君はどうだったのかな?」
「ワンバイです」
「あ、そう。残念だね〜。粕谷君はどうなの?え、あノーバイ残念だね。杉山君は?」
「釣れました。初めて釣れました」
「え!釣ったの?良かったじゃない。おめでとう」
「須田さん、40アップですよ」
「マジで?杉山君」
「はい。初バスが40アップです」
「40アップはわかったから、何cm?」
「あ〜山田君、何焦ってるのかな?杉山君が勝者でいいじゃない」
「いえ、社長。こういうことは、はっきりしないとまずいです。杉山君、何cm?」
「はい。41です」
「あ、41。おおっきいね。良かったじゃん、初バスが41で」
「どうですか、兄ぃ。この変わりよう」
「あっはっはっはっは」
「あ〜ということは、屈辱の敗者は、俺、金井、粕谷君の3人だ」
「うぉっほっほっほっほ。久々の勝者ですよ。食事はサブ店のとこでお願いします」
「だってよ、金井君」
「あそこのコンビニに、藪ソバと提携して新発売ってなってますよ、須田さん」
「金井君、サブ店で食べるから」
「もつ煮もつけますよ」
「金井君、ダメ」
「あ〜あ、しょうがねえな。みんなでサブ店に行くか」
「社長、そのあとはマッハもお願いしますよ」
「はい、敗者ですから」
「うぉっほっほっほっほ。勝者です」
「はい、また来週〜」


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